システムの復元が終わらない原因
システムの復元はMicrosoft Windowsのユーティリティであり、オペレーティングシステムを保護し、以前の状態に戻すために設計されています。この機能は、OS全体を再インストールすることなくシステム変更を取り消すことができるため、非常に便利です。
Windowsでシステムの復元がどのくらい時間がかかるかご存知ですか?通常、システムのサイズに関わらず、一般的には20~45分ほどです。
そのため、システム復元プロセスが数時間も終わらない・進まない場合は、いくつかの対策を取る必要があります。その前に、システムの復元がフリーズする原因を突き止めましょう。
ディスク容量の問題
システムの復元が終わらない問題は、ディスク空き容量不足が原因である可能性があります。バックアップドライブにシステムの復元ポイントを格納するのに十分な空き容量があることを確認してください。
システムファイルの破損
OSが正常に動作するために、システムファイルは重要です。これらが破損すると、システムがフリーズしたり反応しなくなったりする可能性があり、システムの復元機能の動作にも影響を及ぼすことがあります。
問題のある復元ポイント
システムの復元を実行する際、復元ポイントが重要な役割を果たします。復元ポイントが失われたり破損したりしている場合、この機能は正常に動作しません。
不良セクタ
ハードディスクに不良セクタが発生すると、ハードディスク全体が使用できなくなったり、該当セクタに保存されているデータが失われたりする可能性があります。この状態でシステムの復元を実行すると、処理が失敗することがあります。
では早速、以下の解決策に従ってシステムの復元の問題を修正してみましょう。
システムの復元が終わらないときの基本対策
システムの復元が初期化画面で進まない場合とファイル復元処理で停止した場合の両方に適用できる解決策がいくつかあります。より複雑な対処法に進む前に、まずこれらの方法を試すことをおすすめします。
1.しばらく待つ
システムの復元がフリーズしたというエラーが起きたら、しばらく待ちましょう。パソコン内のデータやファイルのサイズが大きなため、処理に時間がかかる場合があります。
数時間待っても問題が解決しない場合は、次の方法を試してみてください。
2.強制シャットダウンと再起動
システムの復元が正常に機能しなくなる原因が、些細な問題や一時的な不具合である場合は、「電源」ボタンを長押しして強制的にシャットダウンし、再起動することで改善することがあります。
その後、システムの復元が失敗する原因となる可能性のある問題を検出・修復するため、PCの完全な診断を推奨します。システムの復元を再度実行し、初期化またはファイルの復元中にフリーズする現象が解消されるか確認してください。
3.セーフモードでシステムの復元を実行する
システムの復元が依然として時間かかる場合は、セーフモードで実行してみてください。これを行うには、Windows回復環境を起動するためのUSBドライブやDVD/CDなどのインストールメディアを作成する必要があります。
下記の手順に沿って操作してください。
ステップ1.正常に動作している別のパソコンで、インストール用USBドライブまたはディスクを作成します。
ステップ2.作成したメディアを問題のあるパソコンに挿入し、メディアから起動するよう起動順序を変更します。
ステップ3.「Windowsのインストール」画面で「コンピューターを修復する」を選択し、WinREを起動します。
ステップ4.「オプションを選択してください」>「トラブルシューティング」>「詳細オプション」>「スタートアップ設定」>「再起動」の順に進みます。
ステップ5.「F6」キーを押して、「セーフモードとコマンドプロンプトを有効にする」を選択します。

ステップ6.次に、アカウントを選択し、パスワードを入力します。
ステップ7.ポップアップ表示されたコマンドプロンプトウィンドウに「rstrui.exe」と入力し、「Enter」キーを押します。
ステップ8.これにより、セーフモードでシステムの復元を実行できます。
4.システムファイルチェッカー/DISMを実行する
「システムファイルチェッカー(SFC)/DISM」を使用して、システムの復元が失敗する原因となる破損したシステムファイルを確認・修復することもできます。SFCは、Windowsで破損したシステムファイルをスキャンするのに役立つWindowsユーティリティです。
SFCを実行してWindowsをスキャンするには、下記の手順に沿って操作してください。
ステップ1.同じ方法でインストールディスクを使用して「WinRE」を起動します。
ステップ2.「オプションを選択してください」>「トラブルシューティング」>「詳細オプション」>「コマンドプロンプト」の順に移動します。
ステップ3.アカウントを選択し、パスワードを入力します。
ステップ4.コマンドウィンドウに「sfc /scannow」と入力し、「Enter」キーを押して実行します。

ステップ5.検証は約5分で終了しますので、しばらくお待ちください。
Windowsが破損したファイルを検出したら、完全に修復します。また、不具合が検出されない場合もあります。より深く修復するには、コマンドプロンプトで「DISM /Online /Cleanup-Image /Restorehealth」を実行してください。
完了後、システムの復元を再度実行し、ファイルの復元/「初期化しています」画面が終わらない問題があるか確認します。
5.スタートアップ修復を有効にする
それでもフリーズ状態が改善しない場合は、スタートアップ修復で修正を試みてください。このツールはシステムファイルをスキャンして問題を修正します。あわせて、ブートマネージャーの問題が原因で発生する、システム復元の停止問題についてもトラブルシューティングを行います。
具体的な操作手順は以下の通りです。
ステップ1.解決策3と同じ方法で「WinRE」を起動します。
ステップ2.次に、「オプションを選択してください」>「トラブルシューティング」>「詳細オプション」>「スタートアップ修復」の順に進みます。

処理が完了するまで待ち、その後システムの復元を再度お試しください。
6.別の復元ポイントを使用する
システムの復元が失敗し、コンピューターがファイルの初期化または復元中に止まって進まない場合、別の利用可能な復元ポイントを試すのが良い選択肢です。
#パソコンを正常に起動できる場合
ステップ1.「Windowsの検索」から「コントロールパネル」を開き、「システムとセキュリティ」に移動します。
ステップ2.中央セクションの「システム」をクリックします。
ステップ3.左側のメニューから「システム保護」を選択します。
ステップ4.「システムの復元」ボタンをクリックし、画面の指示に従って別の復元ポイントでPCを復元します。

復元ポイントを変更しても問題が解決しない場合、原因は別にある可能性があります。その場合は、新しい復元ポイントを作成し、問題が解決するか確認してください。
#回復モードしか起動できない場合
「解決策3」と同じ手順で「システムの復元」を起動し、別の復元ポイントを選択してシステムの復元を実行します。
7.クリーンブートを試す
特定のMicrosoftサービスがシステムの復元機能を妨げる可能性があります。Windows PCを起動できる場合は、クリーンブートを実行してみてください。このモードでは、システムに必要なドライブとスタートアッププログラムのみを有効にすることで、サードパーティ製アプリやスタートアッププログラムによる干渉を排除できます。
クリーンブートを有効にする手順は以下の通りです。
ステップ1.「Windows + R」キーを押して「ファイル名を指定して実行」ダイアログボックスを開きます。
ステップ2.「msconfig」と入力し、「Enter」キーを押します。
ステップ3.「システム構成」で「サービス」タブを選択>下部の「Microsoftのサービスをすべて隠す」にチェックを入れる>「すべて無効」をクリックします。

ステップ4.次に、「スタートアップ」オプションに移動し、「タスクマネージャーを開く」をクリックします。
ステップ5.「タスクマネージャー」で各項目を1つずつ選択し、「無効にする」をクリックします。これにより、コンピューターの起動時に不要な項目が自動的に実行されるのを防ぐことができます。
ステップ6.完了後、タスクマネージャーを終了し、「OK」をクリックして変更を保存します。
ステップ7.コンピューターを再起動し、システムの復元を再度試行してください。
システムの復元が終わらない時の具体的な対処法
このセクションでは、システムの復元が「初期化しています」画面で止まって進まない場合と、ファイル復元が終わらない場合に役立つ解決策をいくつかご紹介します。
ケース1 – システムの復元が「初期化しています」画面でスタックする

1.Volume Shadow Copyサービス(VSS)を確認する
システムの復元が「初期化しています…」で終わらない原因は、Volume Shadow Copy Serviceサービス(VSS)が実行されていないことが考えられます。
VSSの状態を確認する手順:
ステップ1.「検索」バーに「service.msc」と入力し、「Enter」キーを押します。
ステップ2.スクロールして「Volume Shadow Copy」を探し、ダブルクリックします。
ステップ3.「全般」タブで、「スタートアップの種類」メニューを開く>「自動」に変更>「適用」をクリックします。

ステップ4.その後、「開始」と「OK」をクリックします。
2.ウイルス対策ソフトを無効にする
時には、ウイルス対策ソフトが復元操作を妨げるため、システムの復元が失敗したり正常に完了しないことがあります。そのため、ウイルス対策ソフトを実行している場合は、それを一時的に無効にしてください。
#ウイルス対策ソフトを無効にする:
ステップ1.ウイルス対策ソフトを開き、「設定」画面にアクセスします。
ステップ2.「無効化」「保護の一時停止」「オフにする」などのオプションを探して無効化します。
#Windows Defenderを無効にする:
ステップ1.「Win + R」キーを押して「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開きます。
ステップ2.「regedit」と入力し、「OK」をクリックして「レジストリ エディター」を開きます。
ステップ3.「HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Windows Defender」に移動します。
ステップ4.「DisableAntiSpyware」エントリを探し、ダブルクリックして、値のデータを「1」に設定します。
ケース2 – システムの復元「ファイルを復元しています」画面が終わらない

1.イメージでシステムを回復
完全なシステムイメージをお持ちの場合、WinRE内の「イメージでシステムを回復」機能を使用してWindowsシステムを復元できます。
ステップ1.インストールメディアから「WinRE」を起動します。
ステップ2.言語とキーボード入力を選択します。
ステップ3.「トラブルシューティング」>「詳細オプション」>「イメージでシステムを回復」>「Windows 11/10」を選択します。

ステップ4.システムイメージを選択し、「次へ」をクリックします。
ステップ5.「完了」をクリックして開始します。完了後、PCを再起動してシステムの復元が終わらない・フリーズした問題が修正されるか確認してください。
2.ハードディスクを確認する
システムの復元が復元中に停止する問題を修正するには、ハードディスクに問題があるか確認することも必要です。
下記の手順に沿って操作してください。
ステップ1.回復画面が表示されたら、「トラブルシューティング」>「詳細オプション」>「コマンドプロンプト」をクリックします。
ステップ2.「chkdsk /r /f」コマンドを入力し、「Enter」キーを押します。
システム復元失敗時の最後の手段
上記の方法をすべて試しても、Windows 10 で初期化やファイル復元が最後まで完了しない場合は、次の操作を実行してください。
- 完全なシステムリセット
- Windows再インストール
システムの復元に代わる最適な選択肢 – MiniTool ShadowMaker
システム復元の問題が繰り返し発生するのを防ぐため、代替手段としてWindows用のバックアップと復元ソフトの使用を検討するのも一案です。
どの製品を選べばよいか迷っている場合は、数多くのバックアップソフトの中でも際立っているMiniTool ShadowMakerを強くおすすめします。Windows 11/10/8/7に対応し、ディスク・システム・パーティション・ファイルのバックアップを簡単に完了できます。
このツールでは、自動バックアップをはじめ、増分・差分バックアップにも対応しており、柔軟にPCをバックアップできます。
MiniTool ShadowMaker Trialエディションの使い方は以下の通りです。
①Windows 11/10をバックアップする
ステップ1.プログラムをダウンロードしてインストールし、「体験版で続く」をクリックしてメイン画面に入ります。
MiniTool ShadowMaker Trialクリックしてダウンロード100%クリーン&セーフ
ステップ2.「バックアップ」ページでバックアップソースと保存場所を指定します。

「ソース」モジュールでは、デフォルトでシステムパーティションが選択されています。「バックアック先」をクリックして保存場所を指定できます。一般的には、外付けHDDやUSBドライブが推奨されます。
ステップ3.「今すぐバックアップ」をクリックしてプロセスを開始します。
②バックアップから復元する
システム障害が起きたら、外付けHDDからWindowsイメージを簡単に復元できます。
ステップ1.MiniTool ShadowMakerの「メディアビルダー」で起動可能なUSBドライブまたはCD/DVDを作成します。
ステップ2.作成後、問題のあるPCにメディアを挿入し、起動順序を変更してメディアからPCを起動します。
ステップ3.次に、「MiniTool PE」に入ります。「MiniTool ShadowMaker」を起動し、「復元」に進みます。

ステップ4.システムイメージを選択します。リストに対象のバックアップが見つからない場合は、「バックアップを追加」をクリックし、検索して手動で追加できます。
ステップ5.次に、復元するバックアップバージョンとボリュームを選択します。

ステップ6.イメージを復元するディスクを選択します。通常は元のシステムディスクが推奨されます。
ステップ7.最後に、復元が完了するまで数分間待ちます。
さらに読む:システムの復元とシステムバックアップイメージの違い
Windowsでは、システムの復元が初期化中やファイル復元中に停止し、処理が進まなくなることがあります。このような問題が発生すると、コンピューターを希望の状態に復元できなくなります。
システムイメージもシステムを復元できること知っていますか特にシステムが破損したりデータが失われた場合に役立ちます。
では、システムの復元ポイントとWindowsイメージバックアップの違いは何でしょうか?
システムの復元ポイント
システムの復元ポイントは、Windowsシステムによって自動的または手動で作成されるスナップショットです。主に特定の時点における主要なシステム構成要素の状態を記録します。具体的に以下の内容を含みます:
- システムファイル(Windowsディレクトリ)
- レジストリ設定
- インストール済みプログラムファイル
- システム設定と構成
ただし、ドキュメント、画像、音楽、動画、メールなどの個人ファイルは含まれません。復元ポイントは通常、システムディスク(Cドライブ)の隠しパーティションに保存され、使用する容量は比較的少ないです。
システムの復元は主に、ソフトウェアのインストール、システム設定の変更、またはマルウェアによって引き起こされるシステムの不安定性やクラッシュ、エラーを解決するために使用されます。システムファイル、設定、プログラムを復元ポイント作成時の状態にロールバックし、現在発生している問題を解決します。
#作成方法
1.自動:ソフトウェア、ドライバー、Windowsアップデートのインストールなど、重要なシステム変更が検出されると、Windows は自動的に復元ポイントを作成します。
2.手動:「システムの保護」で復元ポイントを手動で作成できます。

#メリット
- 作成が迅速で、必要な空き容量が小さい
- 復元プロセスが比較的速い
- 個人ファイルに影響を与えることなく、ソフトウェア/構成の問題を解決できます
- 通常、システムによって自動的に管理される
#デメリット
- 失われた個人データの復元には使用できない
- システムファイル自体が深刻な損傷を受けている場合やハードディスクが物理的に損傷している場合、復元ポイントが無効になる可能性がある
- 復元後、インストール済みのプログラムや更新プログラムはアンインストールされる
- 一部の設定がロールバックされる
Windowsバックアップイメージ
システムイメージとは、システムパーティション全体(通常はCドライブ)あるいはハードディスク全体の完全かつ正確なコピーです。作成時点におけるシステムパーティション上のすべての内容を含みます:
- オペレーティングシステム
- インストール済みプログラム
- システム設定と構成
- パーティション上のすべての個人ファイル、隠しファイル、スタートアップファイルなど
バックアップイメージファイルは、システムディスク以外の場所(別の内蔵または外付けハードディスク、NAS、DVD/USBフラッシュドライブなど)に保存する必要があります。これは、災害発生後の完全なシステム復旧に使用されます。例えば、ハードディスクの故障、深刻なシステムクラッシュ、ウイルス/マルウェア感染などです。
#作成方法
手動:バックアップを作成するには、バックアップと復元(Windows 7)やサードパーティ製バックアップソフト(MiniTool ShadowMaker、Macrium、Acronisなど)などのツールが必要です。
スケジュール:バックアップソフトを使って、定期的なバックアップをスケジュールできます。
#メリット
- ハードディスクの損傷など、最悪の事態にも対応可能
- オペレーティングシステム、プログラム、設定、個人ファイルを完全に復元可能
- 災害復旧のための最終手段
#デメリット
- 作成プロセスはデータのサイズに応じて長い時間がかかる
- イメージファイルは非常に大きいため、十分な空き容量のある外部ストレージが必要
- 復元プロセスはかなり遅い
- バックアップファイルは、ユーザー自身が管理・維持する必要がある
ご提案
システム復元ポイントとWindowsイメージバックアップを併用することが最も良い選択肢です。Windowsによる自動復元ポイントの作成設定は有効なまま維持しつつ、外付けHDDやNASにシステムイメージを定期的に作成しましょう。
これにより、システム復元ポイントは第一の防御ラインとして機能し、一般的なトラブルを迅速に解決できます。一方、システムイメージは最終的な防御手段として、深刻な障害やハードウェア故障への対応を可能にします。
システム復元ポイントのみに依存しないでください。重要なデータは、必ず別の方法でもバックアップを行いましょう。
結論
まとめると、本記事では、Windows 10でシステムの復元が終わらない・フリーズした問題の原因と解決策について詳しくご紹介しています。さらに、システム復元の代替手段としてMiniTool ShadowMakerによるシステムバックアップの作成方法を紹介し、システムの復元ポイントとシステムイメージの違いについても解説しました。
MiniTool ShadowMakerの使用時にご不明な点がございましたら、[email protected]までお気軽にお問い合わせください。できるだけ早く返事いたします。
システムの復元が終わらない:よくあるご質問
システムの復元が特定の進行状況で長時間停止しているように見える場合でも、まずはしばらく待ってください。数時間経っても進まない場合は、別の対処法を検討しましょう。
進行状況バーが長時間変化しない
画面が完全にフリーズし、操作を受け付けない
エラーコードが表示される(例:0x8000ffff)
復元失敗のプロンプトが繰り返し表示される
システムがループ状態となり、再起動を繰り返す
システムクラッシュやブルースクリーン
復元後にハードウェアの競合が発生する
復元後に新しくインストールしたソフトが動作しなくなる
復元後にシステムの更新が不安定になる
したがって、システムの復元を実行する前に、Cドライブ上の個人用ファイルをバックアップすることをおすすめします。
初期化とスキャン
復元前環境の準備
ファイルおよびレジストリの復元
再起動とクリーンアップ