Windows 10/7でBIOSに入れない
BIOS(Basic Input Output System)はマザーボードのチップ上に組み込まれたファームウェアで、コンピューターの最も基本的なシステムへのアクセスを可能にします。ハードウェア関連の問題をチェックするPOSTテストや、Windowsを初期化するためのブートローダーのロードを含む重要なものです。
BIOSに入らなくてもOSにアクセスできますが、問題を解決するためにBIOSの設定を変更したいとき、PCがBIOSで起動しないという問題にぶつかることがあります。
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多くのWindows 7およびWindows 10ユーザーからこの問題が報告されており、特にデュアルGPUを搭載したPCで発生しやすいようです。別のOSを実行したり、インストールしたりするために起動順序を変更したいときにこの問題が発生してしまうと、非常に苛立たしいものです。
BIOSにアクセスできないときはどうすれば良いでしょうか?次のパートでは、トラブルシューティングのヒントをご紹介します。
PCがBIOSで起動しない場合の対処法
BIOSバッテリーを外してCMOSをリセット
Windows 7をお使いの方は、BIOSバッテリーを外してCMOSをリセットします。どのOSでも試すことができますが、Windows 10をお使いの方には別の方法をお勧めします。
ノートパソコンの場合:
ステップ1: ノートパソコンの電源を切ります。
ステップ2: HDMIケーブルとUSBケーブルをすべて外します。
ステップ3: ノートパソコンのバッテリーを外し、プラグをコンセントから抜きます。
ステップ4: 通常、BIOSバッテリーは白いコネクターでマザーボードに差し込まれています。コネクターを外して5~10分待ってから、再び差し込みます。
ステップ5: ノートパソコンのバッテリーをもう1度取り付けて再起動し、問題が解決したかどうかを確認します。
デスクトップの場合:
ステップ1: 本体の電源を切り、USBケーブルとHDMIケーブルをすべて外します。
ステップ2: 電源コードを抜き、コンピューターのカバーを外します。
ステップ3: BIOSバッテリーの位置は、お使いのマザーボードのモデルによって異なります。腕時計のような平らなバッテリーを見つけて取り外します。
ステップ4: 5~10分ほど待ってから、元に戻します。
ステップ5: コンピューターを再起動します。
ヒント: バッテリーを外してCMOSをリセットする方法の他に、BIOSをリセットする方法があります。詳しくはこちらの記事「Windows 10でBIOS/CMOSをリセットする3ステップ 」をご覧下さい。
Windows 10でUEFIファームウェアの設定を行うには
Windows 10でBIOSにアクセスできない場合は、以下の手順に従ってBIOSに入ります。通常は、回復環境に入らず、OSを起動した状態から操作を行います。
ステップ1: 「スタート」→「設定」→「更新とセキュリティ」と進みます。
ステップ2: 「回復」ウィンドウの下部にある「今すぐ再起動」をクリックします。
ステップ3: 「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「UEFIファームウェアの設定」をクリックします。
ステップ4: 「再起動」をクリックすると、PCがBIOSで起動します。あとは自分の好みに合わせてBIOS設定を変更するだけです。
最後に
この記事を読んで、BIOSとは何か、コンピューターがBIOSで起動しないときにどうするかについてお分かりいただけたかと思います。BIOSにアクセスできない場合は、上記の方法をぜひお試し下さい。