パソコンの再起動やシャットダウン時に、「Windowsの準備をしています。コンピューターの電源を切らないでください」という画面のまま、何十分・何時間経っても先に進まないことがあります。このMiniTool記事では、電源を切る前に確認すべきポイントと、症状が改善しない場合に試せる7つの対処法をわかりやすく解説します。
なぜ「Windowsの準備をしています」で止まるのか
対処法を試す前に、主な原因を確認しておきましょう。原因によって、待つべきか・すぐに操作すべきかの判断が変わります。
- Windows Updateの適用処理に時間がかかっている:最も多い原因です。更新内容によっては数十分から数時間かかることもあります。
- ディスクの空き容量不足:更新プログラムの適用に必要な空き容量が足りないと、処理が長引いたり失敗したりすることがあります。
- システムファイルの破損、またはWindows Update自体の失敗:一部のファイルが正しく書き換えられず、処理が止まってしまうケースです。
- ハードウェアの不具合:メモリの不良やマザーボードのメモリスロットの不良が関係していることもあります。
原因を踏まえたうえで、まずは電源を切る前に以下のチェックリストを確認してください。
電源を切る前に確認すべきこと
- 待ち時間は2〜3時間を目安にする:多くの場合、Windows Updateの処理には数十分〜長くても2〜3時間程度かかります。この範囲内であれば、そのまま待つのが基本です。
- アクセスランプの点滅・ファンの音を確認する:ハードディスクのアクセスランプが点滅している、ファンの音に変化があるなど、処理が継続しているサインが見られる場合は、電源を切らずに様子を見てください。
- 周辺機器を取り外す:外付けHDD、USBメモリ、SDカード、プリンターなど、パソコンに接続している周辺機器が処理を妨げていることがあります。可能な限り取り外してみましょう。
- ノートパソコンはバッテリーも一度外す:周辺機器を外しても改善しない場合、バッテリーを一度取り外し、数分置いてから電源を入れ直すことで復帰することがあります。
上記を確認しても長時間まったく変化がない場合、電源ボタンを長押しして強制終了してください。
「Windowsの準備をしています」画面が終わらない現象の対処法
強制終了して再起動しても、再び「Windowsの準備をしています」という状態から抜け出せないことがあります。その場合、下記の対処法を試してください。
対処法1.スタートアップ修復または自動修復を行う
①電源ボタンを長押しして強制終了し、Windows の起動を3回続けて失敗させることで、Windows回復環境(Windows RE)を起動させます。強制終了で Windows REが表示できない場合は、正常に起動できるパソコンでインストールメディアを作成しそこから起動してWindows REに入ります。
②Windows REが起動し、「オプションの選択」画面が表示されたら、「トラブルシューティング」>「詳細オプション」>「スタートアップ修復」または「自動修復」を順番に選択します。

修復プロセスが完了するまでお待ちください。完了したら、パソコンを再起動して、「Windowsの準備をしています」画面から先に進まない状況が依然として現れるか確認してください。
対処法2.システムの復元
①Windows回復環境の「詳細オプション」に入って、「システムの復元」をクリックしてください。
②アカウントを選択してパスワードを入力して続行します。
③「システムファイルと設定の復元」画面で「次へ」をクリックします。

④任意のポイントを選択して、「次へ」をクリックします。復元ポイントの確認画面で復元内容を確認して「完了」をクリックします。

データが消えてしまった場合はMiniTool Power Data Recoveryで復元する
システムの復元や強制終了の後にファイルが見当たらなくなった場合、MiniTool Power Data Recoveryという専門のデータ復元ソフトウェアで復元できる可能性があります。システムの復元、誤削除、ウイルス感染、ハードディスクの破損、OSクラッシュなど様々な原因によるデータ紛失に対応でき、SDカード、USBフラッシュドライブ、外付けハードディスクなど様々なストレージデバイスからもデータを取り戻せます。
ステップ1:MiniTool Power Data Recovery無料版をインストールして起動します。データ上書きを防ぐため、消えたデータを含むドライブには絶対にインストールしないでください。
ステップ2:ソフトウェアのメインインターフェイスにある「論理ドライブ」または「デバイス」から対象場所を選択して、「スキャン」ボタンをクリックします。

ステップ3:スキャンが完了するまでお待ちください。完了後、「タイプ」や「フィルター」、「検索」機能で目的のファイルを見つけます。
ステップ4:取り戻したいファイルにチェックを入れて「保存」をクリックします。保存先は、元のドライブとは別の場所を指定してください。

「Windowsの準備をしています」画面が続き、Windowsが正常に起動できない場合は、ほかの正常に動作するパソコンでMiniTool Power Data Recovery起動版を使用する必要があります。ブータブルメディア(CD/DVD/USB)を作成してブータブルメディアから起動し、データを救出することができます。
対処法3.BIOSをデフォルトに戻す
マイクロソフトコミュニティで、BIOSをデフォルトに戻すことで「Windowsの準備をしています」問題を解決したという投稿が見つかりました。
①BIOS設定を開くには、パソコンの電源をオンにしたら、F2またはF12、Deleteなど各PCメーカーに対応したキーを何度か押してください。
②BIOSを初期化するオプション(例えばLoad Setup Defaults)を見つけるか、デフォルト値をロードします。変更を保存してBIOSから終了します。
前述の対処法でPCが起動できるようになったら、以下の対処法も一通り試してエラーチェックや修復を行ってください。
対処法4.トラブルシューティングツールを実行する
直接にWindowsに組み込まれているトラブルシューティングツールを使うか、Microsoftからトラブルシューティングツールをダウンロードして使用できます。Microsoftからダウンロードして使うものは、Windowsに組み込まれているトラブルシューティングツールより、幅広い問題を解決できます。
①Windows 10の場合:「スタート」ボタンを右クリック>「設定」>「更新とセキュリティ」>「トラブルシューティング」>「Windows Update」を選択し、「トラブルシューティングツールの実行」をクリックします。
Windows 11の場合:「スタート」ボタンを右クリック>「設定」>「システム」>「トラブルシューティング」>「その他のトラブルシューティングツール」>「Windows Update」の順に進み、「実行する」をクリックします。

②「問題を検出しています」画面が表示されます。「管理者としてトラブルシューティングツールを実行する」をクリックしてください。
③「Windows Updateデータベースの破損を修復してください」という画面が出たら、「この修正を適用します」をクリックします。
修復が終わると、見つかった問題が表示されます。問題がなければ、「解決済み」となります。問題がある場合は、「未解決」となります。
「詳細情報の表示」をクリックして、修復の詳細を確認できます。

Windowsに組み込まれているトラブルシューティングツールで問題を解決できない場合、
Microsoft公式サイトからトラブルシューティングツールをダウンロードして実行してください。操作方法は大体同じです。
完了したら、再度Windows Updateを実行して、現象が解決したか確認します。それでも「Windowsの準備をしています」が再現する場合、次の方法に進んでください。
対処法5.BITSトラブルシューティングツールを実行する
BITSトラブルシューティングをダウンロードし、実行してください。
対処法6.コマンドプロンプトを使用する
①「スタート」メニューを右クリックして、コマンドプロンプトを管理者として実行します。
②下記のコマンドをコピーして貼り付け、Enterキーを押します。コマンドの実行が完了するまでお待ちください。
DISM.EXE /online /cleanup-image /restorehealth

対処法7.SFCを実行してシステムファイルを修正する
Windowsには、システムファイルチェッカー(SFC)というツールがあります。破損したシステムファイル、システムファイルのエラーをチェックし、不足または破損しているシステムファイルを置き換えて修復できます。
①「スタート」メニューを右クリックし、コマンドプロンプトを管理者として実行します。
②「sfc /scannow」を入力します。 確認が完了するまでしばらくお待ちください。

スキャン結果の見方:
- Windowsリソース保護は、整合性違反を検出しませんでした→不足または破損しているシステムファイルがありません。
- Windowsリソース保護により、破損したファイルが見つかり、それらは正常に修復されました→破損したファイルが正常に修復されました。
「Windowsの準備をしています」を繰り返さないための予防策
今回のようなトラブルに再び見舞われないよう、普段からシステムのバックアップを取っておくことをおすすめします。Windowsがスムーズに起動できている状態でバックアップを作成しておけば、「Windowsの準備をしています」画面から進まなくなった場合でも、バックアップを使って正常な状態に戻せます。
MiniTool ShadowMakerは、システムイメージの作成やWinPE環境からの安全な復元に対応した無料のバックアップソフトです。定期的なバックアップスケジュールも設定できるため、一度設定しておけば自動でバックアップが作成されます。
まとめ
「Windowsの準備をしています」画面が終わらない場合、多くはWindows Updateの処理に時間がかかっているだけなので、まずはアクセスランプの点滅やファン音を確認しながら、数十分〜数時間ほど待つことをおすすめします。それでも改善しない場合は、周辺機器を取り外したうえで強制終了し、本記事で紹介したスタートアップ修復やシステムファイルのチェックなど、状況に応じた対処法を順番に試してみてください。
システムの復元や強制終了によって、まれにファイルが失われることがあります。その場合は、MiniTool Power Data Recoveryでドライブをスキャンすることで、データを取り戻せる可能性があります。
MiniToolの使用中に何か不明点がある場合、[email protected] でお問い合わせください。