DISM /online /cleanup-image /restorehealthはWindowsのシステム修復に使用される重要なコマンドですが、処理が途中で止まったり、進行状況が長時間変化しなくなったりするケースがあります。MiniToolのこの記事では、その原因を整理しながら、実践的な対処法を順番に解説します。



DISM /online /cleanup-image /restorehealth が途中で止まる原因

DISM /online /cleanup-image /restorehealth が途中で止まる原因として、以下のようなものが考えられます。

  • メモリ不足
  • 管理者権限不足
  • ディスクエラー
  • システムファイルの破損
  • Windowsコンポーネントの問題
  • その他

よく見られる症状

DISM /online /cleanup-image /restorehealth が停止したように見える場合、以下のような症状が報告されています。

  • 20%や40%で止まったまま進まない
  • 62.3%で止まったまま進まない
  • 「イメージ バージョン」の表示から先に進まない
  • 100%近くで処理が完了しない
DISM /online /cleanup-image /restorehealthが途中で止まる画面

では、問題を解決するための具体的な方法を紹介します。

まず試したい基本的な対処法

対処法1: しばらく待つ

DISM /online /cleanup-image /restorehealth の実行時間は、システムの状態や破損状況によって大きく異なります。環境によっては数十分から数時間かかることもあるため、進行状況が一時的に止まったように見えても、すぐに中断しないことをおすすめします。

ただし、数時間経過してもパーセンテージが変化しない場合は、次の方法を試してください。

対処法2: 入力したコマンドを確認する

コマンドのスペルミスや余分なスペースがあると、DISMが正常に実行されない場合があります。コマンドを再度確認し、正しく入力されているか確認してください。

対処法3: コンピューターを再起動する

一時的なシステムエラーやバックグラウンドプロセスの影響によって、DISM /online /cleanup-image /restorehealth の実行が妨げられることがあります。PCを再起動すると不要なプロセスやサービスが終了し、システムをより安定した状態で起動できます。

DISM /online /cleanup-image /restorehealth が停止する場合の詳細な対処法

対処法4: RAMに十分な容量があることを確認する

コンピューターに搭載されているRAMが十分な容量でない場合、DISMコマンドを実行した際に問題が発生することがあります。また、Windows 10/11の動作に必要なメモリ容量を満たしていても、複数のアプリケーションを同時に実行している場合はメモリ不足が発生することがあります。

この問題を解決するには、RAMをアップグレードするか、大容量のものと交換してください。

対処法5: コマンドプロンプトを管理者権限で実行する

DISMコマンドを正常に実行するには、管理者権限が必要です。まず、現在開いているコマンドプロンプトのタイトルを確認してください。「管理者: コマンドプロンプト」と表示されていれば、管理者権限で実行されています。

コマンドプロンプトを管理者として実行する画面

管理者権限で起動していない場合は、以下の手順を実行してください。

ステップ1: タスクバーの検索ボックスに「cmd」と入力します。

ステップ2: 検索結果に表示された「コマンドプロンプト」を右クリックし、「管理者として実行」を選択します。

ステップ3: ユーザーアカウント制御(UAC)の確認画面が表示されたら、「はい」をクリックします。

管理者権限でコマンドプロンプトを起動した後、再度DISMコマンドを実行してください。

対処法6: CHKDSKの実行

CHKDSKは、システム上のエラーを検出・修正します。

ステップ1: タスクバーで検索アイコンをクリックし、「cmd」または「コマンドプロンプト」を検索します。

ステップ2: コマンドプロンプトが検索結果の一番上に表示されるので、右パネルから「管理者として実行」を選択します。

ステップ3: コマンドプロンプトに「chkdsk C: /f /r」と入力し、「Enter」を押してコマンドを実行します。別のドライブレターをお使いの場合は、Cをそのドライブレターに置き換えて下さい。

その後、コマンドプロンプトでDISM /online /cleanup-image /restorehealth または DISM.exe /online /cleanup-image /restorehealth を再度実行して、正常に完了できるかどうか確認します。

問題が解決されない場合は、次の方法をお試し下さい。

対処法7: SFCの実行

SFC(システムファイルチェッカー)は、Windows 10/11コンピューターのシステムファイルの欠損や破損を修復するツールです。

ステップ1: コマンドプロンプトを管理者権限で実行します。

ステップ2: コマンドプロンプトに「sfc /scannow」と入力し、 「Enter」を押してコマンドを実行します。

ステップ3: すべてのスキャン処理が終了するまで待ちます。

対処法8: Windows 10/11を最新バージョンに更新する

Windows 10/11のバージョンが古くなっている場合にも、DISM /online /cleanup-image /restorehealth あるいは DISM.exe /online /cleanup-image /restorehealth が動作しなくなることがあります。そのため、Windowsシステムを更新して、DISMが動作するかどうかを確認しましょう。

Microsoftは常に設定アプリのWindows UpdateでWindowsの更新プログラムをリリースしているので、Windows Updateで更新プログラムを確認・インストールできます。

Windows 10で更新プログラムのチェックを行う方法

ステップ1: 「Windows + I」を押してWindowsの設定を開きます。

ステップ2: 「更新とセキュリティ」→「Windows Update」と進みます。

ステップ3: 利用可能な更新プログラムがあれば、「ダウンロードしてインストール」をクリックしてインストールして下さい。更新プログラムが見つからないにもかかわらず、お使いのシステムが最新版でないことが明らかな場合は、「更新プログラムを確認する」ボタンをクリックして手動で更新プログラムを取得することができます。

Windows10更新プログラムのチェックボタン

ステップ4: コンピューターを再起動したら、更新プロセスは完了です。

Windows 11で更新プログラムのチェックを行う方法

ステップ1: 「Windows + I」を押してWindowsの設定を開きます。

ステップ2: 左のメニューから「Windows Update」を選択します。

ステップ3: 右パネルに表示されている利用可能なすべての更新プログラムをダウンロード・インストールします。更新プログラムが表示されない場合は、「更新プログラムのチェック」ボタンをクリックして、利用可能な更新プログラムがあるかどうかを確認します。もしあれば、それをインストールして下さい。

Windows11更新プログラムのチェックボタン

ステップ4: コンピューターを再起動したら、更新プロセスは完了です。

最新のWindows更新プログラムをインストールしたら、DISM /online /cleanup-image /restorehealth または DISM.exe /online /cleanup-image /restorehealth を再度実行し、プロセスを正常に完了できるかどうか確認します。

DISMエラー後に失われたファイルを復元する

システム障害やDISMエラーの発生後にファイルが見つからなくなった場合は、MiniTool Power Data Recoveryのような専用のデータ復元ソフトの使用が有効です。

MiniTool Power Data Recoveryは、内蔵HDD、外付けHDD、SDカード、USBメモリなど様々なデバイスから削除・破損・アクセス不能になったファイルのスキャンと復元に対応しています。起動しないWindows PCからデータを復元することもできます。

このソフトウェアをダウンロード・インストールしたら、以下の手順でファイルを復元することができます。

MiniTool Power Data Recovery Freeクリックしてダウンロード100%クリーン&セーフ

ステップ1: ソフトウェアを起動して、メインインターフェイスに入ります。

ステップ2: このソフトウェアは、検索できるすべてのドライブを表示します。対象のドライブにカーソルを合わせて「スキャン」ボタンをクリックすると、スキャンが開始されます。「デバイス」タブに切り替えて、ディスク全体を選択・スキャンすることも可能です。

MiniTool Power Data Recoveryのメインインターフェイス

ステップ3: スキャンが終了したら、スキャン結果を確認します。「削除されたファイル」「紛失したファイル」「既存のファイル」の3つのパスから復元したいファイルを探します。復元したいファイルの名前を覚えている場合は、右上の検索ボックスに名前を入力して探すこともできます。さらに、選択したファイルが本当に必要なものであることを保証するため、70種類のファイルをプレビューできます。

提示:
MiniTool Power Data Recovery無料版を初めて使用する場合は、プレビューアパッケージをダウンロードして下さい。
MiniTool Power Data Recoveryのスキャン結果の画面

ステップ4: 必要なファイルを選択して「保存」ボタンをクリックし、保存先のパスを選択します。

MiniTool Power Data Recoveryで復元したファイルを保存する画面

復元後のファイルはすぐに使用できます。

MiniTool Power Data Recovery無料版では最大1GBのデータを復元できますが、より多くのファイルを復元する場合はフル版が必要です。

まとめ

DISM /online /cleanup-image /restorehealth を実行すると、進行状況が20%、40%、62%、84%などで止まったように見えることがあります。多くの場合、メモリ不足やシステムファイルの破損などが原因で発生するため、本記事で紹介した方法を順番に試すことで改善できる可能性があります。

DISM /online /cleanup-image /restorehealth が途中で止まる場合のFAQ

DISM /online /cleanup-image /restorehealth が20%、40%、62.3%で止まるのは正常ですか?
はい。DISMは処理内容によって特定のパーセンテージで長時間停止したように見えることがあります。実際には処理が継続している場合もありますが、数時間経過しても進まない場合は、システムファイルの破損やディスクエラーなどが原因の可能性があります。
DISMとSFCはどちらを先に実行するべきですか?
一般的には、まずDISM /online /cleanup-image /restorehealth を実行し、その後に「sfc /scannow」を実行することが推奨されています。DISMはWindowsイメージを修復し、SFCはそのイメージを利用して破損したシステムファイルを修復します。
DISMが「イメージ バージョン」の表示から進まない場合はどうすればよいですか?
管理者権限でコマンドプロンプトを実行しているか確認してください。また、PCを再起動した後に再度DISMを実行すると改善する場合があります。
それでも解決しない場合は、CHKDSKやSFCを実行してシステムの整合性を確認することをおすすめします。
DISMの実行中にパソコンを強制終了しても大丈夫ですか?
DISMの処理中に強制終了すると、修復作業が中断されてシステムの状態が不安定になる可能性があります。進行状況が長時間変化しない場合でも、まずは十分な時間待機してから、必要に応じて再起動やその他の対処法を試してください。
  • hatena