ディスククリーンアップでは、多くの一時ファイルやキャッシュを安全に削除できます。ただし、「Windows ESDインストールファイル」やロールバックに必要なファイルは慎重に扱う必要があります。MiniToolのこの記事では、削除しても安全なファイルについて解説します。
ディスククリーンアップ(cleanmgr.exe)は、Windowsに標準搭載されているストレージ管理ツールです。一時ファイルやキャッシュ、不要なシステムファイルを削除して空き容量を増やすことができます。ただし、削除項目によっては慎重な判断が必要です。
では、どの項目を削除しても安全なのでしょうか。
削除しても安全なファイル
一時ファイル・キャッシュ類
一時ファイルやキャッシュファイルは、システムやアプリの動作を一時的に補助するために作成されるデータです。通常は削除しても自動的に再生成されるため、安全に削除できる項目に分類されます。
一時ファイル
アプリやWindowsが一時的に作成する作業用ファイルです。通常は不要になるため、1週間以上使用されていない一時ファイルは削除しても問題ありません。
Windowsの一時インストールファイル
Windowsのインストールや大型アップデート時に作成されるファイルです。インストールや更新が正常に完了している場合は、削除して空き容量を確保できます。
サムネイル
サムネイルは、画像や動画、ドキュメントを素早く表示するための縮小画像キャッシュです。削除しても元のファイルは消えず、必要に応じてWindowsが自動的に再作成します。
インターネット一時ファイル
Internet ExplorerやMicrosoft Edgeが保存するキャッシュファイルです。削除すると一時的にWebページの読み込みが遅くなることがありますが、ブラウジングに大きな影響はありません。なお、Google ChromeやFirefoxのキャッシュには影響しません。

DirectXシェーダーキャッシュ
DirectX シェーダーキャッシュには、グラフィックシステムによって作成されたファイルが含まれています。これらのファイルは、アプリの読み込み時間を短縮し、応答性を向上させるために使用できます。削除しても、必要に応じて再生成されます。しかし、DirectXシェーダーキャッシュが破損しているか、大きすぎると、削除できます。
配信の最適化ファイル
配信の最適化ファイルは、Windows Updateをより効率的に配信するためのキャッシュデータです。削除してもWindows Updateの機能に大きな影響はなく、必要に応じて再作成されます。ディスク容量を確保したい場合は削除しても問題ありません。

エラーレポート・ログファイル
Windowsアップグレードログファイル
Windowsアップグレードログファイルは、Windowsのアップグレードプロセスによって作成されます。アップグレード関連の問題を解決するのに役立ちます。アップグレードに関連する問題がない場合は、それらを削除しても大丈夫です。
システムエラーのメモリダンプファイル
停止エラーとしてよく知られているのは、ブルースクリーンオブデス(BSOD)です。パソコンがBSODで起動すると、何が間違っているのかを特定するのに役立つメモリダンプファイルが作成されます。BSODの問題がすでに修正されたら、これらのシステムエラーのメモリダンプファイルを削除できます。
システムアーカイブWindowsエラー報告
システムアーカイブWindowsエラー報告のファイルは、プログラムがクラッシュしているときにWindowsによって作成されるエラー報告です。これらのエラー報告は、プログラムの問題を分析し修正するのに役立ちます。
これらのエラー報告は、すでにMicrosoftに送信されています。それらを削除しても、パソコンに影響はありません。ただし、削除後はこれらの報告は表示されません。
システムキューWindowsエラー報告
これは、「システムアーカイブWindowsエラー報告」に似ています。唯一の違いは、エラー報告がMicrosoftに送信されないことです。通常は削除して問題ありません。
その他の安全に削除できる項目
ごみ箱
ごみ箱には、削除されたファイルが一時的に保存されています。今後使用する予定のないファイルであれば削除して問題ありません。ただし、ごみ箱を空にすると通常の方法では元に戻せなくなるため、必要なファイルが残っていないか事前に確認しましょう。
Windows Defender関連ファイル
Windows Defenderがスキャンや更新の際に作成した一時ファイルです。削除してもセキュリティ機能が無効になることはなく、必要なファイルは後で自動的に再生成されます。そのため、通常は安全に削除できます。
ダウンロードされたプログラムファイル
このフォルダには、Internet Explorerを使って特定のWebページを表示するときにインターネットからダウンロードされるActiveXコントロールやJavaアプレットが含まれています。これらは、パソコンに影響を与えることなく削除できます。ただし、必要なWebページにアクセスすると、ファイルが再ダウンロードされます。
その他の項目
- 一時セットアップファイル:プログラムをインストールしたときに作成されるファイルです。
- オフラインWebページ:Internet Explorerでのオフラインで閲覧するためのWebページです。
- デバッグダンプファイル:クラッシュの後に作成されるデバッグ用ファイルです。
- ユーザーアーカイブWindowsエラー報告:システムアーカイブWindowsエラー報告に似ています。
- ユーザーキューWindowsエラー報告:システムにキューエラー報告に似ています。
- 古いChkdskファイル:破損したファイルの断片です。
- ゲーム統計ファイル:ゲームのスコアなどの統計情報です。
- セットアップログファイル:プログラムをインストールするときに作成されるファイルです。
- システムエラーミニダンプファイル:メモリダンプファイルに似ています。ただし、必要なディスク容量は少なくなります。
- Windowsアップグレードによって破棄されたファイル:Windowsアップデートを実行する際に、新しいパソコンに移行されないシステムファイルです。
状況によって削除を判断するファイル
Windows Updateのクリーンアップ
Windows Updateのクリーンアップには、不要になった更新プログラムのバックアップファイルが含まれています。削除するとディスク容量を確保できますが、一部の更新プログラムをアンインストールできなくなる場合があります。
デバイスドライバーのパッケージ
デバイスドライバの旧バージョンは、デバイスドライバパッケージに保存されています。必要に応じて、デバイスマネージャでデバイスドライバを元に戻すことで、いくつかの問題を解決できます。しかし、パソコンとすべてのデバイスが正常に動作する場合は、「ディスク クリーンアップ」でデバイスドライバーパッケージを削除できます。
システム復元ポイント
これらは、システムの復元のために作成したシステムの復元ポイントです。後で使用するためにそれらを保持するか、使用する予定がない場合は直接削除できます。
以前のWindowsのインストール(複数可)
Windowsをアップグレードした後、パソコンは以前のWindowsシステムファイルを10日間保持します。10日以内なら、以前のバージョンに復元できます。10日後、以前のWindowsインストールは、スペースを解放するために自動的に削除されます。
「ディスクのクリーンアップ」でこのオプションが表示された場合、Windows OSを以前のバージョンに戻すつもりがない限り、手動で削除できます。
削除をおすすめしないファイル
Windows ESDインストールファイル
ディスククリーンアップでWindows ESDインストールファイルを削除してはいけません。

一般的に、Windows ESDインストールファイルは、PCのディスク領域の数ギガバイトを占有しています。これらのファイルを削除すると、新しいデータ用に多くの空き容量が解放されますが、これらのファイルを削除すると、PCに問題が発生する可能性があります
Windows ESDインストールファイルは、「このPCをリセット」機能で使用されます。これらのファイルを使用すると、PCを工場出荷時の状態に戻すことができます。これらのファイルを削除すると、「このPCをリセット」が正常に動作しなくなります。もし、パソコンを初期化したい場合は、代わりにWindowsのインストールメディアを使用する必要があります。
そのため、Windows ESDのインストールファイルを安全に保管しておいてください。
削除項目を確認したら、次はディスククリーンアップを実行しましょう。操作手順は以下の動画で確認できます。
ディスククリーンアップでファイルを誤って削除した場合
ディスククリーンアップで削除したファイルでも、データがまだ上書きされていない場合は復元できる可能性があります。誤って必要なファイルを削除してしまった場合は、新しいデータの保存をできるだけ控え、早めに復元作業を行うことが重要です。
MiniTool Power Data Recoveryでファイルを復元する
MiniTool Power Data Recoveryは、削除されたファイルや失われたデータの復元をサポートするデータ復元ソフトです。ハードディスク、SDカード、USBメモリなどさまざまなストレージデバイスに対応しており、削除されたデータが上書きされていなければ復元できる可能性があります。
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1. ソフトウェアをPCにインストールして開きます。
2. ソフトのインターフェイスにPCのすべてのドライブが表示されます。目的のドライブを選択し、「スキャン」ボタンをクリックします。

3. スキャン完了後、スキャン結果がデフォルトでパスによって分類されます。各パスを開き、必要なファイルを見つけることができます。または、「タイプ」・「フィルター」・「検索」機能を使用し、復元する必要があるファイルをすばやく見つけられます。

4. 必要なアイテムが見つかったら、その横にあるチェックボックスにチェックを入れます。そして、「保存」ボタンをクリックし、ファイルディレクトリを選択して保存します。

まとめ
ディスククリーンアップでは、多くの一時ファイルやキャッシュを安全に削除できます。注意が必要なのは、Windows ESDインストールファイルや以前のWindowsインストールなど、復旧やロールバックに関係する項目です。削除前に用途を確認してから実行しましょう。
最後に、MiniTool製品の使用中に、何か問題が発生した場合、[email protected] までお問い合わせください。
ディスククリーンアップの削除項目に関するよくある質問(FAQ)
一時ファイルやキャッシュは安全に削除できることが多いですが、「以前のWindowsのインストール」やシステム復元関連の項目は慎重に判断する必要があります。削除前に各項目の内容を確認しましょう。
サムネイルはファイルを素早く表示するためのキャッシュであり、削除後もWindowsによって自動的に再生成されます。