Windows Defenderの保護の履歴にお気付きでしょうか?Windows 10/11で保護の履歴を消去する方法をご存じですか?MiniToolのこの記事では、それを行うための信頼性の高い方法をご紹介します。

Windows Defenderの保護の機能とは

Windows DefenderはPCに組み込まれたウイルス対策ソフトウェアで、コンピューターをウイルス、マルウェアの脅威、攻撃から保護します。Microsoft Defenderウイルス保護がユーザーに代わって実行した操作、削除された望ましくない可能性のあるアプリケーション、シャットダウンされた重要なサービスなどの情報は、保護の履歴ページに保存されます。

Windows Defenderは、デフォルトで保護の履歴を30日間保存します。それより前に保護の履歴を消去して、コンピューターのパフォーマンスを向上させる方法があります。

Windows 11/10で保護の履歴を消去する方法

方法1: ファイルエクスプローラーを使用する(手動で)

Windows Defenderは、コンピューターのファイルにアクセスする際に保護の履歴を保存します。したがって、ファイルエクスプローラーで保護の履歴を手動で消去できます。

ステップ1: Windows+ Eでファイルエクスプローラーを開き、表示タブに切り替えて「隠しファイル」にチェックを入れます。

ステップ2: アドレスバーに C:\ProgramData\Microsoft\Windows Defender\Scans\History\Service と入力し、Enterを押します。あるいは、この場所に階層ごとに移動します。

ステップ3: すべてのファイルを選択し、右クリックして「削除」を選択します。

ファイルを削除するにはボタンを選択してください
関連記事:Windows Defenderの保護の履歴がクラッシュする場合の解決策

方法2: イベントビューアーを使用する(手動)

Windowsイベントビューアーは、エラー、情報メッセージ、警告など、アプリケーションやシステムメッセージのログを表示します。保護の履歴を消去する方法が分からない場合は、次の手順を実行して下さい。

ステップ1: Windowsの検索ボックスに「イベントビューアー」と入力し、最も一致している結果をクリックします。

ステップ2: 横向きの三角形ボタンをクリックして、「アプリケーションとサービスログ」→「Microsoft」→「Windows」→「Windows Defender」を展開します。

ステップ3: 右パネルの「Operational」をクリックし、「ログの消去」を選択します。

ログをクリア

ステップ4: ポップアップウィンドウで、「消去」または「保存と消去」をクリックしてログを消去します。

関連記事:ウイルスと脅威の防止に「エンジン利用不可」と表示される場合の解決策

方法3: Windows PowerShellを使用する(自動)

Windows PowerShellは、システム管理を自動化するためによく使われるコマンドラインツールです。これを使用して、Windows Defenderの保護の履歴を自動的に消去するように設定できます。

ステップ1: Windowsの検索ボックスに「Windows PowerShell」と入力し、それを右クリックして「管理者として実行」を選択します。

ステップ2: ポップアップウィンドウで「はい」を選択し、このアプリによるコンピューターへの変更が許可されるようにします。

ステップ3: コマンド「Set-MpPreference -ScanPurgeItemsAfterDelay N」を入力してEnterを押します。(N は保護の履歴が自動的に消去されるまでの日数)

例えば、保護の履歴を5日後に自動的に消去するには、「Set-MpPreference -ScanPurgeItemsAfterDelay 5」と入力します。

保護履歴をクリアするには正しいコマンドを入力してください

方法4: ローカルグループポリシーエディターを使用する(自動)

ローカルグループポリシーエディターは、Microsoft管理コンソール(MMC)のスナップインで、グループポリシー設定を構成・変更するのに使用します。保護の履歴を自動的に消去するのにも役立ちます。

ステップ1: ショートカットキー「Windows + R」を押して、「ファイル名を指定して実行」を開きます。

ステップ2: ボックスに「gpedit.msc」と入力し、 Enterを押します。

gpedit.mscと入力する

ステップ3: 「コンピューターの構成」→「管理用テンプレート」→「Windowsコンポーネント」→「Windows Defender ウイルス対策」を1つずつ展開します。

ステップ4: 「Windows Defender ウイルス対策」で「スキャン」を選択します。

ステップ5: 右パネルで「スキャンの履歴フォルダーからの項目の削除を有効にする」をダブルクリックします。

ステップ6: 「有効」を選択し、スキャンの履歴フォルダーからの項目が完全に削除されるまでの日数を設定して「適用」をクリックします。

これで操作は完了です。保護の履歴を手動で消去する必要はありません。設定した日数に基づいて、Windows Defenderの保護の履歴が自動的に消去されます。

提示:
Windows Defenderにファイルを削除された場合、どうやって復元すれば良いでしょうか?それには、プロ仕様のデータ復元ソフトであるMiniTool Power Data Recoveryがおすすめです。削除されたファイルを無料で(1GBまで)復元できる使いやすいツールです。詳しい手順については、こちらの記事「Windows Defenderに削除されたファイルを簡単に取り戻す方法」をご覧下さい。

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最後に

以上、Windows 10/11で保護の履歴を消去する方法について解説しました。お好きな方法で消去して、コンピューターのパフォーマンスを最適化して下さい。Windows Defenderについてもっと知りたい方は、MiniToolニュースセンターをご覧下さい。

  • hatena