4Kビデオ用に最適なSDカードの選び方

4K対応SDカードとは

経験豊富なフォトグラファーであれば、動画撮影に4K対応SDカードを多用することでしょう。4Kとは、約4,000画素という高い画面解像度を意味します。デジタルテレビ、デジタルシネマ、デジタルカメラなどで広く使われており、HDやフルHDの映像よりも鮮明で高精細でシャープな4K映像は、より高度な映像表現が楽しめます。

4K対応SDカードとは、その名の通り、4K解像度の動画を撮影・保存するために設計されたビデオスピードクラスに対応したmicroSDカードを指します。4K対応SDカードがあれば、画質に影響せずに簡単に動画や画像を編集でき、約800万画素の静止画を撮影することも可能です。では、4K動画に最適なSDカードは何でしょうか？ 続きを読みましょう。

お勧め記事：SDカードの仕組みとデバイスによって使い分ける方法

4K対応SDカードの選び方

もうひとつ重要なのは、「4K動画に最適なSDカードをどう選ぶか」です。数多くのユーザーレポートを分析した結果、ストレージ容量、書き込み速度、ビデオスピードクラス、UHSスピードクラスの4つの主要な要素をまとめました。ここでは、なぜこれらの要素が重要なのかを説明します。

ストレージ容量

4K映像は非常に高精細な映像ですが、その分、利用するストレージ容量が増えることもあります。ある調査によると、1時間の1080pビデオ撮影には約32GB、1時間の4Kビデオ撮影には最大45GBのストレージを必要とする場合があります。

プロカメラマンとして、大量の大容量ファイルを保存する必要がある場合、SDカードのストレージ容量を第一に考えるべきでしょう。現在、SDUCカードは最大128TBまで搭載可能です。そして、4Kメモリーカードの場合、256GB以上のストレージ容量が最適な選択肢となります。

書き込み速度

4K動画に最適なSDカードを選ぶなら、書き込み速度は最も重要な要素の一つであるはずです。これは、書き込み速度が、4K動画をSDカードに保存・撮影するのにかかる時間を決定するからます。つまり、SDカードの書き込み速度が速ければ速いほど、4K動画の撮影がスムーズになるということです。

SDカードの構造によっては、スピードクラスが異なります。また、ウィキペディアによると、SDカードはスピードクラスによって最低連続書き込み速度が異なります。そして、4K動画を撮影するには、6MB/s以上の書き込み速度が必要です。

–画像はWikiより引用

4K SDカードを購入する際、通常、書き込み速度は商品説明に記載されています。ただし、これはあくまで理論上の書き込み速度です。実際には、データの転送速度はメーカーやファイルサイズなど、さまざまな要因に影響されています。

SDカードの実際のデータ速度を知りたい場合は、MiniTool Partition Wizardなどのプロのテストツールを使用することをお勧めします。このソフトは、異なるストレージデバイスのデータ速度をテストするだけでなく、パーティションのフォーマット/拡張、NTFSからFATへの変換、紛失データの復元などもできます。

ここでは、MiniToolプログラムを使用して、SDカードの速度をテストする方法を紹介します。

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ステップ1. MiniTool Partition Wizardを起動して、メインインターフェイスに入り、トップツールバーから「ディスクベンチマーク」をクリックします。

ステップ2．SDカードのドライバ文字をドロップダウンメニューから選択し、必要なパラメータを設定します。その後、「開始」ボタンをクリックすると、SDカードの性能テストが開始されます。

ステップ3．ディスクベンチマークテストが完了するのを待ちます。しばらくすると、転送サイズやランダム、順番読み込み・書き込み速度など、データ速度を表示されます。

ビデオスピードクラス

ご存知のように、スピードクラスには「オリジナルスピードクラス」「UHSスピードクラス」「ビデオスピードクラス」の3種類があります。このうち、後者の2つは4Kビデオメモリカードの速度や互換性に大きな影響を与えます。

ビデオスピードクラスとは、UHS SDカードの要件であり、最新のMLC NANDフラッシュメモリに適合し、4Kおよび8Kプログレッシブ映像の最低順次書き込み速度を指します。SDカードの場合、ビデオスピードクラスは、V6、V10、V30、V60、V90のように、「V」の後に書き込み速度を示す数字で表示されます。

ビデオスピードクラスによって、最低連続書き込み速度が異なります。通常、ビデオスピードクラスが高いほど、SDカードはより高速に書き込まれます。例えば、V60のSDカードの最低書き込み速度は60MB/s、V90のSDカードの最低書き込み速度は90MB/sです。そのため、動画用の4K SDカードを購入する際には、ビデオスピードクラスを確認することが大切です。

UHSスピードクラス

UHSスピードクラスも考慮すべき重要な要素です。UHSスピードクラスは、UHS搭載デバイス用に設計されており、撮影した映像の最低限のデータ読み書き速度を保証する規格です。UHSスピードクラスは、UHS-IとUHS-IIの二つがあります。UHS-II 4Kメモリカードは、V6～V90に対応し、UHS-Iより高速なので、おすすめします。また、通常、UHSスピードクラスはビデオスピードクラスの隣か下に表示されるはずです。

4Kビデオ録画用のSDカードを購入する際、カードの表面にはU1またはU3と書かれています。U1/U3のマークは、「U」の中に1/3の数字が入っているのが特徴です。U1のSDカードは最低10MB/秒の書き込み速度があり、U3は最低30MB/秒で、4Kビデオ録画用となっています。そのため、4K対応SDカードには、UHS-II U3のSDカードを使用したほうがよいでしょう。

以上の情報を読んで、4K動画に最適なSDカードの選び方はもうおわかりいただけたと思いますまだ迷っている方もご安心ください。次に、2022年に買うべき4K対応SDカードを紹介します。続きを読んでみましょう。

2022年4Kビデオに最適なSDカード

大量のデータとユーザーレビューを分析した結果、ここ数年で購入すべき最高の4K対応SDカードが以下のようです。

SanDisk Extreme PRO SDXC UHS-I

SanDisk Extreme PRO SDXC UHS-I カードシリーズは、その汎用性の高さからフォトグラファーに人気があります。4K、3D、フルHDの動画を高速ワークフローと連写で撮影することが可能です。また、このSDカードは、最大1TBまでの様々なストレージ容量が用意されています。

仕様：

• カードタイプ：SDXC
• ストレージ容量：64GB、128GB、256GB、512GB、1TB
• 書き込み速度：最大90MB/s
• 読み込み速度：最大170MB/s
• 保証：生涯限定保証
• 価格：50,000円/256GB
• 適用：4K UHDビデオ

Lexar Professional Class 10 UHS-II 2000X

データ転送速度が高速な4Kメモリーカードをお探しなら、Lexar Professional Class 10 UHS-II 2000Xは良い選択だと思います。最大260MB/sと300MB/sの読み込み速度で、フルHDや4K動画、高解像度のRAWファイルも素早く取り込むことができます。しかし、SanDisk Extreme Pro SDXC UHS-Iカードと比較すると高価であり、ストレージ容量の種類も少ないです。

仕様：

• カードタイプ：SDXCまたはSDHC
• ストレージ容量：32GB、64GB、128GB、256GB
• 書き込み速度：最大260MB/s
• 読み込み速度：最大300MB/s
• 保証：生涯限定保証
• 価格：98,000円/256GB
• 適用：4K動画、フルHD、RAWファイル

SanDisk Extreme Pro SD UHS-II

SanDisk Extreme Pro UHS-II SDカードも高速でり、読み込み最大300MB/s、書き込み最大260MB/sです。また、瞬時に4K、8K、フルHD動画やRAW写真撮影を高速連写撮影することができますが、上記の二つに比べるとストレージ容量の選択は少なくなっています。

仕様：

• カードタイプ：SDXC
• ストレージ容量：32GB、64GB、128GB
• 書き込み速度：最大260MB/s
• 読み込み速度：最大300MB/s
• 保証：生涯限定保証
• 価格：54,000円/128GB
• 適用：4K動画、フルHD、RAWファイル

Lexar Professional 633x SDHC/SDXC UHS-Iカード

デジタルデータの保存に大容量が必要な場合、Lexar Professional 633x SDHC/SDXC UHS-Iカードは理想的な選択肢です。ストレージ容量は、32GBから1TBまでです。また、読み書きの速度はやや遅いものの、1080pフルHD、4K、3D動画の撮影ができます。

仕様：

• カードタイプ：SDXCまたはSDHC
• ストレージ容量：32GB、64GB、128GB、256GB、512GB、1TB
• 書き込み速度：最大45MB/s
• 書き込み速度：最大95MB/s
• 保証：生涯限定保証
• 価格:：19,000円 /256GB
• 適用：4K動画、フルHD

4Kビデオ用SDカードのフォーマット方法

4K対応SDカードは、他のリムーバブルディスクやメディアと同様に、ストレージとして機能させるためにはフォーマットする必要があります。SDカードはどのファイルシステムでフォーマットすればよいですか？ カメラなどのポータブル機器に使用する場合は、exFATでフォーマットすることをお勧めします。

4K ビデオ用SDカードをフォーマットする方法は？選択肢は2つあります。

方法1: カメラで4K SDカードをフォーマットする

ステップ1．SDカードに重要なファイルをバックアップします。なお、新品の場合は、このステップをスキップしてください。

ステップ2．カメラのバッテリーが完全に充電されていることを確認します。

ステップ3．メモリーカードを適切なスロットに挿入し、カメラのメニューボタンを押します。

ステップ4．カメラの画面で、「設定」メニューを選び、「フォーマット」→「メモリーカードのフォーマット」などに進みます。

ステップ5．「OK」をクリックして確認し、処理が完了するのを待ちます。

方法2. MiniTool Partition Wizardを使って4K SDカードをフォーマットする

カメラでSDカードをフォーマットするいくつかの問題が発生した場合は、プロなSDカードフォーマットを使用することが推薦です。MiniTool Partition Wizardは、わずか数回のクリックでFAT/NTFS/exFAT/ExtにSDカードをフォーマットします。

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ステップ1.メインインターフェイスで、ディスクマップからメモリカードを選択し、左のアクションパネルから「パーティションフォーマット」機能をクリックします。

ステップ2.「ファイルシステム」のドロップダウンメニューから「exFAT」を選択し、「OK」をクリックします。また、ここでは必要な「クラスタサイズ」を選択することができます。

ステップ3.「適用」ボタンをクリックして、フォーマット操作を実行します。

ボーナスチップ：4K SDカードから失われたビデオを復元する

誤って削除したり、ウイルス攻撃を受けたり、再フォーマットしたりすることで、4K SDカード上のビデオやその他の重要なデータが失われることがあります。削除されたビデオを復元するにはどうしたらいいですか？MiniTool Partition Wizardは、SDカード、USBドライブ、SSD、デジタルカメラなどのストレージデバイスからデータを復元することができる信頼できるソフトです。

さらに、ドキュメント、アーカイブ、グラフィックや画像、オーディオやビデオ、電子メール、データベースなど、幅広い種類のファイルを復元できます。紛失したデータを探したいなら、今すぐMiniTool Partition Wizardを試しましょう。

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カメラ用のSDカードを買いたいのですが、4K動画に最適なSDカードはどのように選べばよいのでしょうか？幸いなことに、この記事から役に立つヒントを見つけることができました。Twitterでシェア

まとめ

4K ビデオ撮影用SDカードの選択について説明します。さらに、最優の4K対応SDカードを紹介し、フォーマットに関するガイドを提供します。このテーマについて、何かアイデアがあれば、下のコメント欄にお書きください。また、MiniToolソフトの使い方でお困りのことがあれば、[email protected]までご連絡ください。