CHKDSK /Fはファイルシステムエラーを修復し、CHKDSK /Rは不良セクタの検出と回復も行います。では、どちらを使うべきなのでしょうか。MiniToolのこの記事では、CHKDSK /Fと/Rの違いや使い分け、実行方法、注意点について詳しく解説します。
CHKDSK /Fと/Rの主な違い
CHKDSKには複数のオプションがありますが、特によく使われるのが/Fと/Rです。どちらもディスクエラーの修復に使用されますが、対応する障害の種類や処理内容が異なります。
| 項目 | CHKDSK /F | CHKDSK /R |
| ファイルシステムエラーの修復 | ○ | ○ |
| 不良セクタの検出 | × | ○ |
| 読み取り可能なデータの回復 | × | ○ |
| 実行時間 | 比較的短い | 長くなることが多い |
| 推奨用途 | 論理エラーの修復 | 物理的な障害が疑われる場合 |
CHKDSK /F
CHKDSK /Fは、ファイルシステムの不整合や論理エラーを検出して修復するためのオプションです。ドライブのエラーメッセージが表示された場合や、ファイルシステムの問題が疑われる場合によく使用されます。

CHKDSK /R
CHKDSK /Rは、CHKDSK /Fの機能に加えて、不良セクタの検出と読み取り可能なデータの回復も行います。HDDや外付けドライブで読み込みエラーが発生する場合や、物理的な障害が疑われる場合に適しています。
どちらを選ぶべき?
ファイルシステムの論理エラーを修復したい場合はCHKDSK /Fを使用できます。一方、不良セクタの検出や読み取り可能なデータの回復も行いたい場合は、CHKDSK /Rを使用しましょう。なお、CHKDSK /RにはCHKDSK /Fの機能も含まれています。
CHKDSK /Fと/Rを実行する方法
Windows 10でCHKDSKを実行し、ハードドライブ障害をチェックして修復するには、以下の簡単な手順に従ってください。
ステップ1.Windows 10コンピューターで、「Windows + R」を押します。「cmd」と入力してから、「Ctrl + Shift + Enter」を押して管理者として実行します。

ステップ2.次に、コマンドプロンプトウィンドウで、「chkdsk *: /f」または「chkdsk *: /r」(*をC、D、Eなどのターゲットパーティション/ボリュームの実際のドライブ文字に置き換える)を入力してから、「Enter」を押してターゲットディスクの故障のスキャンおよび修復を開始します。

コマンドプロンプトを利用できない場合は、管理者権限でPowerShellを起動し、同じコマンドを実行することもできます。

CHKDSK実行時の注意点
選択されたパーティションのサイズやコンピューターのパフォーマンスに応じ、CHKDSKのチェックと修復を実行すると、かなり時間がかかる場合があります。CHKDSKプロセスがスタックになり、例えば、10%、11%、12%などで長い間停止しているなら、それを修正するためにいくつかの対処を取ることができます。
- コンピューターを再起動します。
- 「Esc」または「Enter」キーを押してCHKDSKの実行を停止します。
- コンピューターでディスククリーンアップを実行します。
- CMDでWindows 10のsfc /scannowコマンドを実行し、破損したシステムファイルをチェックして修復します。
- 再びCMDにアクセスし、「Dism /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth」を入力してから、「Enter」キーを押して破損したWindowsシステムイメージを修復します。
その後、もう一度コマンドプロンプトでchkdsk /fまたは/rを実行してスキャンプロセスを完了できるかどうかを確認します。
CHKDSKの代替手段
エラーチェック機能を利用する
CHKDSK以外にも、Windows標準の「エラーチェック」機能を使ってディスクエラーを確認できます。
1.エクスプローラーを開き、対象ドライブを右クリックして「プロパティ」を選択します。
2.「ツール」タブをクリックします。
3.「エラーチェック」の「チェック」ボタンをクリックします。
4.画面の案内に従ってディスクの検査を開始します。

コマンド操作に慣れていない場合は、この方法を利用すると簡単にディスクの状態を確認できます。
MiniTool Partition Wizardを利用する
CHKDSKでディスクエラーを確認できますが、実行に時間がかかったり、途中で停止したりすることがあります。そのような場合は、別のディスク診断ツールを利用するのも一つの方法です。
MiniTool Partition Wizardは、ファイルシステムエラーのチェックやサーフェステスト機能を備えたディスク管理ソフトです。ディスクの状態を視覚的に確認できるため、コマンド操作に慣れていないユーザーでも利用しやすいのが特徴です。
このソフトでは、ファイルシステムの整合性チェックや不良セクタの検出に加え、パーティションの管理やディスク使用状況の分析も行えます。
以下では、MiniTool Partition Wizardを使用してディスクエラーを確認する方法を紹介します。
MiniTool Partition Wizard Freeクリックしてダウンロード100%クリーン&セーフ
ステップ1.MiniTool Partition Wizardを起動します。メインインターフェイスに入ったら、ターゲットパーティションを選択します。
ステップ2.左ペインまたは選択されたパーティションの右クリックメニューから、自分のニーズに基づいて「ファイルシステムチェック」あるいは「サーフェステスト」オプションを選択します。

「ファイルシステムチェック」という機能はchkdsk /fコマンドと同じで、ディスク障害を検出および修復します。「サーフェステスト」の機能はターゲットパーティションの不良セクタの検出に役立ちます。また、chkdsk /rコマンドを代替することもできます。
CHKDSKでファイルが消えた場合の対処法
CHKDSKはディスクエラーの修復に役立つツールですが、修復後に一部のファイルやフォルダーが見つからなくなることがあります。データが上書きされていない場合は、データ復元ソフトを利用して復元できる可能性があります。
MiniTool Power Data Recoveryを利用する
MiniTool Power Data Recoveryは、削除されたファイルや失われたデータを復元できるデータ復元ソフトです。PCの内蔵ドライブだけでなく、外付けHDD、SSD、USBメモリ、SDカードなど、さまざまなストレージデバイスに対応しています。
また、誤削除、フォーマット、システムクラッシュ、ディスク障害などによって失われたデータの復元もサポートしています。
MiniTool Power Data Recovery Freeクリックしてダウンロード100%クリーン&セーフ
MiniTool Power Data Recoveryをインストールしたら、以下の手順で失われたファイルをスキャンして復元できます。
1. ソフトのインターフェイスから目的のドライブを選択し、「スキャン」ボタンをクリックします。

2. スキャン完了後、「パス」と「タイプ」タブから必要なファイルを見つけることができます。また、「フィルター」・「検索」機能を使用し、復元したいファイルをすばやく見つけることができます。
3. 必要なアイテムの横にあるチェックボックスにチェックを入れて、「保存」ボタンをクリックします。
4. 次のウィンドウで、ファイルディレクトリを選択して「OK」をクリックします。
まとめ
CHKDSK /Fはファイルシステムエラーの修復に、CHKDSK /Rは不良セクタの検出と回復に適しています。ディスクの状態や目的に応じて適切なオプションを選択することで、効率的にディスクエラーへ対処できます。
また、ディスクエラーの診断やデータ復元が必要な場合は、MiniTool Partition WizardやMiniTool Power Data Recoveryなども役立ちます。MiniTool製品の使用中にご不明な点がございましたら、[email protected] にお問い合わせください。