Windows 10/11では、最大限のセキュリティを確保するため、署名済みドライバーしかインストールできません。署名されていないドライバーを使用したい場合は、ドライバー署名の強制を無効にする必要があります。MiniToo ShadowMakerのこの記事では、その手順をわかりやすく解説し、安全に設定を変更する方法をご紹介します。

Windowsドライバー署名の強制とは

ドライバー署名の強制の仕組み

Windows 10/11では、セキュリティを向上させるために「ドライバー署名の強制」が有効になっています。デジタル署名とは、ドライバーの発行元やファイルの整合性を確認するための電子的な証明情報です。ドライバーが改ざんされた場合や署名がない場合、Windowsはそのドライバーのインストールや実行を制限します。

そのため、署名されていないドライバーをインストールしようとすると、Windowsによってブロックされることがあります。

ドライバー署名の強制を無効にする必要がある理由

ドライバー署名の強制は重要な機能ですが、状況によっては無効にする必要がある場合もあります。例えば、次のようなケースです。

  • 古いハードウェアを使用している
  • 未署名ドライバーしか提供されていないデバイスを利用する
  • ドライバーの開発やテストを行う

このような場合は、ドライバー署名の強制を無効にすることで、署名されていないドライバーをインストールできるようになります。以下では、一時的に無効にする方法と完全に無効にする方法をそれぞれ紹介します。

ドライバー署名の強制を一時的に無効にする方法

ドライバー署名の強制を一時的に無効にしたい場合、下記の方法に従ってください。

方法1:スタートアップ設定を変更する

これはWindows 11/10/8/7でドライバー署名の強制を無効にする最も簡単な方法ですが、この方法ではドライバー署名を一時的に無効化できるだけであることにご注意ください。パソコンを再起動すると、ドライバー署名の強制機能は自動的に有効になります。

ここでは、「スタートアップの設定」を変更して、ドライバー署名の強制を無効にする方法を簡単に説明します。

ステップ1:キーボードの「Shift」キーを押しながら、「スタート」メニューから「再起動」をクリックします。

ステップ2:パソコンが再起動したら、新しいウィンドウで「トラブルシューティング」>「詳細オプション」>「スタートアップ設定」に進みます。

ステップ3:「再起動」ボタンをクリックしてもう一度パソコンを再起動し、スタートアップ設定を変更します。

ステップ4:すると、オプションの一覧が表示されます。キーボードでF7キーを押して、「ドライバー署名の強制を無効にする」を選択します。

スタートアップ設定で「ドライバー署名の強制を無効にする」をクリックする様子

その後、PCが再起動し、ドライバー署名の強制が正常に無効になるはずです。これで、エラーメッセージを出さずに署名されていないドライバーをインストールできるようになりました。

この方法は一時的にドライバー署名の強制を無効にするだけなので、できるだけ早くすべての署名なしドライバーをインストールしてください。

方法2:ローカル グループ ポリシー エディターでドライバー署名のコードを無効にする

ドライバー署名の強制を一時的に無効にするもう一つの方法は、ローカル グループ ポリシー エディタを使用することです。以下では、このツールを使用して、ドライバー署名コードを無効にする方法をご紹介します。

ステップ1:「Windows + R」キーを同時に押して、「ファイル名を指定して実行」ダイアログボックスを開きます。次に、ボックスに「gpedit.msc」と入力し、Enterキーを押して「ローカル グループ ポリシー エディター」を開きます。

ステップ2:ローカル グループ ポリシー エディタのウィンドウに入ったら、左側のパネルから「ユーザー構成」>「管理用テンプレート」>「システム」>「ドライバーのインストール」に移動します。

ステップ3:「デバイス ドライバーの署名を確認する」のエントリを右クリックし、「編集」を選択します。

ステップ4:ここで、「有効」をチェックし、「オプション」のプルダウンリストから「無視」を選択します。

「デバイス ドライバーの署名を確認する」で「有効」にチェックを入れる様子

ステップ5:「OK」と「適用」を順にクリックして、すべての変更を実行します。

ステップ6:最後に、Windows 10システムを再起動します。

これで、ドライバーの署名の強制が正常に無効になり、署名されていないドライバーをインストールできるようになるはずです。

提示:
グループポリシーによりこのプログラムはブロックされています」と表示される場合は、こちらの記事で解決方法をご確認ください。

方法3:Windows 11/10/8/7でテスト署名モードを有効化する

ドライバー署名を完全に無効にしたくない場合、Windowsをテストモードにして、好きなドライバーをインストールすることができます。テストモードでは、問題なしで署名されていないドライバーをインストールできます。

提示:
署名なしドライバーのインストールに成功した後、通常のWindowsモードに戻すことを忘れないでください。

以下では、コマンドプロンプトを使用してWindows 10のテスト署名モードを有効にする方法をご紹介します。

ステップ1:検索バーに「cmd」と入力します。次に、結果から「コマンドプロンプト」を右クリックし、「管理者として実行」を選択して開きます。

ステップ2:コマンド「bcdedit /set testsigning on」を入力し、Enterキーを押してコマンドを実行します。

ステップ3:コマンドプロンプトのウィンドウを閉じ、パソコンを再起動します。

上記の手順をすべて完了した後、署名されていないドライバーをインストールすることができるようになります。

ドライバー署名の強制を完全に無効にする方法

ドライバー署名の強制を完全に無効にしたい場合、以下の手順に従ってください。

コマンドプロンプトでドライバー署名の強制を完全に無効にする

ステップ1:検索バーに「cmd」と入力します。次に、結果から「コマンドプロンプト」を右クリックし、「管理者として実行」を選択して管理者権限で開きます。

ステップ2:「bcdedit.exe /set nointegritychecks on」とコマンドを入力し、Enterキーを押してコマンドを実行します。

提示:
ドライバー署名の強制を無効にするために、以下の2つのコマンドを実行してみることもできます。
bcdedit.exe -set loadoptions DISABLE_INTEGRITY_CHECKS
bcdedit.exe -set TESTSIGNING ON

ステップ3:コマンドプロンプトのウィンドウを閉じ、パソコンを再起動します。

知っておくべきコマンドプロンプトの10のトリック
知っておくべきコマンドプロンプトの10のトリック

この記事では、Windowsユーザーにとって便利なコマンドプロンプトの裏技を10個ご紹介します。コマンドプロンプトのトリックに興味のある方は、読み続けてください。

もっと見る

これで、ドライバー署名の強制が完全に無効になっているはずです。署名されていないドライバーをインストールしてみることができます。

ドライバー署名の強制を有効に戻す方法

必要なときにいつでもドライバー署名の強制を再び有効にすることができます。ここからは、それを行う方法について簡単に説明します。

ステップ1:上記の手順に従い、管理者として「コマンドプロンプト」を再度開きます。

ステップ2:コマンドプロンプトのウィンドウが開いたら、「cdedit.exe /set nointegritychecks off」と入力し、Enterキーを押してこのコマンドを実行します。

提示:
または、次のコマンドラインを入力することもできます。
bcdedit -set loadoptions ENABLE_INTEGRITY_CHECKS
bcdedit -set TESTSIGNING OFF

ステップ3:パソコンを再起動します。

上記のコマンドを実行し終わったら、ドライバー署名の強制は再び有効になります。

重要なデータを守るためのシステムバックアップ

ドライバー署名の強制を完全に無効にすると、PCの安全性がやや低下する可能性があります。そのため、重要なデータを保護するためのバックアップが不可欠です。

無料のバックアップソフトウェア「MiniTool ShadowMaker」を使えば、簡単にシステムイメージを作成し、PCの故障時に迅速に復旧できます。

主な機能:

  • システム全体のバックアップ
  • ファイルやフォルダのバックアップ
  • ディスクおよびパーティションのバックアップ
  • データ同期
  • ディスクのクローン作成

これらの機能により、PCのデータ保護と災害復旧を効率的に行えます。下記ボタンから、30日間無料で試せるトライアル版を入手可能です。

MiniTool ShadowMaker Trialクリックしてダウンロード100%クリーン&セーフ

以下では、MiniTool ShadowMakerのバックアップ機能を使用してデータをバックアップする方法を説明します。

ステップ1:MiniTool ShadowMakerを起動する

1.MiniTool ShadowMakerをインストールして起動します。

2.「体験版で続く」をクリックしてメイン画面に入ります。

ステップ2:システムバックアップを設定する

1.「バックアップ」ページに移動します。

2.システムバックアップの場合、システム予約済みパーティションおよびWindowsがインストールされているシステムパーティション(通常はCドライブ)がデフォルトで選択されています。そのため、バックアップソースを手動で選択する必要はありません。

ステップ3:保存先を選択する

1.「バックアップ先」をクリックします。

2. 必要に応じて保存先を選択し、「OK」をクリックして設定を保存します。

MiniTool ShadowMakerでバックアップ先を選択している様子

提示:
外付けハードドライブを保存先パスとして選択することをおすすめします。

ステップ4:システムバックアップを実行する

今すぐバックアップ」をクリックすると、バックアップ処理が開始され、システムイメージが作成されます。

MiniTool ShadowMakerで「今すぐバックアップ」をクリックしている様子

まとめ

ここまで読んで、ドライバー署名の強制機能が何であるか、そして署名されていないドライバーをPCにインストールするときにこの機能を無効にする方法を知っているはずです。

ちなみに、PCを安全に保つために、便利なバックアップ ツールであるMiniTool ShadowMakerでPCのバックアップを作成することをお勧めします。

MiniTool ShadowMakerは、データ紛失に備えて事前にデータをバックアップしておくことができる素晴らしい便利なツールです。MiniTool ShadowMakerをお使いの際にご質問やご提案がある場合は、お気軽に[email protected]までお知らせください。

ドライバー署名の一時無効化に関するよくある質問

ドライバーの署名とは?
ドライバーの署名(デジタル署名)とは、ドライバーソフトウェアが正規の提供元によって作成され、改ざんされていないことを証明する電子的な証明書です。
ドライバー署名の強制を無効にすると危険ですか?
はい、危険が伴います。ドライバー署名の強制を無効化すると、署名されていないドライバーもインストール可能になります。その結果、信頼できないドライバーが原因でシステムが不安定になったり、セキュリティリスクが高まったりする可能性があります。
ドライバーの署名なしインストールはできますか?
はい、可能です。Windowsでは通常、デジタル署名のないドライバーのインストールはブロックされますが、ドライバー署名の強制を一時的または永久的に無効化することでインストールできます。ただし、安全性を確保するため、信頼できる提供元のドライバーのみを使用してください。
ドライバーを無効化するにはどうすればいいですか?
ドライバーを無効化するには、「デバイスマネージャー」を開き、対象のデバイスを右クリックして「デバイスを無効にする」を選択します。ただし、重要なシステムデバイスを無効にすると正常に動作しなくなる可能性があるため、慎重に操作してください。
  • hatena