Windows 11でValorantを起動しようとすると、「Vanguardのこのビルドは現在のシステムに準拠していません」という問題が発生することがあります。このエラーメッセージが表示されるのはなぜ?これを取り除くには?MiniToolのこの記事で詳細をお伝えします。
Valorantは、Riot Gamesが無料で提供する一人称ヒーローシューターゲームです。Windows 11/10/8/7に対応し、世界中のたくさんのプレイヤーに人気のあるゲームです。しかし、多くのユーザーが、プレイ中にValorant Vanguardアンチチートや真っ暗な画面などの問題に悩まされています。
今回は、「Vanguardのこのビルドは現在のシステムに準拠していません」という問題についてお伝えします。この問題の原因としては、次のようなことが考えられます。
- サードパーティ製ソフトとの干渉
- ゲームファイルの破損
- 古いゲームバージョン
- マルウェアやウイルスの感染
それでは、「Vanguardのこのビルドは現在のシステムに準拠していません」を解決する方法を見ていきましょう。
対処法1: Windowsの更新
Windowsの新しいバージョンが利用可能かどうかを確認し、Windowsを更新してPCを再起動します。その後、「Vanguardのこのビルドは現在のシステムに準拠していません」が解消されているかどうかを確認します。
ステップ1: Windows + Iで「設定」を開きます。
ステップ2: 「更新とセキュリティ」を開きます。
ステップ3: 「Windows Update」→「更新プログラムのチェック」をクリックして、最新の更新プログラムがあるかどうかを確認します。その後、Windowsが利用可能な更新プログラムを検索します。画面の指示に従ってプロセスを完了します。
対処法2: ゲームファイルの修復
PCのゲームファイルが破損していると、「Vanguardのこのビルドは現在のシステムに準拠していません」と表示されることがあります。そのため、ゲームファイルを修復して問題を解決します。こちらがそのガイドです。
ステップ1: Riotクライアントを開いてプロフィールアイコンをクリックし、「設定」を選択します。
ステップ2: 「Valorant」→「修復」をクリックします。
対処法3: 互換モードでValorantを実行する
Windowsの更新プログラムがValorantと競合していたり、Valorantゲームクライアントの互換性に問題があったりするために、「Vanguardのこのビルドは現在のシステムに準拠していません」と表示される場合は、互換モードでValorantを実行することで、この問題を解決することができます。
ステップ1: Valorantを右クリックして「プロパティ」を選択します。
ステップ2: 「互換性」タブで、「互換モードでこのプログラムを実行する」にチェックを入れます。
ステップ3: 「適用」と「OK」をクリックして変更を保存します。
対処法4: セキュアブートの有効化
セキュアブートはMicrosoftのセキュリティ規格で、製造元が信頼するソフトウェアのみを使用してデバイスを起動するようにします。セキュアブートを有効にすることで、「Vanguardのこのビルドは現在のシステムに準拠していません」を解決できます。次の手順を実行して下さい。
ステップ1: システムのBIOS設定を開きます。
ステップ2: セキュアブートが見つからない場合は、CSM(Compatibility Support Module)を「Off」に設定して表示させます。
ステップ3: セキュアブートモードを「Standard」から「Custom」に変更し、すぐに「Standard」に戻します。
ステップ4: 「Yes」を選択します。
ASUSとGIGABYTEのマザーボード:
- BIOS設定に入ります。
- ブートモードがCSMまたはLegacyの場合は、UEFIに変更します。
- 上部メニューの「Secure」オプションに移動し、それを無効にします。
- セキュアブートモードを「Custom」に変更します。
- モードを「Standard」に戻します。
- BIOSを工場出荷時の設定にリセットするか、デフォルト値に戻して変更を確定します。
- 再度BIOS設定に入り、セキュアブートを有効にします。
- 表示されるメッセージを確認し、変更を保存してBIOS を終了します。
- これでセキュアブートが有効になりました。
MSIマザーボード:
- BIOS設定に入ります。
- ブートモードがCSMまたはLegacyの場合は、UEFIに変更します。
- 「Security」オプションでセキュアブートを無効にします。
- モードを「Standard」に戻します。
- 「Settings」→「Advanced」でセキュアブートを有効にします。
- 変更内容を保存し、BIOSを終了します。
対処法5: TPM 2.0が実行中であることを確認する
ユーザーがシステムでTPM2.0保護モジュールを無効にし、その後再度有効にすることを忘れてしまっている場合があります。TPM 2.0が実行中であるかどうかを確認して下さい。
ステップ1: BIOSを開き、「Settings」タブに切り替えます。
ステップ2: 「Trusted Computing」を見つけてクリックします。
ステップ3: ここに「Security Device Support」オプションが表示されます。
ステップ4: それをダブルクリックして有効にします。
対処法6: Vanguardの再インストール
「Vanguardのこのビルドは現在のシステムに準拠していません」と表示された場合、Valorantを再インストールするという方法があります。以下の手順を実行して下さい。
ステップ1: Windows + Iで「設定」を開きます。「アプリ」→「アプリと機能」と進みます。
ステップ2: 右パネルのメニューを下にスクロールしてValorantを見つけ、それをクリックして「アンインストール」を選択します。そして、画面の指示に従ってアンインストールします。
ステップ3: その後、公式サイトからダウンロード・再インストールします。
最後に
以上、「Vanguardのこのビルドは現在のシステムに準拠していません」を解決する方法を6つご紹介しました。同じ問題にお悩みの方は、ぜひお試し下さい。他に良い方法がございましたら、コメント欄にお寄せ下さい。
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