NVMe SSDとは？購入ときのポイントを紹介する

SSDはHDDよりも高い性能を誇り、多くの人に利用されています。

実は、SSDからのデータの読み取りと書き込みに使用されるテクノロジーは非常に高速に開発されており、ドライブがPCにデータを共有する方法に対する制限はますます少なくなってきます。

インターネットでSSDを購入する際、M.2 SSD、PCIe SSD、NVMe SSDといった略称のSSDを見かけることがあるでしょう。この記事では、この3種類のSSDに関する情報をお伝えしていきますので、読み進んでください。

NVMe SSDとは

NVMeは、Non-Volatile Memory Expressの略で、2013年に登場したノートPCやデスクトップPC向けのストレージインターフェイスです。（「Non-Volatile」は、PCを再起動してもストレージが消去されないことを意味し、「Express」とは、データがPCのマザーボード上のPCI Express（PCIe）インターフェースを介して移動することを意味します。）

これは、古いSATA接続の影響を受ける速度のボトルネックを克服するために、Intel、Samsung、Sandisk、Dell、SeagateなどのベンダーのコンソーシアムによってSSD用に特別に開発されたインターフェイスです。（NVMe SSDと通常のSSDの比較については、ここをクリックしてください。）

NVMe接続により、データはシリアル・アドバンスト・テクノロジー・アタッチメント（SATA）コントローラーを経由する必要がなくなり、代わりにドライブがマザーボードに直接接続されます。

この設計のおかげで、NVMeは、32コマンドの容量を持つ1つのキューの代わりに、65,000 コマンドのデータの 65,000 のキューの処理に対応しています。そこには読み取り、書き込み、フラッシュなど、7 つの主要なコマンドを持っています。

NVMeストレージインターフェイスのメリット：

• ディスクのパフォーマンスが大幅に向上します。
• 遅延を大幅に低減します。
• 最大キュー深度を32から64,000に増やします。
• SSDのIOPS機能を大幅に改善します。
• 電源状態の自動切り替えと動的エネルギー管理により、消費電力を大幅に削減します。
• 異なるPCIe SSD間のドライバの適用性の問題を解決します。

SASまたはSATAベースのSSDとは異なり、NVMe SSDは、PCI ExpressバスまたはM.2やU.2などの新しいコネクタを介して接続します。NVMeプロトコルは、このようなより直接的な接続の使用により、遅延の低減、IOPSの向上、さらには電力使用量の削減が可能になります。

NVMe SSDを購入する前に知っておきたいこと

NVMeストレージインターフェイスに関する上記の情報を知った上で、NVMe SSDを購入したいとも思うかもしれませんが、その前に以下の情報を知っておく必要があります。

1：オペレーティングシステムがNVMeをサポートし、M.2スロットがある場合、NVMe SSDをアダプトカードを介してPCIeスロットを備えたPCに追加できます。

2：NVMe SSDを最大限に活用するには、NVMe SSDからオペレーティングシステムを起動する必要があります。そのためには、BIOSサポートが必要です。

3：コンシューマ向けでは、販売されているすべてのNVMe SSDはM.2フォームファクターを備えていますが、他のコネクターもあります。ただし、M.2スロットがあるだけでは、NVMeの互換性は保証されません。

4：エンドユーザーであれば、2.5インチのNVMeドライブを使用しないでください。

SSDの種類を詳しく知りたい方はこちら

• M.2 SSDについては、M.2 SSD vs SATA SSDをクリックしてください。
• 他のSSDについては、SSDの種類をクリックしてください。