MiniToolのこの記事では、目標復旧時間(RTO)と目標復旧時点(RPO)違いについて、7つの視点から取り上げます。また、両者を併用した災害復旧ソリューションも紹介します。

目標復旧時間と目標復旧時点の違いを比較する前に、これらに関する予備知識を理解しておきましょう。

災害復旧(DR)とITサービス継続性 (ITSC)について

災害復旧(ディザスタリカバリ)とは?

災害復旧とは、自然または人為的な災害の後、重要なテクノロジー インフラストラクチャやシステムを復旧または継続するための方針、ツール、手順を指します。

災害復旧は、重要なビジネス機能を支援する情報技術(IT)または技術システムに焦点を当てています。事業継続(BC)とは異なり、DRは大規模な破壊的事件が起こった場合に、事業のすべてのインフラを稼働させ続けることを意味します。

したがって、災害復旧は事業継続のサブセットと考えられます。プライマリサイトが短期間で復旧できないことを想定し、使えるセカンダリーサイトにデータやサービスを復旧させるソリューションを提供するもので、原点復旧とは完全に逆です。

提示:

ITサービス継続性とは?

ITサービス継続性は、事業継続計画(BCP)のサブセットであり、IT災害復旧計画やより広範なITレジリエンス計画を含んでいます。また、データ通信や電話/音声などの通信に関連するITインフラやサービスも含まれます。

ITサービス継続計画には、Information Technology Infrastructure Library(ITIL)が定義する目標復旧時点(最近のトランザクション)および目標復旧時間(時間間隔)を反映しています。ITILは、ITサービスマネジメント(ITSM)やITアセットマネジメント(ITAM)など、IT活動に関する詳細なプラクティスの集合体であり、ITサービスを企業のニーズと一致させることに重点を置いています。

では、この2つの簡単な用語を比較し、その違いを見つけてみましょう。

1.RPOとRTOの違い:定義

RTOとRPOの違いとは、目標復旧時間と目標復旧時点の違いの略称です。

目標復旧時点とは?

RPO目標復旧時点とは、重大インシデントによりITサービスのデータ(トランザクション)が失われる可能性がある最大目標期間のことです。これは、事業継続計画によって定義されます。

もし、災害目標復旧時点が数分、あるいは数時間単位である場合、実際には、テープによるオフサイトバックアップを毎日行うだけでは不十分で、オフサイトミラーバックアップを継続的に保持する必要があります。

目標復旧時間とは?

RTO目標復旧時間とは、事業継続の中断による受け入れがたい結果を避けるために、災害や中断後にビジネスプロセスを復旧すべき目標時間およびサービスレベルのことです。

一般的な事業継続計画の策定方法では、災害目標復旧時間は、ビジネスインパクト分析(BIA)の期間中にプロセスの所有者によって決定されます。また、RTOの確立には、代替策や手動ソリューションのオプションの時間枠を特定することも含まれます。

2.RPOとRTOの違い:関係

非瞬間復旧とは、一定期間をかけてトランザクション(データ)を復旧させることです。そうすることで、大きな損失やリスクが発生しません。

目標復旧時点は、重大なイベントが発生した場合に、最近のデータが永久に失われる可能な最大時間を測定します。しかし、RPOはそのような損失の量を直接測定することはできません。

例えば、事業継続計画は「利用可能な最後のバックアップを復元する」場合、目標復旧時点は、安全にオフサイトに保管されたバックアップ間の最大間隔です。

既存のバックアップ方式とは異なり、目標復旧時点はビジネスインパクト分析によって決定したものです。あらゆるレベルのオフサイトデータ準備が必要な場合、データが失われる可能性がある期間は、通常、オフサイトでバックアップを実行した時点ではなく、バックアップの準備を開始した時点から始まります。

目標復旧時間に関する多くの文献では、RTOは復旧時点目標を補完するものと理解されています。RTOとRPOはそれぞれ、通常のビジネスプロセス作業が失われる時間(RTO)と、その間に失われたまたはバックアップされなかったデータ(RPO)という点で、許容範囲、あるいは耐えられるITサービス継続性能の限界を表します。

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目標復旧時点と目標復旧時間はどちらも測定基準が似ていますが、いくつかの点で異なります。

3.RTOとRPOの違い:コンピューターシステム設計への影響

目標復旧時点と目標復旧時間は、ビジネスリスクだけでなく、他のすべての主要なシステム設計基準を考慮し、バランスをとる必要があります。

目標復旧時点は、バックアップがオフサイトに移行される時点と関連します。オフサイトミラーにオフサイトバックアップを同期コピーすることで、ほとんどの不測の事態を解決することができます。また、テープや他のリムーバブルメディアを使用した物理的な転送は、比較的低コストで簡単にいくつかのバックアップ要件を満たします。

復元は、事前に決定された場所で行うことができます。オフサイトのスペースとハードウェアを共有することで、必要なパッケージは完成します。大容量の価値の高いトランザクションデータがある場合、ハードウェアを2つ以上のサイトに分割し、地理的に分割することで耐障害性を高めることができます。

4.RPOとRTO災害復旧:データの優先順位

目標復旧時点は、障害によって失われたデータの量に注目します。RPOは、生産のダウンタイムではなく、顧客トランザクション全体への影響とリスクを計算する一方、目標復旧時間は、アプリケーションとシステムの復旧にのみ注目します。

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5.災害復旧RTOとRPO:アプリケーション

目標復旧時間の目的は、タイムリーにデータ復旧を行い、ディザスタリカバリ戦略の策定に役立てることである。これに対して、目標復旧時点は、データ損失に対処し、バックアップ戦略の開発に役立ちます。

6.目標復旧時点(RPO)と目標復旧時間(RTO)の違い:コスト

この2つのタイプの目標に必要な費用は異なります。細かい目標復旧時点を維持するためのコストは、厳しい目標復旧時間を維持するためのコストより低いことがあります。これは、RTOの管理には、RPOのようにデータを維持するだけでなく、ビジネスインフラ全体が関わっているからです。

7.RTOとRPOの違い:変数の計算

データ使用量の一貫性により、最小数の変数に基づいて目標復旧時点を簡単に計算できます。しかし、目標復旧時間では、回復時間がシミュレーションの時間枠やイベントの日付など、多くの要因に依存しますので、計算には少し難しくなります。

目標復旧時点が短ければ短いほど、失われるデータは少なくなりますが、バックアップの数が増え、ストレージ容量が増え、バックアップを実行するためのコンピューティングとネットワークのリソースも多く必要になります。したがって、RPOが短ければ短いほど、より多くの費用がかかります。

また、計算変数はデータの分類によって異なります。企業にとって最も良い方法は、データをクリティカルとノンクリティカルに分類することです。そうすれば、その後、優先順位に従ってRTOとRPOを事前に決定できます。

最高のバックアップとディザスターリカバリ戦略
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8.RPOとRTOの比較:自動化

目標復旧時点では、適切な間隔でデータバックアップを作成することを要求します。したがって、データバックアップの実施を自動化することは簡単にできます。しかし、目標復旧時間では、すべてのIT業務の復旧を含むため、自動化はほぼ不可能です。

MiniTool災害復旧ソリューションでRTOとRPOを短縮する

数ある災害復旧企業の一つとして、MiniTool社はMiniTool ShadowMaker、MiniTool Partition Wizard、MiniTool Power Data Recoveryの3つの災害復旧製品を開発し、顧客に災害復旧サービスを提供しています。

ソリューション1.MiniTool ShadowMaker

MiniTool ShadowMakerはプロフェッショナルで信頼性の高いデータバックアップツールで、ドキュメント(word、excel、txt、ppt、pdf、ノートなど)、メディアファイル(写真、画像、スクリーンショット、イメージ、グラフィック、オーディオ、音楽、ビデオ、映画など)、メール、プログラム/ソフトウェア、オペレーションシステムなど、あらゆるデータをバックアップできます。

次に、MiniTool ShadowMakerを使用してファイルをバックアップする例を紹介します。

MiniTool ShadowMaker Trialクリックしてダウンロード100%クリーン&セーフ

1.MiniTool ShadowMakerをお使いのコンピューターにダウンロード、インストールし、起動します。

2.購入を求められたら、画面右下の「体験版で続く」をクリックするだけです。

3.メインユーザーインターフェイス(UI)に移動し、左メニューの「バックアップ」タブをクリックします。

4.すると、バックアップページに移動します。左側の「ソース」モジュールをクリックし、バックアップするファイルを選択します。

5.バックアップタブの右側で、「バックアップ先」モジュールをクリックし、バックアップイメージの保存場所を選択します。ここでは、オフサイトのストレージデバイスを使用することをお勧めします。

ファイルバックアップのプレビュー

6.今後、ファイルバックアップを自動化できるように、このタスクにスケジュールを設定する必要があります。「オプション」>「スケジュール設定」ボタンをクリックしてスケジュール設定をオンにし、毎日バックアップ、毎週バックアップ、毎月バックアップ、またはイベント時のバックアップなど、自分のニーズに最も適した目標復旧時点を指定します。

バックアップのスケジュール設定

7.すべての設定が完了したら、「今すぐバックアップ」ボタンをクリックして、バックアッププロセスを開始します。

ソリューション2.MiniTool Partition Wizard

MiniTool Partition Wizardは強力で有名なディスクパーティション管理ツールです。そのデータ復元機能を使用して、簡単に失ったデータを回復できます。それでは、以下の手順を参照し、紛失したデータを復元しましょう。

MiniTool Partition Wizard Freeクリックしてダウンロード100%クリーン&セーフ

1.お使いのコンピューターにMiniTool Partition Wizard をダウンロード、インストール、起動します。

2.データを復元するデバイスをコンピューターに接続します。

3.メインインターフェイスで、左上の「データ復元」をクリックします。

4.「データ復元」ウィンドウで、失われたデータをスキャンする対象の場所を選択します。

失われたデータをスキャンする対象の場所を選択

5.スキャンが完了すると、MiniTool Partition Wizardはその場所で失われたすべてのアイテムを一覧表示します。紛失したファイルのほとんどをプレビューできるので、復元したいファイルかどうか判断できます。

紛失したファイルをプレビュー

6.スキャン結果から復元したいファイルと保存する場所を選択し、「保存」ボタンをクリックするとデータ復元処理が開始されます。

ファイル復元

復元プロセスが完了したら、復元したファイルが保存された場所に移動すると、失われたファイルを見つけることができます。

ソリューション3.MiniTool Power Data Recovery

MiniTool Power Data Recoveryは強力で効果的な災害復旧ソフトウェアでありあり、削除、フォーマット、抹消/削除またはシステムクラッシュによって失われたデータを復元することができます。しかも、内蔵HDD/SSD、外付けハードディスク、リムーバブルディスク(USBフラッシュドライブ、メモリーカード、SDカードなど)、CD/DVDからファイル、メディアファイル、メール、プログラム/ソフトウェアなどを復元することができます。

MiniTool Power Data Recovery Freeクリックしてダウンロード100%クリーン&セーフ

MiniTool Power Data Recoveryのデータ災害復旧手順は、MiniTool Partition Wizardの手順とほぼ同じです。このプログラムを使用する場合は、上記のガイドをご参照ください。

MiniTool Power Data Recovery

結語

まとめると、この記事では、目標復旧時間 (RTO) と目標復旧時点 (RPO)の違いについて、定義、関係、コンピューターシステム設計への影響、データの優先順位、コスト、計算変数、自動化など、わかりやすく解説しています。RTOとRPOについて異なる考えをお持ちの方は、下のコメント欄にお書きください。

また、今回はMiniToolが提供する3つの災害復旧ソリューションを紹介しました。これらのソフトを使用する際に何か問題が発生した場合は、[email protected]までお問い合わせください。できるだけ早く返事いたします。

  • hatena