リモートデスクトップ接続を使用して他のリモートコンピューターに接続しようとすると、「認証エラーが発生しました。要求された関数はサポートされていません」というエラーメッセージが表示されることがあります。
リモートデスクトップの「認証エラーが発生しました」を解消するには?以下にその方法を示します。
方法1: リモートデスクトップの設定を変更する
「認証エラーが発生しました。要求された関数はサポートされていません」というエラーを修正するには、まずリモートデスクトップの設定を変更します。
以下のチュートリアルをご覧ください。
ステップ1:「Win + R」を押して、「ファイル名を指定して実行」ボックスを開きます。
ステップ2: 「sysdm.cpl」と入力して「OK」をクリックすると、システムのプロパティが開きます。
ステップ3: 「リモート」タブに切り替え、「ネットワークレベル認証でリモートデスクトップを実行しているコンピューターからのみ接続を許可する(推奨)」のチェックを外します。「適用」と「OK」をクリックして変更を保存します。

ステップ4: コンピューターを再起動して、「認証エラーが発生しました」が解消されているかどうかを確認します。
方法2: グループポリシーの設定を変更する
グループポリシーの設定を変更することでも、「認証エラーが発生しました」というエラーの修正を試みることができます。以下の詳細な手順を実行してください。
ステップ1: 「ファイル名を指定して実行」を開いてボックスに「gpedit.msc」と入力し、「OK」をクリックしてローカルグループポリシーエディターを開きます。
ステップ2: ウィンドウ左側で、「コンピューターの構成」→「管理用テンプレート」→「システム」→「資格情報の委任」を選択します。
ステップ3: ウィンドウ右側で「暗号化オラクルの修復」をダブルクリックします。

ステップ4: 「有効」を選択し、保護レベルのドロップダウンメニューで「脆弱」を選択します。「適用」と「OK」をクリックして変更を保存します。

ステップ5: すべてのウィンドウを閉じます。「ファイル名を指定して実行」ボックスに「cmd」と入力して「OK」をクリックし、コマンドプロンプトを開きます。
ステップ6: ウィンドウに「gpupdate /force」と入力し、Enterを押します。
ステップ7: コンピューターを再起動して、エラーが解消されているかどうかを確認します。
方法3: レジストリの編集
「認証エラーが発生しました」というエラーを修正する別の方法として、レジストリの編集があります。それでは、手順を簡単に解説します。
ステップ1: 「ファイル名を指定して実行」に「regedit」と入力し、「OK」をクリックすると、レジストリエディターのウィンドウが開きます。
ステップ2: 「HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Policies\System\CredSSP\Parameters」に移動します。
ステップ3: DWORD値の「AllowEncryptionOracle」をダブルクリックして、「DWORD(32ビット)値の編集」ウィンドウを開きます。
ステップ4: 値のデータを「2」に変更して、「OK」をクリックします。

ステップ5: コンピューターを再起動して、「認証エラーが発生しました」が解消されているかどうかを確認します。
最後に
この記事では、「認証エラーが発生しました」を修正するのに役立つ方法として、リモートデスクトップの設定変更、グループポリシーの設定変更、レジストリを編集の3つをご紹介しました。