パソコンのウイルスを駆除・削除する方法をお探しですか?MiniTool ShadowMakerが提供するこのガイドでは、インターネット接続の切断、フルスキャンの実行、セーフモードでの一時ファイルや不正アプリの削除、工場出荷時設定へのリセットなど、役立つ解決策をいくつかご紹介します。さっそく見ていきましょう。

ウイルスはあらゆる手段でデスクトップPC、ノートパソコンなどのデバイスに侵入し、データを盗んだりシステムを損傷させたりします。ウイルスやマルウェア感染の症状を発見したら、すぐにPCをインターネットから切断してください。

ネットワークを遮断することで、ウイルスやマルウェアのさらなる拡散を防ぎ、攻撃者がより多くのデータを不正取得したり、より大きな被害を及ぼしたりするのを防止できます。さらに、後述する方法を実行する際に発生する可能性のある中断を回避することもできます。

ノートパソコンからウイルスをアンチウイルスソフトなしで削除したい場合、以下の解決策がお役に立つはずです。順番に試してみてください。

解決策1:システムのフルスキャンを実行する

PCからウイルスを駆除するにはどうすればよいのでしょうか?ウイルス感染が疑われる場合は、まずシステムのフルスキャンを行いましょう。

その際は、Windows標準のMicrosoft Defenderを利用できます。

ステップ1.「Win + I」キーを押して設定を開きます。

ステップ2.「更新とセキュリティ」>「Windowsセキュリティ」>「ウイルスと脅威の防止」を選択します。

ステップ3.「現在の脅威」から「スキャンのオプション」をクリックし、「フルスキャン」を選択して、「今すぐスキャン」をクリックします。

この操作では、ハードディスク上のすべてのファイルと実行中のプログラムが徹底的にチェックされるため、1時間以上かかる場合があります。

ただし、Windowsセキュリティには機能面で限界があり、すべてのウイルスを完全に駆除できない場合があります。そのため、Malwarebytes、McAfee、Nortonなどのサードパーティ製ウイルス対策ソフトの利用を検討してもよいでしょう。こうした製品は高度な機能を備えていますが、多くは有料です。

ソフトのダウンロードとインストール後、画面の指示に従ってシステム全体のスキャンを実行してください。

解決策2:セーフモードで起動する

セーフモードは、Windows OSを診断用に起動するモードで、動作に必要な最低限のファイルとサービスだけを読み込みます。余計なプログラムが動かないため、ウイルスを見つけたり無効化したりしやすくなります。

PCをセーフモードで起動する手順は以下の通りです。

ステップ1.「スタート」アイコンをクリックし、「設定」を選択します。

ステップ2.「更新とセキュリティ」>「回復」>「詳細スタートアップ」の下にある「今すぐ再起動」を選択します。

ステップ3.コンピューターを再起動すると、Windows RE(回復環境)に入ります。その後、「トラブルシューティング」>「詳細オプション」>「スタートアップ設定」>「再起動」の順に選択します。

ステップ4.次に、スタートアップ設定インターフェイスに入ります。「4) セーフモードを有効にする」を選択して、セーフモードで起動します。

スタートアップ設定画面で「セーフモードを有効にする」が選択されている様子を示す画面
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手順1.悪意のある拡張機能を削除する

ウイルスやマルウェアは、ブラウザ拡張機能に潜んでいることがあります。ブラウザの設定を確認し、見覚えのない、または信頼できない拡張機能は削除してください。セーフモードでブラウザの拡張機能を削除するには、下記の手順に沿って操作してください。

Microsoft EdgeまたはChromeの場合:

  • ブラウザを開く> 右上隅の「三点」アイコンをクリック>「拡張機能」を選択>「拡張機能を管理」を選択します。
Chromeの拡張機能の管理画面

Firefoxの場合:

  • ブラウザを開く>「ハンバーガーアイコン」をクリック>「拡張機能とテーマ」を選択します。

その後、不審な拡張機能やアドインを無効化またはアンインストールできます。

手順2.一時ファイルを削除する

一時ファイルを削除すると、隠れたウイルスやマルウェアを駆除できるだけなく、ストレージ容量を解放し、PCのパフォーマンスを向上させることができます。

具体的な操作手順は以下の通りです。

ステップ1.検索バーに移動し、「ディスク クリーンアップ」を検索して「Enter」キーを押します。

ステップ2.「一時ファイル」、「インターネット一時ファイル」、および削除したいその他のコンテンツにチェックを入れる>「OK」をクリックしてクリーンアップ作業を開始>プロンプトが表示されたら削除を確認します。

ディスククリーンアップウィンドウで削除するファイル項目にチェックを入れている操作画面

手順3.不審なプログラムをアンインストールする

特定のソフトをダウンロードした直後からウイルス感染の兆候が現れたかどうか、思い返してみてください。もし当てはまるなら、そのアプリケーションやアドオンが原因の可能性があります。その場合は、以下の手順に従って端末からウイルスを削除してください。

ステップ1.「Windowsの検索」で「コントロールパネル」と入力し、「Enter」キーを押します。

ステップ2.「プログラム」>「プログラムと機能」に移動し、新しくインストールされたアプリや不正アプリを探します。

ステップ3.それらを一つずつ右クリックし、「アンインストール」を選択して削除します。

ステップ4.画面の指示に従って削除プロセスを完了します。

解決策3:コマンドプロンプトを使用してウイルスを削除する

ウイルス対策ソフトなしでPCからウイルスを削除するには、コマンドプロンプトを利用できます。詳しくは、下記の手順に従ってください。

ステップ1.検索バーに「cmd」と入力し、最も一致する結果から「管理者として実行」を選択します。

ステップ2.「コマンドプロンプト」ウィンドウで、ウイルスに感染した疑いがあるパーティションまたはデバイスのドライブ文字を入力し、「Enter」キーを押します。

ステップ3.その後、「attrib -s -h -r /s /d *.*」と入力し、「Enter」キーを押します。

ステップ4.次に、「dir」と入力し、「Enter」キーを押します。このコマンドは、隠しファイルを含むすべてのファイルを一覧表示し、ディレクトリ内とサブフォルダーの構成を確認できます。

ステップ5.ここでは一つ例を挙げます。ウイルスが「autorun」という名前や拡張子「.inf」を含む場合があります。こうした不審なファイルを見つけた場合は、コマンドプロンプトで「del autorun.inf」を実行して削除してください。

コマンドプロンプトでdelコマンドを入力している操作画面
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解決策4:PCを初期化する

上記の解決策がすべてうまくいかない場合は、PCの工場出荷時設定へのリセット(初期化)を検討してください。PCを初期化することで、動作が重い、頻繁なフリーズ、ゲームのクラッシュ、マルウェアやウイルス感染など、多様な問題の解決に役立つ場合があります。

ただし、この操作によりすべてのプログラムとデータが削除され、デバイスが購入時の状態にリセットされることにご注意ください。そのため、工場出荷時設定にリセットする前に、重要なデータは必ず安全な場所へバックアップしておく必要があります。

Windows PCを初期化するには、下記の手順に沿って操作してください。

ステップ1.「開始」メニューを開き、「設定」アプリをクリックします。

ステップ2.「更新とセキュリティ」>「回復」に移動し、「このPCを初期状態に戻す」の下の「開始する」をクリックします。

Windows設定で「このPCを初期状態に戻す」の下の「開始する」ボタンを選択している画面

ステップ3.「すべて削除」>「ローカル再インストール」を選択します。次に、指示に従ってリセットを完了します。

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解決策5:専門家に相談する

一部のウイルスやマルウェアは、自力で削除するのが難しい場合があります。そうしたときは、どう対処すればよいのでしょうか?自分でできる対策を試しても問題が解消しないなら、専門家に依頼してパソコンをクリーンアップしてもらいましょう。

IT専門家は、高度なツールや技術を使ってウイルスを除去する方法を熟知しており、幅広いウイルスの駆除に対応できる可能性があります。

PC保護&ウイルス感染を防ぐ対策

方法1:PCを定期的にバックアップする

サイバー脅威やコンピューターの不具合は、誰にでも起こり得る問題です。診断せずに放置すると、データ損失やシステムの故障につながる恐れがあります。そのため、万が一に備えた迅速な復旧手段として、ノートパソコンのバックアップを作成しておくことが重要です。

システムの復元が速いほど、ワークフローや業務の再開も早く行えます。PCのバックアップを作成するには、MiniTool ShadowMakerという無料のPCバックアップソフトがあなたのニーズを満たせます。

システム全体、選択したパーティション、ディスク、フォルダ、ファイルのバックアップをわずか数クリックで簡単に作成できます。

それでは、MiniTool ShadowMakerでファイルをバックアップする方法を見てみましょう:

ステップ1.このフリーソフトをダウンロードしてインストールします。次に、ソフト起動し、「体験版で続く」をクリックしてメインインターフェイスに入ります。

MiniTool ShadowMaker Trialクリックしてダウンロード100%クリーン&セーフ

ステップ2.「バックアップ」ページに移動>「ソース」をクリック>「フォルダとファイル」オプションを選択>「OK」をタップして確認します。

次に、「バックアップ先」をクリックしてバックアップイメージの保存先パスを選択します。

MiniTool ShadowMakerでファイルバックアップを設定している画面
提示:
MiniTool ShadowMakerでは、スケジュール機能を通じてデータを自動的にバックアップできます。画面右下の「オプション」をクリック>「スケジュール設定」をオンにする>指定の時刻、週内の特定の時間、イベント発生時など、必要に応じて設定します。
MiniTool ShadowMakerのスケジュール設定画面

ステップ3.選択完了後、「今すぐバックアップ」をクリックしてプロセスをすぐに開始します。

MiniTool ShadowMakerのその他の注目機能:

  • ディスクを別のディスクにクローン
  • 完全バックアップ、増分バックアップ、差分バックアップ
  • PCを外付けHDD、USBドライブ、NASなどにバックアップ
  • Windowsバックアップを別のPCに復元
  • 起動しないPCのデータバックアップと復元

方法2:ソフト/システムを最新状態に保つ

ソフトウェアやシステムは通常、最新のセキュリティパッチや修正を含む定期的な更新をリリースします。これらの更新は、ソフトやシステムに発見されたセキュリティ上の脆弱性に対処し、ハッカーや悪意のあるソフトウェアによる悪用を防ぐために特別に設計されています。

多くのWindowsオペレーティングシステムやアプリでは、自動更新オプションが提供されています。これを有効にすることで、セキュリティ修正が公開されるたびに、即時に適用できる状態を常に保てます。

方法3:不審なメールやウェブサイトに注意する

日常的にメールを使ったり、インターネットを閲覧したりするときは、油断せず、潜在的なセキュリティ脅威に気を配る必要があります。

不明な送信元、または不審な内容のメールを受け取った場合、特に添付ファイル付きのものは直接開かないでください。添付ファイルにはウイルスやその他のマルウェアが潜んでいる可能性が非常に高いです。そのようなメールは直ちに削除するか、閲覧前に信頼できるウイルス対策ソフトでスキャンすることをおすすめします。

また、ネットを閲覧していると、さまざまなリスクに遭遇することもあります。危険なウェブサイトの中には、悪意のある広告を介して「ノーダウンロード攻撃」を仕掛けるものもあります。これは、何かをクリックしたりダウンロードしたりしなくても、ページを開いただけでウイルスが端末に自動的に入り込む可能性があるというものです。

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方法4:アンチウイルス/アンチマルウェアでPCを保護する

サイバー脅威は常に身近にあり、いつ発生してもおかしくありません。マルウェア攻撃からデバイスを保護するには、お使いのPCにウイルス対策ソフトとマルウェア対策ソフトをダウンロードする必要があります。

これらのソフトは、システムの動作をリアルタイムで監視し、潜在的な脅威をスキャンして駆除し、ウェブサイトへのアクセスやファイルのダウンロード時に防御を強化します。さらに、多くのセキュリティソフトには、フィッシング対策やプライバシークリーナー機能も搭載されています。

方法5:公式ルートを通じてアプリをダウンロードする

デバイスの安全性とデータのプライバシーを守るため、アプリは必ず公式チャネルからインストールしてください。

公式チャネルには、公式アプリストアやソフトウェアの公式サイトなどが含まれます。これらのプラットフォームでは通常、アプリに対して厳しい審査が行われるため、マルウェアやウイルスに感染するリスクを抑えることができます。

一方、非公式ソースからのアプリは検証されていないことがあり、マルウェアに感染する可能性が高くなります。したがって、信頼できるソースからアプリをダウンロードすることをおすすめします。

方法6:強力なパスワードを作成する

ハッカーは単純なパスワードを簡単に突破してしまいます。特に、複数のアカウントで同じパスワードを使い回している場合は危険です。強力なパスワードを設定することで、コンピューターや銀行口座を不正アクセスやマルウェア感染から守ることができます。

パスワードの強度は、長さ、複雑さ、そして予測不可能性によって決まります。強力なパスワードを設定するには、十分な長さがあり、ランダム性が高く、他と重複しない一意のパスワードにすることが重要です。大文字、小文字、数字、記号を組み合わせて使用することも推奨します。

個人情報や推測されやすい単語・フレーズは使用しないでください。また、パスワードマネージャーを使って、各アカウントに強力で固有のパスワードを生成することもできます。

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追加のヒント

コンピュータウイルスの感染経路は?

ウイルスがノートパソコンやデスクトップPCに侵入する手段はさまざまです。例えば:

  1. メールやテキストメッセージの添付ファイルに仕込まれたマルウェア
  2. ソーシャルメディア上の詐欺リンク
  3. 信頼できないサイトや危険なソースからのアプリダウンロード
  4. USBドライブなど、感染したリムーバブルデバイス
  5. 見知らぬ相手との不用意なファイル共有
  6. 悪意のある広告やポップアップ

パソコンがウイルスに感染しているか確認する方法

PCのウイルス感染の症状を明確に把握することは非常に重要です。以下の内容を読んで、知らない点がないか確認しましょう。

  1. 動作が遅い・重い
  2. 本体の過熱
  3. 頻繁にクラッシュしたりフリーズしたりする
  4. 異常な量のポップアップが表示される
  5. 見覚えのないアプリやブラウザ拡張機能が増えている
  6. ブラウザが意図しないサイトへ勝手にリダイレクトされる
  7. ファイルが移動・改名・破損している
  8. コンピューターが不自然な挙動をする

結論

この総合ガイドでは、ウイルス対策ソフトなしでノートパソコンからウイルスを削除する方法を解説しました。読後にウイルス感染の不安から解放されることを心より願っています。

さらに、ウイルスやマルウェアの予防対策、感染経路、マルウェア感染の兆候についても紹介しています。

最後に、MiniTool ShadowMakerの使用時にご不明な点がございましたら、[email protected]までお気軽にお問い合わせください。できるだけ早く返事いたします。

  • hatena