用語集 – クローンとは？

クローンとは、元のパーティションやディスクとまったく同じコピーを作成し、セクタごとに宛先ディスクやパーティションにコピーすることです。

そのため、宛先ディスクやパーティションには元のものと同じ内容が含まれています。クローンの作成中には、宛先パーティションやディスクの以前のデータがすべて上書きされるため、重要なデータがある場合は事前にバックアップを取っておく必要があります。

標準的なコピー機能とは異なり、ディスククローンでは隠しファイルや使用中のファイルもコピーされます。通常、このようなファイルはコピーできないため、特に難しい問題となります。

ディスククローン作成プログラムは、使用するすべてのデバイスに対応するデバイスドライバーまたは同等のものを備えていなければなりません。デバイスのメーカーによっては適切なドライバーを提供していない場合があるため、ディスククローンソフトウェアのメーカーは独自のドライバーを作成するか、他の方法でデバイスアクセス機能を組み込む必要があります。これは、テープドライブ、CDおよびDVD読み取り・書き込みツール、USBおよびFireWireドライブに適用されます。クローン作成ソフトウェアには、必要に応じてデータをマルチキャスト転送するための独自のTCP/IPスタックが搭載されています。

ディスクのクローンを作成する最も簡単な方法は、ソースディスクと宛先ディスクの両方が同じマシンにある状態で、ディスククローン作成ソフトウェアを使用することです。詳しくは「ディスククローン作成ソフトウェアでハードドライブのクローンを作成する方法」をご覧ください。