Windows 11/10でブルースクリーン(BSOD)を意図的に発生させる方法を解説します。レジストリ編集、タスクマネージャー、PowerShellを使った3つの方法を紹介します。また、実行前の注意点や安全対策も説明します。

ブルースクリーン(BSOD)とは?

死のブルースクリーン(BSOD)は、Windowsで致命的なエラー(ストップエラー)が発生した際に表示される青いエラー画面です。システムは強制的に停止し、エラーコードが表示されます。主な原因は、ハードウェア故障や重要なプロセスの異常終了などです。

実際の開発環境やテスト環境では、システムの動作確認のために意図的にブルースクリーンを発生させる場合があります。

Windowsブルースクリーン画面

ブルースクリーンを出す前の注意点

以下の操作はシステムに影響を与える可能性があるため、事前に確認しておきたいことがあります。

データのバックアップを取る

データ保護のため、事前にバックアップを取ることが重要です。MiniTool ShadowMakerを使えば、システムやファイルを外付けドライブに簡単にバックアップできます。

MiniTool ShadowMaker Trialクリックしてダウンロード100%クリーン&セーフ

デバイスにダウンロード・インストールしたら、次の手順に従ってバックアップを作成して下さい。

ステップ1: MiniTool ShadowMakerを起動すると、ホームページが表示されます。

ステップ2: 「バックアップ」パネルに切り替えます。

ステップ3: 元のファイル/フォルダ/パーティション/ディスクと、バックアップの保存先を選択します。

ステップ4: 「今すぐバックアップ」ボタンをクリックして、バックアッププロセスを開始します。

Windows 10でファイルをバックアップ

全体のプロセスが完了するまでには時間がかかるので、気長にお待ち下さい。左メニューで「管理」をクリックすると、バックアッププロセスが表示されます。

オプション」ボタンをクリックして、必要に応じてバックアップの設定を行うこともできます。

実行中のアプリを終了する

ブルースクリーンはシステムが停止した状態のため、発生後は再起動しない限り復旧できません。したがって、事前にデータを保存し、不要なプログラムを終了しておく必要があります。

Windows 11/10でブルースクリーンを出す方法

以下では、Windowsでブルースクリーンを再現する代表的な3つの方法を紹介します。

  • レジストリキーを編集する方法、
  • タスクマネージャーを使用する方法
  • Windows PowerShellで特別なコマンドを実行する方法

それでは、各方法の具体的な手順を順番に見ていきましょう。

方法1:レジストリエディターを使用する方法

まず、レジストリ設定を変更することで、Windows上でブルースクリーンを再現することができます。詳細手順は以下のとおりです。

注:
レジストリキーの編集は危険です。誤った操作を行うと、システムに回復不能なダメージを与える恐れがあります。コンピューターを保護するために、事前にレジストリキーをバックアップして下さい。

ステップ1:  Windows + Rを押して、「ファイル名を指定して実行」を開きます。

ステップ2: 「ファイル名を指定して実行」に「regedit」と入力し、Enterを押してレジストリエディターを開きます。

ステップ3: USBキーボードを使用している場合は、次のパスに移動します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\kbdhid\Parameters

Parametersに移動

ステップ4: 「Parameters」キーを右クリックし、 新規作成→DWORD32ビット)値」を選択します。

ステップ5: 新しいDWORDキーに「CrashOnCtrlScroll」という名前を付けます。次に、新しく作成したDWORDをダブルクリックしてアクセスし、値を0から1に変更します。

ステップ6: 「OK」をクリックして変更を保存します。

ステップ7: (オプション)レガシーPS/2キーボードを使用している場合は、次のパスに移動します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\i8042prt\Parameters

レジストリエディターのアドレスバーに、このパスを直接コピー&ペーストできます。

Parametersキー

ステップ8: インターフェ-スの右側を右クリックし、「新規作成→DWORD32ビット)値」を選択します。

ステップ9: 新しいDWORDキーに「CrashOnCtrlScroll」という名前を付けます。

ステップ10: 新しく作成したDWORDをダブルクリックし、値を0から1に変更します。

ステップ11: 「OK」をクリックして変更を保存します。

ステップ12: (オプション)仮想マシンでHyper-Vキーボードを使用している場合は、次のパスに移動します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\System\CurrentControlSet\Services\hyperkbd\Parameter

Parametersパスに移動

このキーは、Hyper-Vがすでに有効になっているデバイスのみで使用可能です。

ステップ13: インターフェ-スの右側を右クリックし、「新規作成→DWORD32ビット)値」を選択します。

ステップ14: 新しいDWORDキーに「CrashOnCtrlScroll」という名前を付けます。

ステップ15: 新しく作成したDWORDをダブルクリックし、値を0から1に変更します。

ステップ16: 「OK」をクリックして変更を保存します。

ステップ17: レジストリエディターを終了し、コンピューターを再起動します。

ステップ18: 右のCtrlキーを押したままScroll Lockキーを2回押すと、ブルースクリーンが表示されます。

これらの手順の後、システムがKeBugCheckをトリガーし、0xE2エラーとManually_Initiated_CRASHメッセージのバグチェックを表示します。Windows 11/10コンピューターは、さらなるデバッグのためにダンプファイルも生成します。

変更を元に戻すには、コンピューターを再起動し、上記の3つのパスにあるCrashOnCtrlScroll DWORDキーを削除します。

方法2:タスクマネージャーを使用する方法

タスクマネージャーを使用することで、特定のシステムプロセスを終了させ、ブルースクリーンを引き起こすことができます。

ステップ1: タスクバーを右クリックし、「タスクマネージャー」を選択します。

ステップ2: 一部のオプションしか表示されない場合は「詳細」をクリックします。

ステップ3: 「詳細」タブに切り替えます。

ステップ4: 下にスクロールしてwininit.exeを選択し、「タスクの終了」ボタンをクリックして終了させます。

タスクの終了をクリック

ステップ5: しばらく待つとダイアログボックスが表示されるので、「保存していないデータをすべて放棄してシャットダウンします」を選択し、「シャットダウン」をクリックします。

これらの手順の後、ブルースクリーンが表示されます。ブルースクリーンから抜け出すには、コンピューターを再起動します。

方法3:Windows PowerShellを使用する方法

Windows PowerShellを使用すると、コマンド実行によってシステムエラーを再現し、ブルースクリーンを発生させることができます。

ステップ1: タスクバーの検索アイコンをクリックして、「PowerShell」を検索します。

ステップ2: 検索結果から「Windows PowerShell」を右クリックし、「管理者として実行」を選択します。

ステップ3: PowerShellに「wininit」と入力し、Enterを押してこのコマンドを実行します。

その後、エラーメッセージとともにブルースクリーンが表示されます。

データが失われた場合の復元方法(補足)

ブルースクリーンが発生した場合は、以下の関連記事を参考にして解決方法を確認してください。

また、ファイルが消失したり誤って削除された場合は、データ復元ソフト「MiniTool Power Data Recovery」を使用することで復元できる可能性があります。

このソフトは、HDDやSSDなどの各種ストレージデバイスに対応しており、無料版でもスキャン機能を利用して復元可能なファイルを確認できます。

MiniTool Power Data Recovery Freeクリックしてダウンロード100%クリーン&セーフ

ダウンロード・インストール後、以下の手順でドライブをスキャンし、データを復元して下さい。

ステップ1: MiniTool Power Data Recovery 無料版を開きます。

ステップ2: 復元したいドライブを選択し、「スキャン」をクリックしてスキャンします。「デバイス」タブに切り替えて、ディスク全体を選択・スキャンすることも可能です。

対象のドライブを選択

ステップ3: スキャンが終了したら、スキャン結果を確認します。各パスを開いて、必要なファイルを探します。「種類」タブに切り替えると、ファイルを種類別に探すことができます。復元したいファイルの名前を憶えている場合は、「検索」ボタンをクリックしてファイルの名前を入力し、「Enter」を押して直接検索します。

ステップ4: 必要なファイルを選択して「保存」ボタンをクリックして、適切な保存先を選択します。

復元するファイルの保存場所を選択

このソフトウェアでより多くのファイルを復元するには、フル版が必要です。

正常に起動しないコンピューターのデータを復元する

コンピューターを正常に起動できない場合は、MiniTool Power Data Recovery ブータブル版でファイルを復元して下さい。コンピューターが起動できないため、ファイルを外付けハードドライブに保存する必要があります。そのため、ファイルを保存するのに十分な容量がある外付けハードライブを用意して下さい。

ステップ1: MiniTool Media Builderでブータブルメディアを作成します。

ステップ2: 先ほど作成したブータブルメディアからコンピューターを起動します。

ステップ3: MiniTool Power Data Recoveryを開き、スキャンするドライブを選択します。

ステップ4: 必要なファイルを選択して、接続されている外付けハードドライブに保存します。

FAQ

ブルースクリーンを意図的に発生させるのは安全ですか?
基本的にはテスト環境でのみ使用することが推奨されます。通常のPCではリスクがあるため注意が必要です。
ブルースクリーンになったら何分待つべきですか?
基本的には数分待っても復旧しない場合は、自動で再起動するか手動で再起動する必要があります。状況によってはすぐ再起動が行われることもあります。
ブルースクリーンが発生するとデータは消えますか?
通常はデータが消えることはありませんが、保存していない作業内容は失われる可能性があります。
ブルースクリーンを再現した後はどうすればいいですか?
基本的にはコンピューターを再起動することで正常な状態に戻ります。

まとめ

以上で、Windows 11/10でブルースクリーン(BSOD)を意図的に発生させる3つの方法を紹介しました。状況に応じて適切な方法を選択してください。

また、ブルースクリーンはシステムに影響を与える可能性があるため、実行前にデータのバックアップを取ることを推奨します。万が一データが失われた場合は、データ復元ソフト「MiniTool Power Data Recovery」の利用も検討できます。

なお、MiniToolソフトの使用中に何かご不明な点やご意見がございましたら、お気軽に[email protected]までご連絡ください。

  • hatena