MiniTool公式ウェブページのこのナレッジベースは、主に現在のデバイスドライバーの種類であるDCHドライバーについて解説しています。その意味、定義、アップグレード、利点についてお伝えしていきます。読み進めてさらなる情報をご確認下さい!
DCHドライバーとは?
DCHはDeclarative Componentized Hardwareの略です。Windows DCH(Declarative Componentized Hardware supported apps)ドライバーは、Windows 10のユニバーサルWindowsプラットフォーム(UWP)ベースのエディションにインストール・実行されるデバイスドライバーパッケージです。したがって、DCHドライバーはユニバーサルWindowsドライバーとも呼ばれます。
宣言型
宣言型INF(情報)ディレクティブのみを使用してドライバーをインストールします。共同インストーラーやレジスターDLL(ダイナミックリンクライブラリ)機能は含まれていません。
コンポーネント化
ドライバーのエディション固有、OEM固有、オプションのカスタマイズは、ベースドライバーパッケージとは別です。その結果、コアデバイスの機能のみを提供するベースドライバーは、カスタマイズとは独立して対象となり、段階的に導入され、サービスされます。
ハードウェアサポートアプリ
ユニバーサルドライバーに関連付けられたユーザーインターフェース(UI)コンポーネントは、ハードウェアサポートアプリ(HSA)としてパッケージ化するか、OEMデバイスにプリインストールする必要があります。ハードウェアアクセラレーションサポート(HAS)は、ドライバーとペアリングされるオプションのデバイス固有アプリです。アプリはUWPもしくはデスクトップブリッジアプリです。HASを配布・更新するには、Microsoft Storeを使用しなければなりません。
2. Windows 10のUWPベースのエディションは、バージョン1709(Fall Creators Update)から始まりました。
DCHドライバーにより、開発者はデスクトップ、ノートパソコン、タブレット、組み込みPCなどあらゆるデバイスで動作するWin10用のドライバーパッケージを作成できるようになります。DCHドライバーはインストールを高速化するため、小さなサイズになっています。
DCHドライバーへのアップグレード
MicrosoftはWindows 10バージョン1709以降、最新のWindows 11を対象としたドライバーを開発しているすべての開発者に対し、DCHドライバーへのアップグレードを要件としています。システムやドライバーを更新せずにいると、ドライバーの問題が発生するおそれがあります。
NVIDIA DCHドライバーとは?
NVIDIA DCHドライバーは、Nvidiaが開発したDCHドライバーです。NVIDIA DCHドライバーには、デバイス間でドライバーの互換性を持たせるNVIDIAコントロールパネルが含まれていません。その代わり、Microsoft Storeからコントロールパネルをダウンロードする必要があります。
NVIDIA DCHドライバーと標準ドライバーの違い
機能的には、NVIDIA DCHドライバーと標準ドライバーの間に違いはありません。基本のコアコンポーネントファイルは同じですが、DCHドライバーのパッケージングとインストール方法が従来の標準ドライバーと異なります。通常、DCHドライバーパッケージは、標準パッケージよりもサイズが小さく、インストール時間も短いです。
コンピューターにインストールされているNVIDIAドライバーの種類を知る方法
それには、NVIDIAコントロールパネルを使用します。NVIDIAコントロールパネルを起動し、左下の「システム情報」を選択すると、「ドライバーの種類」の隣にお使いのドライバーの種類が表示されます。
Windows 11 おすすめソフトウェア
新しい強力なWindows 11は多くの利益をもたらすことでしょう。同時に、データの損失など思わぬ損害が発生するリスクもあります。そのため、Windows 11へのアップグレード前後に、MiniTool ShadowMakerのような強力で信頼できるプログラムを使って、重要なファイルをバックアップすることを強くおすすめします。