Microsoft WordやExcelなどのMicrosoft Officeプログラムを起動または操作している際に、「ディスクの空き容量またはメモリが不足しています」というエラーメッセージが表示されることがあります。MiniToolのこの記事では、この問題の主な原因と対処法を紹介します。

メモリ不足またはディスク容量不足の原因

「ディスクの空き容量またはメモリが不足しています」というエラーが発生する主な原因は以下の通りです。

「ディスクの空き容量またはメモリが不足しています」エラー

  • Normal.dotmファイルの破損:Wordのテンプレートファイルが破損すると、起動時にエラーが発生することがあります。
  • フォントキャッシュの破損:フォントキャッシュが壊れると、フォント読み込みに失敗し、エラーが表示されることがあります。
  • フォントフォルダの権限不足:フォントフォルダにアクセス権がない場合、Officeが正常に動作しないことがあります。
  • Officeのインストール破損:Office本体が破損していると、メモリ不足のようなエラーが発生することがあります。
  • アドインの不具合:不要または古いアドインが、メモリ使用量を増やし、エラーの原因になることがあります。
  • Excelの処理負荷・制限:大量データや複雑な処理により、Excelのメモリ上限に達するとエラーが発生します。

「ディスクの空き容量またはメモリが不足しています」エラーの対処法

以下の方法を順番に試すことで、多くのケースで問題を解決できます。

共通の対処法:ディスク容量を確保する

「ディスクの空き容量またはメモリが不足しています」というエラーが表示される場合は、まずストレージの空き容量を確認してください。不要なファイルを削除したり、Windows標準ツールを利用したりすることで、問題が改善する場合があります。

  • 不要なファイルやフォルダーを削除する
  • ディスク クリーンアップ」を実行する
  • 使用していないアプリケーションをアンインストールする
  • 大容量ファイルを別のドライブや外部ストレージへ移動する

データ削除前の注意

ファイルを削除して空き容量を確保する場合は、重要なデータを誤って削除しないよう注意してください。すでにファイルを削除してしまった場合は、MiniTool Power Data Recoveryを使用して復元できる可能性があります。

ステップ1:MiniTool Power DataRecoveryをダウンロードします。復元したいファイルが保存されているドライブにダウンロードしないでください。

MiniTool Power Data Recovery Freeクリックしてダウンロード100%クリーン&セーフ

ステップ2:ソフトウェアをインストールし起動します。

ステップ3:失われたファイルを含むドライブが表示される場合、「論理ドライブ」を選択するか、「デバイス」タブに移動します。

MiniTool Power DataRecoveryのメインインターフェイス

ステップ4:復元したいファイルが含まれているドライブを特定し、ダブルクリックしてフルスキャンを開始します。

ステップ5:スキャン結果がデフォルトで「パス」タブの下にリストされます。パスを一つずつ展開し、復元したいファイルを選択します。「タイプ」・「フィルター」・「検索」機能を利用して、ファイルを素早く特定することもできます。

MiniTool Power DataRecoveryのスキャン結果画面

ステップ6:右下隅にある「保存」ボタンをクリックして新しい保存先を選択し、「OK」ボタンをクリックして確認します。

そして、復元プロセスが自動的に完了するのを待ってください。

次のコンテンツでは、他の問題が原因で発生した場合に、WordとExcelの両方でエラーを修正する方法を提供します。

Wordでメモリ不足問題が発生する場合

方法1:Normal.dotmファイルの名前を変更する

破損したNormal.dotmファイルでエラーが発生する場合は、Normal.dotmファイルの名前を変更することで、次回プログラムを起動するときにMicrosoft Wordに新しいファイルを作成させます。これでエラーが修正されるはずです。

  1. Windowsエクスプローラーを開きます。
  2. ローカルディスクを開きます(C:)。
  3. ユーザー」フォルダーを見つけて開きます。
  4. ユーザー名」のあるフォルダーを開きます。
  5. AppData」フォルダー(デフォルトでは表示されません)に入ります。
  6. Roaming→Microsoft→Templatesの順にクリックします。
  7. メニューバーの「表示」をクリックします。
  8. 表示/非表示」領域の「ファイル名拡張子」をチェックします。
  9. .dotmファイルを右クリックします。
  10. 名前の変更」を選択します。
  11. Normal.dotmの後に「.old」を追加し、「Enter」キーを押します。
  12. はい」をクリックして変更を確認します。

Normal.dotmの後に.oldを追加した画面

方法2:フォントキャッシュを再構築する

  1. 検索ボックスを開きます。
  2. メモ帳」と入力して「Enter」キーを押します。
  3. メモ帳」を開き、以下の内容を入力します。
  4. ファイルを保存します。
  5. 拡張子を.txtから.batに変更します。
  6. .batファイルを右クリックし、「管理者として実行」を選択します。
  7. プロセスが完了するのを待ちます。

.batファイルを実行する画面

方法3:必要な権限を取得する

  1. ファイル名を指定して実行」ダイアログを開きます。
  2. powershell」と入力し、「Ctrl + Shift + Enter」キーを押します。
  3. Get-acl C:Windowsfontsarial.ttf | Set-Acl -path c:windowsfonts*.*」と入力し、「Enter」キーを押します。
  4. Get-acl C:Windowsfontsarial.ttf | Set-Acl -path c:windowsfonts」と入力し、「Enter」キーを押します。
  5. プロセスの終了を待ちます。

Get-acl C:Windowsfontsarial.ttf | Set-Acl -path c:windowsfonts*.*と入力された画面

方法4:MicrosoftOfficeのインストールを修復する

  1. タスクの検索ボックスで「コントロール パネル」と入力し、「コントロール パネル」を開きます。
  2. プログラム」を選択します。
  3. プログラムと機能」ウィンドウのリストからMicrosoft Officeを探します。
  4. Microsoft Officeを右クリックし、「変更」を選択します。
  5. 「ユーザーアカウント制御」ウィンドウが表示された場合は、「はい」を選択します。
  6. Officeプログラムをどのように修復しますか」の「クイック修復」を確認します。
  7. 下部にある「修復」ボタンをクリックし、確認ウィンドウでもう一度「修復」をクリックします。
  8. プロセスの完了を待ちます。

Microsoft Officeの右クリックメニューにある「変更」オプション

方法5:アドインを削除する

  1. Wordで不具合なプログラムを開きます。
  2. ファイル」>「オプション」に移動します。
  3. Wordオプションの左側から「アドイン」を選択します。
  4. 右側のパネルから「管理」の後に「Wordアドイン」を選択し、「設定」をクリックします。
  5. アドインに関連するすべてのオプションのチェックを外し、「OK」をクリックします。
  6. 手順2を繰り返します。
  7. 管理」のドロップダウンリストから「COMアドイン」を選択し、「設定」をクリックします。
  8. 手順5を繰り返します。
  9. プログラムを閉じて、問題を発生させたWordファイルを開きます。
  10. エラーが表示されない場合は、手順5と手順8でチェックをはずしたオプションをチェックしてください。

エラーの原因となるアドインが確認できたら、アドインメニューでそのアドインを選択し、「削除」をクリックしてください。

他の方法:

  • 「スペル チェックと文章校正」のチェックを外します。
  • Wordのレジストリエントリをリセットします。
  • Microsoft Fix-Itまたは「トラブルシューティング」を実行します。
  • 「レジストリ エディター」でSaveZoneInformationポリシーを作成します。

Excelでメモリ不足問題が発生する場合

方法1:セルを徐々に選択する

  • 必要のある一部のみを選択する場合は、次の指示に従って行ってください。
  • 制限に達しないように、後のセグメント(2番目、3番目など)に移動するときに、前に入力したセクションの最後の行を選択してください。
  • このプロセスを繰り返して、必要な選択の最後に到達します。

方法2:設定を変更する

ステップ1:プログラムを更新します。

  1. Microsoft Excelを開きます。
  2. ファイル」→「アカウント」→「Office更新プログラム」の順に選択します。
  3. 今すぐ更新」をクリックします。
  4. 更新するプロセスの完了を待ちます。

ステップ2:ハードウェア グラフィックアク アクセラレータを無効にします。

  1. ファイル」→「オプション」→「詳細設定」をクリックします。
  2. 右のパネルから「表示」エリアを探します。
  3. ハードウェア グラフィックアク アクセラレータを無効にする」のチェックをはずします。
  4. OK」をクリックします。

ハードウェア グラフィックアク アクセラレータを無効にする画面

方法3:Excelファイルを別のワークブックに分割する

大きなExcelファイルをいくつかのワークブックに分割し、それらを異なるExcelのインスタンスから開くのは良い選択です。1つのファイルの2GBの制限に達することによってエラーが発生する可能性が低くなります。

方法4:ページングファイルのサイズを自動で管理するように設定する。

  1. コントロールパネルを開きます。
  2. システムとセキュリティ」を選択します。
  3. システム」をクリックします。
  4. 左側のサイドバーから「システムの詳細設定」を選択します。
  5. 詳細設定」タブを選択したままにする。「パフォーマンス」の下の「設定」 をクリックします。
  6. 詳細設定」タブに入ります。
  7. 仮想メモリ」 の 「変更」 をクリックします。
  8. すべてのドライブのページングファイルのサイズを自動的に管理する」をチェックします。
  9. OK」ボタンをクリックし、変更を確認します。

「すべてのドライブのページングファイルのサイズを自動的に管理する」オプション

まとめ

メモリ・ディスク容量が不足しているのはWindowsの一般的なエラーです。Word・Excelまたは他のOfficeプログラムを起動するときや、作業中にも発生する可能性があります。

前では、このエラーが発生する主な原因について説明し、具体的な対処方法も紹介しました。順番に対策を行うことで、多くの場合は問題を解消できます。

メモリ不足またはディスク容量不足:よくある質問(FAQ)

1.Wordで「ディスクの空き容量またはメモリが不足しています」と表示されるのはなぜですか?
Normal.dotmファイルの破損、フォントキャッシュの異常、アクセス権限の不足、アドインの不具合などが原因として考えられます。これらの問題によってWordが正常に起動できず、メモリ不足やディスク容量不足のエラーが表示されることがあります。
2.Excelでメモリ不足エラーが発生する原因は何ですか?
大量のデータや複雑な数式を処理すると、Excelで利用できるシステムリソースが不足する場合があります。特に大規模なワークシートを扱う場合は、メモリ不足エラーが発生しやすくなります。
3.ディスクの空き容量を増やすにはどうすればよいですか?
不要なファイルやフォルダーを削除したり、「ディスク クリーンアップ」を実行したりすることで、ストレージの空き容量を確保できます。また、使用していないアプリケーションをアンインストールするのも有効です。
4.エラーの影響でWordやExcelファイルが開けなくなった場合はどうすればよいですか?
まずOfficeの修復機能を試してください。それでもファイルにアクセスできない場合は、データ復元ソフトを利用してファイルを復元できる可能性があります。
  • hatena