キーボードの「Returnキー」とは？それはどこにあるでしょうか？Returnキーの機能をご存じですか？オペレーティングシステムやアプリケーションによって、Returnキーとエンターキーには類似点と相違点があります。MiniTool Softwareのこの記事では、キーボードのReturnキーについてご紹介します。
インターネット上のガイドに従って何らかの操作を行う際、「Returnキーをクリックする」という手順があるかもしれません。このReturnキーとはどのようなものか、そしてどこにあるかをご存じでない方もいらっしゃるでしょう。この記事では、キーボードのReturnキー（Returnボタン）について簡潔にご紹介します。
キーボードのReturnキーとは？
Returnキーとは？
コンピューター分野では、キーボードのReturnキーとEnterキーは密接な関係にあります。これら2つのキーは、使用しているオペレーティングシステムに応じて、重複していながら異なる機能を持っているためです。キーボードでは、2つのキーが1つに統合されていることがあります。
Returnキーの機能
Returnキー
元々、Returnキーは2つのタイプライターの機能から来ています。1つ目はキャリッジリターンで、入力中のテキストの行の先頭にキャリッジをリセットできることを意味します。もう1つは用紙を1行下に進めるラインフィードです。
両方の機能がキーボードのReturnキーに組み込まれています。現在のコンピューターでも、ワープロソフトでは段落区切りを挿入する機能として使われています。
Enterキー
Enterキーはコンピューターの革新です。ほとんどの場合、コマンドライン、ウィンドウフォーム、ダイアログボックスを呼び出してデフォルトの機能を実行します。その機能には、エントリの終了、必要なプロセスの開始、そして現在の操作を実行する必要がある場合の、OKボタンのクリックに代わる手段が含まれています。電卓を使用しているときは、キーボードの「＝」ボタンと同じように、「イコール」コマンドを実行します。
近年のコンピューターでは、ReturnキーとEnterキーは同じ機能を持っています。キーボードにいずれかのキーがある場合、どちらを使用しても必要な操作を行うことができます。両方のキーが1つのEnterキーにまとめられている場合もあります。
ほとんどのキーボードにはEnterキーがあります。Windowsコンピューターでは通常、これら2つのキーが同じように扱われるため、このようなことになります。Returnキーを使用したい場合は、単にEnterキーを押せば良いのです。
AppleのDarwinベースのOSなど、他のオペレーティングシステムでは、どちらのキーも同等に扱われることが多いです。しかし、技術的・記述的な区別は依然として残っています。そのため、必要に応じてこれら2つのキーを使い分けることができるアプリケーションもあります。
Returnキーはキーボードのどこにある？
通常、Enterボタンは、テンキーの右下にある3キーと.キーの右側に配置されています。そして、キーボードの主要なアルファベット部分の右側にReturnキーがあります。
ANSIキーボードでは、Returnキーは右Shiftキーの上、バックスラッシュキーの下、3行目にあります。ISOおよびJISキーボードでは、Returnキーはキーボードの2行目・3行目にまたがり、Backspaceキーの下、右Shiftキーの上にあります。キーボードのReturnキーの位置を確認するには、以下の画像をご参照下さい。
この記事を読んで、Returnキーとは何か、どこにあるのかについて、お分かりいただけたかと思います。他に何か問題がございましたら、コメント欄にお寄せ下さい。