「エントリポイントが見つかりません」エラーを修正するには、DLLファイルの確認、ウイルススキャンの実行、正しいDLLファイルのインストール、問題のあるアプリの再インストール、システムを以前の状態に復元するなどの方法があります。詳しい手順については、MiniTool ShadowMakerの記事内で説明しています。

「エントリポイントが見つかりません」エラーの概要

Windows PCのエントリポイントとは何ですか?

エントリポイントとは、ソフトウェアがオペレーティングシステムから制御を受け取り、実行を開始する位置を指します。

例えば、ゲームなどのソフトウェアアプリケーションを起動する際、システムはそのアプリのエントリポイントを読み込み、そこからプログラムの実行を開始します。

「エントリポイントが見つかりません」エラー

「エラーポイントが見つかりません」エラーは、アプリケーションディレクトリ内のDLLファイルが破損、欠落、または削除された場合に発生する一般的なWindowsの問題です。エラーメッセージの全文は以下の通りです。

プロシージャエントリポイントがダイナミックリンクライブラリから見つかりませんでした。

このエラーメッセージは、アプリケーションディレクトリのパス、欠落しているファイルの場所、または問題のあるファイルの名前を示しています。

通常、問題のあるファイルはアプリケーションの起動プロセスにおいて重要な役割を果たします。エラーが起きると、OSはそのアプリケーションにアクセスできなくなります。

エントリポイントエラーが発生する可能性のある原因は以下の通りです。

  • アンチウイルスソフトによるDLLファイルのブロック
  • 破損または損傷したシステムファイル
  • ジャンクファイルの蓄積
  • ウイルスおよびマルウェア感染
  • 欠落または問題のあるアプリケーションファイル

次のセクションでは、エントリポイントが見つからないエラーを解決する効果的な修正方法をいくつかご紹介します。

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Windows 11/10でエントリポイントが見つからない場合の解決策

1.WindowsのセキュリティシステムでDLLファイルを確認する

正規のセキュリティソフトウェアは、不正アクセス、データ窃取、システム侵害などのデジタル脅威を検出し、ブロックするように設計されています。パソコンを悪意のある侵入から保護することを目的としています。

ただし、場合によっては、セキュリティソフトが一部のDLLファイルを誤って隔離または削除することがあります。これは、DLLファイルは開発元が不明な場合も多く、システムのセキュリティに対する脅威となる可能性があるためです。

そのため、セキュリティソフトを確認することで、エントリポイントエラーを修正できるかもしれません。下記の手順に従ってください:

ステップ1.Windows保護を無効にする

1.検索バーから「Windowsセキュリティ」を開く>左ペインから「ウイルスと脅威の防止」を選択します。

2.「ウイルスと脅威の防止の設定」の下にある「設定の管理」をタップ>「リアルタイム保護」をオフに切り替えます。

Windows設定で「リアルタイム保護」をオフに切り替えている様子

ステップ2.隔離されたDLLファイルを確認し復元する

Windowsセキュリティは不審なDLLファイルを隔離または削除する可能性があるため、保護履歴で確認することをおすすめします。

1.「ウイルスと脅威の防止」セクションで、「現在の脅威」下の「保護の履歴」をクリックします。

2.「フィルター」オプションを展開し、「検疫済みの項目」と「消去された項目」を順に選択して、必要なDLLファイルがあるか確認します。該当ファイルがあれば、直ちに復元してください。

ステップ3.DLLファイルを除外する

復元後、除外リストにDLLファイルを追加することで再度検疫されるのを防げます。

1.「ウイルスと脅威の防止」内の「設定の管理」に移動します。

2.下にスクロールして「除外」を見つけ、「除外項目の追加または削除」を選択します。

3.「除外項目の追加」をクリックし、Microsoft Defenderアンチウイルススキャンから除外したいDLLファイルを追加します。画面上の指示に従って操作を完了してください。

Windows設定で「除外項目の追加」をクリックしている様子

最後に、PCのリアルタイム保護機能を再度有効にすることを忘れないでください。

2.システムファイルチェッカーを実行する

システムファイルチェッカー(SFC)は、Windowsシステムで利用できる便利なツールです。破損したシステムファイルを検出し、修復することができます。不具合のあるDLLファイルがシステムファイルに該当する場合は、SFCを使用して修復できる可能性があります。

具体的な操作手順は以下の通りです。

ステップ1:検索バーに「コマンドプロンプト」と入力>「管理者として実行」を選択>「ユーザーアカウント制御」ウィンドウで「はい」を選択します。

ステップ2:「sfc /scannow」コマンドを入力し、「Enter」キーを押して実行します。すると、Windowsがすべてのシステムファイルをスキャンし、破損したファイルを修復します。

コマンドプロンプトでsfc /scannowコマンドを実行している様子

ステップ3.スキャンが完了したら、パソコンを再起動し、問題のアプリを正常に起動できるか確認してください。

3.ウイルスのフルスキャンを実行する

悪意のあるソフトウェアやウイルスがパソコンに潜んでいる場合、「エントリポイントが見つかりません」エラーが発生することがあります。この問題を解決するには、Windowsに組み込まれたウイルス対策コンポーネントである「Windowsセキュリティ」を使用して、システム全体のスキャンを実行することをおすすめします。

下記の手順に沿って操作してください。

ステップ1.「Win + I」キーを押して設定を開き、「更新とセキュリティ」>「Windows セキュリティ」をクリックします。

ステップ2.「ウイルスと脅威の防止」を選択します。

ステップ3.「Windowsセキュリティ」ウィンドウで、「スキャンのオプション」>「フルスキャン」を選択し、「今すぐスキャン」ボタンをクリックします。

Windowsセキュリティで「今すぐスキャン」をクリックしている様子

スキャンが完了するまでしばらくお待ちください。スキャン後、Windowsセキュリティのレポートに基づいてウイルスやマルウェアを駆除できます。

4.DLLファイルを手動でインストールする

破損したDLLファイルを特定できれば、エントリポイントエラーを解決しやすくなります。ファイル名に基づいて同じDLLファイルをダウンロードし、手動でインストールすればよいのです。

ただし、オンラインでDLLファイルを検索する際は注意が必要です。DLLファイルが改ざんされ、悪意のあるコードが実行される可能性があるためです。

こうした潜在的なリスクを回避する方法がわからない場合は、「DLL-files.comクライアント」ツールの使用をおすすめします。このツールは、欠落または破損したDLLファイルを見つけ、修復するのに役立ちます。

以下の手順に従って、適切なDLLファイルをインストールしてください。

ステップ1.DLL-files.comの公式サイトにアクセスします。

ステップ2.ナビゲーションバーにDLLファイル名を入力し、横にある「DLLファイルを検索」をクリックします。

ステップ3.対象のDLLファイルをクリック>「ダウンロード」オプションを選択してファイルをダウンロードします。

DLL-files.comでDLLファイルをダウンロードしている様子

DLLファイルは「RAR」ファイル形式でダウンロードされます。

ステップ4.「RAR」ファイルを解凍し、その中身をコピー>問題のあるアプリのフォルダ内に貼り付けます。または、欠陥があるDLLファイルの保存先パスが分かっている場合は、同じ場所に貼り付けてください。

5.問題のあるアプリを再インストールする

プログラム内の問題のあるDLLファイルを正常なものに置き換えても問題が解決しない場合は、アプリケーションを再インストールしてみてください。

具体的な操作手順は以下の通りです。

ステップ1.「Win + I」キーを押して「Windowsの設定」を開く>「アプリ」を選択します。

ステップ2.アプリの一覧から問題のあるアプリを探してクリック>「アンインストール」ボタンを押します。

Windows設定で「アンインストール」をクリックしている様子

ステップ3.「このアプリとその関連情報がアンインストールされます」というメッセージが表示されたら、「アンインストール」をクリックして続行します。

ステップ4.画面の指示に従って、問題のあるアプリを削除します。

アンインストール後、アプリを再インストールして、「エントリポイントが見つかりません」エラーが解決したか確認してください。

6.システムの復元を実行する

システムの復元は、復元ポイントを使用して機能します。ソフトウェアのインストールやドライバーの更新など、最近の変更によって引き起こされた問題を解決する際に特に役立ちます。

システムの復元機能を使用すると、個人ファイルに影響を与えることなく変更を元に戻すことができ、重要なデータの損失を回避できます。

復元ポイントは、重要なイベント発生時にシステムによって自動的に作成される場合があります。また、大きな変更を行う前に手動で作成することもできます。

そのため、問題が発生する前に作成された復元ポイントがコンピューターにあるかどうかを確認してください。

復元ポイントがある場合は、システムの復元を実行して「エントリポイントが見つかりません」エラーを修正する方法を見ていきましょう。

ステップ1.検索バーから「コントロールパネル」を開く>「表示方法」を「大きいアイコン」に設定 >「回復」を選択>「システムの復元を開く」をクリックします。

コントロールパネルで「システムの復元を開く」をクリックしている様子

ステップ2.「システムファイルと設定の復元」ボックスで、「次へ」をクリックします。

ステップ3.システムを復元したい復元ポイントを選択し、「次へ」をクリックします。

提示:
必要に応じて、「影響を受けるプログラムの検出」を選択できます。このオプションを選択すると、システムの復元を実行した際に影響を受けるプログラムやドライバーを確認できます。

ステップ4.適切な復元ポイントを見つけたら、「次へ」>「完了」をクリックします。

復元ポイントが適用されると、Windowsが自動的に再起動します。問題のあるアプリを再度開き、「エントリポイントが見つかりません」というエラーメッセージがまだ表示されるかどうかを確認します。

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おまけ:定期的にデータをバックアップする

データ損失、破損したDLLファイル、マルウェア感染などの問題は、いつコンピューターで発生しても不思議ではありません。バックアップの作成や復元ポイントの設定など、事前に予防策を講じておくことが重要です。

データのバックアップと復元に関しては、無料のバックアップソフト「MiniTool ShadowMaker」を強くおすすめします。このツールを使えば、ファイルやフォルダ、パーティション、ディスク、システム全体を数回のクリックでバックアップできます。

これにより、システムに深刻な問題が発生した場合でも、データやシステムを簡単に復元できるようになります。さらに、HDDをSSDにクローンしたり、Windowsを別のドライブに移行したりすることで、システムのパフォーマンスを向上させることもできます。

それでは、このバックアップソリューションの使い方をご紹介します。

ステップ1.MiniTool ShadowMakerを起動し、「体験版で続く」をクリックしてメインインターフェイスに入ります。

MiniTool ShadowMaker Trialクリックしてダウンロード100%クリーン&セーフ

ステップ2.「バックアップ」ページに移動>「ソース」セクションをクリック>バックアップ対象を選択>「OK」をクリックして確定します。

次に、「バックアップ先」セクションをクリックし、保存先パスを選択します。ここでは、外付けHDDやUSBフラッシュドライブが推奨されます。

MiniTool ShadowMakerでファイルをバックアップしている様子

ステップ3.「今すぐバックアップ」をクリックすると、すぐにプロセスが開始されます。

提示:
MiniTool ShadowMakerは自動バックアップスケジュールの作成に対応しています。画面右下の「オプション」をクリック>「スケジュール設定」を有効にする>バックアップタスクの頻度を設定するだけです。
MiniTool ShadowMakerでバックアップスケジュールを設定している様子

結論

この記事では、「エントリポイントが見つかりません」エラーの原因と、6つの解決方法について解説しました。これらの方法を試すことで、問題の解決に役立てば幸いです。

MiniTool ShadowMakerの使用時にご不明な点がございましたら、[email protected]までお気軽にお問い合わせください。できるだけ早く返事いたします。

  • hatena