MiniToolは、以前の記事でGoogleスプレッドシートのダウンロード方法や、GoogleスプレッドシートとMicrosoft Excelの違いについてお伝えしてきました。この記事では、Googleスプレッドシートの負の数を正の数に変換するための実践可能な方法をいくつかご覧いただけます。
方法1:ABS関数を使う
Googleスプレッドシートで負の数を正の数に変換する最も簡単な方法は、ABS関数を使うことです。ABSは、任意のフィールドの絶対値を返す関数です。つまり、ABSを使えば負の数がすべて正の数になるということです。以下の手順を実行してください。
ステップ1:変換後の値を表示させたいセルに「=ABS(value) 」と入力します。「value」は負の数もしくはそのセルを指します。
例えば、セルE1に「=ABS(-17)」もしくは「=ABS(C1)」と入力すると、E1には17と表示されます。

ステップ2:複数の負の数を一度に変換したい場合は、画像のようにE1のフィルハンドルをドラッグしてコピーします。

方法2:検索と置換を使用する
第2の方法は、検索と置換機能を使用することです。以下の手順を実行してください。
ステップ1: セルを選択し、ツールバーで「編集」をクリックします。次に、「検索と置換」を選択します(またはCtrl + Hを押します)。
ステップ2: 「検索」ボックスに「-(負の記号)」を入力し、「置換後の文字列」は空欄のままにします。その後、検索範囲を希望の範囲に設定します。この記事では「C1:C4」を例に挙げます。
「すべて置換」をクリックして操作を適用します。

方法3:UMINUS関数を使う
Googleスプレッドシートでは、UMINUSは符号が反転した数値を返します。これは、GoogleスプレッドシートでUMINUSを使用して、負の数を正の数(あるいはその逆)に変換する方法です。手順はABSを使用するのと非常に似ています。
最初に、セルに「=UMINUS(value)」と入力します。ここでも、「value」は負の数もしくはそのセルを指します。
例えば、以下の画像に示すように、「=UMINUS(C1)」や「=UMINUS(-17)」を入力します。

一度に複数の数字を変更したい場合は、セルの右下隅にあるフィルハンドルアイコンをドラッグします。
方法4:-1を掛ける
負の数に-1を掛けると正の数になります。Googleスプレッドシートでは、次の方法で負の数を正の数に変換します。
セルに「=value*-1」を入力するだけです。ここでも、「value」は負の数もしくはそのセルを指します。

複数の負の数値に対しては、上述のようにフィルハンドルをドラッグします。
方法5:アドオンを使用する
Google Chromeには、Power Toolsという拡張機能があり、Googleをより効果的に管理するのに役立ちます。このツールの機能の1つに、数字の変換があります。
このツールをまだお持ちでない場合は、こちらをクリックして、Chromeにインストールしてください。Googleスプレッドシートで負の数を正の数に変換するには、次の手順を実行します。
ステップ1:「拡張機能」→「Power Tools」→「開始」をクリックします。

ステップ2:数秒後、Power Toolsのインターフェースで「Start」を選択します。

ステップ3:「Convert number sign(数字符号の変換)」→「Convert negative numbers to positive(負の数を正の数に変換)」を選択します。その後、変換したいセルをすべて選択し、「Run」をクリックします。

ステップ4: プロセスが完了するまで待つと、数字が変換されます。
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まとめ
以上、Googleスプレッドシートで負の数を正の数に変換する方法についてお伝えしました。お気に入りの方法を以下のコメント欄で共有してください。
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