exeファイル、pdfファイル、doxファイルといったお馴染みのものも含め、ファイル形式にはたくさんの種類があり混乱してしまうほどです。特にPDBファイルは人々の興味を引くものでしょう。MiniToolウェブサイトのこの記事では、PDBファイルとその使い方について解説します。

PDBファイルとは?

PDBはProgram Database(プログラムデータベース)の略称で、DLLやEXEなどのプログラムやモジュールに関するデバッグ情報を格納するために使われるファイル形式です。このようなファイル形式は、.pdb拡張子で識別されます。

PDBファイルには、主にソースファイル名、変数名、関数名、フレームポインタ、対応する行番号など、デバッガーが必要とする基本情報が格納されています。

PDBファイルはデバッグ情報を保存するため、通常デバッグモードで生成されます。この種類のファイルは、主にPalmシステムなどの電子書籍によく見られます。

プロジェクトをコンパイルすると、対応するモジュール(EXEまたはDLL)とともにPDBファイルが生成されます。PDBファイルは、専用のPDBリーダーで開くことができます。PDBファイルをTXTファイルに変換したい場合、特別な変換ツールを使用します。

PDBファイルを開く

前述の通り、PDBファイルを開くには、Geneious、Quicken、Visual Studio、Pegasusなどの特別なツールが必要です。PDBファイルは構造化されたデータベース形式でプログラムに保存されるため、1つのプログラムでしか開けないPDBファイルもあります。

Windows内蔵のメモ帳プログラムのようなテキスト文書リーダーで、人間が読めるテキストとして開くことができるものもあります。

そうでない場合は、設計と構成が独自に調整されているため、特定のプログラムでしか読み取れません。PDBファイルはテキスト文書とは異なります。

それでも、RasMol、QuickPDB、USCF Chimeraなどのプログラムを使用すれば、Windows、Linux、macOSでPDBファイルを表示・編集できます。

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PDBファイルを変換する

PDBファイルを他のファイル形式に変換したい場合、特別な変換ツールを使用します。他のファイル形式にPDBファイルを変換するのは難しいですが、そのために開発されたプログラムがいくつかあります。このような変換ツールでPDBファイルを開くことができます。

変換方法はツールによって異なります。例えば、MeshLabとUSCF Chimeraでは、まずPDBファイルをVirtual Reality Modeling Language(VRML)形式の拡張子であるWRLファイルに変換し、次にそのWRLファイルをプログラムにインポートして、最後にPDBファイルをSTL形式などに変換します。

PDBファイルをPDFやEPUBファイルに変換したい場合は、Zamzarプログラムを使用してファイルをアップロードします。AZW3、FB2、PRC、TXT、他の電子書籍ファイル形式などの変換オプションもあります。

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PDBファイルを開けない場合はどうすれば良い?

このファイルを開くためにあらゆる方法を試してみても、結局うまくいかなかったという方もいらっしゃるでしょう。その場合は、ファイルが実際にPDBファイルに属しているかどうかを確認する必要があります。ファイル拡張子を見れば分かりますので、間違えないようにして下さい。

前述の通り、特定のプログラムのみで開くことのできるPDBファイルもあります。そのファイル拡張子は、どのテキストリーダーでも閲覧できるテキスト文書としてのPDBファイルとは異なります。

どのプログラムで開けるか分からない場合は、インターネットでファイル名を検索すると、適切なプログラムを見つけることができます。

PC版のPDBファイル変換ツールだけでなく、スマートフォンでPDBファイルを開いたり変換したりできるサードパーティ製ツールもあります。Google PlayやApple StoreでPDBファイル対応のリーダーや変換ツールを選択して下さい。

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最後に

PDBファイルとは?この記事でその質問にお答えしました。ファイル形式についてより深く知りたい方は、MiniToolウェブサイトをご確認下さい。

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