pagefile.sysを削除してもいいでしょうか。pagefile.sysファイルを削除すると、何の影響がありますか。この記事ではpagefile.sysを削除する方法を紹介します。

コンピューターには.sysで終わるファイル(hibernfil .sysなど)が多数存在します。拡張子が.sysや.exeのファイルに関する情報を取得したい場合は、MiniToolの公式サイトをアクセスしてください。この記事では、pagefile.sysについて紹介します。

Pagefile.sysについて

pagefile.sysは、メモリ使用量を管理するためにWindowsによって作成・使用されるファイルであり、デフォルトではC:ドライブにあります。Windowsエクスプローラーで非表示のアイテムを表示するように設定しない限り、このファイルは表示されません。

提示:

Pagefile.sys

pagefile.sysファイルは Windowsのページファイルで、仮想メモリやスワップ ファイルとしても有名です。通常、WindowsはファイルやプログラムなどのデータをRAMに保存します。これは、ハードディスクから読み取るより、RAMから読み取る方が速いからです。

つまり、Google Chromeを開くと、Google Chromeのプログラム ファイルがハードディスクから読み込まれ、RAMに格納されます。これで、コンピューターは、ハードディスクから同じファイルを繰り返し読み込む代わりに、RAMのコピーを使用します。

ただし、システムの物理メモリまたはランダムアクセスメモリが不足すると、Windowsは一部のデータを RAM からハードドライブに戻し、ページファイルに格納します。このファイルは、仮想メモリの一種です。

このデータをハードディスクに書き込み、後で読み出すのは、RAMを使うよりずっと遅いですが、これはバックアップメモリです。データはハードディスクに保存されないので、重要なデータが失われたり、プログラムがクラッシュしたりすることはありません。

では、pagefile.sysは何に使用されるのでしょうか。これは、コンピュータが大量のメモリ要求を処理する方法をWindowsが追跡するファイルです。使用していないデータがある場合、Windowsはそれらをページ ファイルに移動します。

Pagefile.sysを削除しても大丈夫?

Pagefile.sysを手動で削除できますが、ページファイルがないより、ある方がよいでしょう。ページ ファイルを削除すると、問題が発生する可能性があります。

プログラムが使用可能なメモリをすべて使い果たし始めると、RAMからページファイルにスワップアウトされる代わりに、クラッシュし始めるでしょう。これは、仮想マシンなど、大量のメモリを必要とするソフトウェアを実行するときにも問題を引き起こす可能性があります。 一部のプログラムは、実行を拒否することもあります。

さらに、pagefile.sysファイルは使用されているため、直接削除することはできません。pagefile.sysファイルを右クリックし、「削除」を選択すると、「許可が拒否されました」、「ファイルが使用中です」などのメッセージが表示されます。この場合、pagefile.sysを削除するには、仮想メモリをゼロに設定する必要があります。

操作手順は以下のようです。まず、エクスプローラーを管理者として実行する必要があります。

ステップ 1:エクスプローラーを開き、「PC」を右クリックして「プロパティ」を選択します。

ステップ 2: 「システムの詳細設定」をクリックし、「詳細設定」 タブに移動します。

ステップ 3: 「パフォーマンス」セクションの「設定…」をクリックし、「詳細設定」タブに移動します。

「詳細設定」タブに移動する

ステップ 4: 「仮想メモリ」セクションの下の「変更…」をクリックします。次に、「すべてのドライブのページングファイルのサイズを自動的に管理する」の横にあるボックスのチェックを外します。「カスタム サイズ」を選択し、「初期サイズ(MB)」と「最大サイズ(MB)」の横のボックスに両方とも0を入力します。

「初期サイズ(MB)」と「最大サイズ(MB)」の横のボックスに両方とも0を入力する

ステップ 5: 「設定」と「OK」をクリックして変更を保存し、PCを再起動して有効にします。

仮想メモリを0に設定すると、Windowsはpagefile.sysファイルを使用しなくなるので、そのファイルを削除できます。

最後に

この記事ではpagefile.sysファイルについて簡単に紹介します。つまり、RAMが不足すると、Windowsがpagefile.sysを使用します。また、ファイルを削除することはお勧めしません。また、仮想メモリの設定と pagefile.sysはそのままにしておいてください。

  • hatena