Windows 11のブルースクリーンとは
ブルースクリーンは、文書作成や動画視聴などの作業中に、Windowsがシステムの継続動作が困難な致命的なエラー(カーネルモードでのシステム障害)を検出した際に表示される画面です。正式には「死の青い画面(BSoD: Blue Screen of Death)」と呼ばれ、通常は原因を示す停止コード(例:MEMORY_MANAGEMENT、CRITICAL_PROCESS_DIEDなど)とエラーメッセージが表示されます。
低レベルのドライバーのクラッシュやハードウェアの不具合が主な原因で、発生時にWindowsは「minidump」と呼ばれるメモリダンプファイルを自動的に作成し、原因分析に使えるようディスクに保存します。作業中のファイルやアプリが保存されないまま強制終了されるため、データ消失のリスクも伴う点に注意が必要です。

よく見られる原因
- グラフィックドライバー(NVIDIA/AMD等)の不具合や互換性の問題
- ネットワークドライバーの異常動作
- メモリ(RAM)の不良や相性問題
- ハードディスク/SSDの不良セクタや破損
- システムファイルの破損
- 直近のWindows Updateやアプリのインストールによる不具合
Windows 11のブラックスクリーンについて:2021年半ば、Microsoftは一時的にBSoDの色を黒に変更しましたが、まもなく従来の青色に戻されています。色が違うだけで、原因の切り分けや対処の手順は基本的に同じです。PCの問題を解決するには、まずMicrosoft公式のトラブルシューティングページを確認するとよいでしょう。
ブルースクリーンの停止コードを確認する方法
再起動が速すぎて、画面に表示された停止コードをメモできなかった場合は、以下の方法で後から確認できます。原因を絞り込む重要な手がかりになるので、対処を始める前にまず確認しておきましょう。
- イベント ビューアーを開き、「Windowsログ」>「システム」から、ソースが「BugCheck」のイベントを探す
- 「設定」>「システム」>「トラブルシューティング」>「その他のトラブルシューティングツール」の「信頼性の履歴を表示する」(信頼性モニター)で、クラッシュの発生日時と概要を確認する
- NirSoftの「BlueScreenView」などの専用ツールでminidumpファイルを解析する
主な停止コードの意味と原因別の対処法については、Windows停止コード一覧記事で詳しく解説しています。あわせてご覧ください。
Windows 11ブルースクリーンのトラブルシューティング
Windows 11のブルースクリーンが発生した場合、まずはパソコンを再起動してみましょう。Windows 11を再起動すると自動トラブルシューティングと修復のプロセスが実行されるため、多くの場合はこれだけで正常な状態に戻ります。
再起動で直らない場合は、以下も確認してください。
- Windows + Ctrl + Shift + Bキーを押し、Windows 11が応答しているかどうかを確認します。
- モニターとの接続を確認します。
- 不要な周辺機器の接続を解除します。
- 新しいドライバ-、アプリ、またはシステムの更新を戻します。
- 最近インストールしたソフトをアンインストールします。
- PCをスキャンし、ウイルスやマルウェアを検出します。
ヒント:ブルースクリーンエラー後、自動再起動を停止する
エラーコードをじっくり確認したい場合は、自動再起動を止めておくと便利です。
- タスクバーの検索アイコンをクリックするか、Windows + Sキーを直接押し、Windowsの検索ボックスを開きます。
- 検索ボックスに「コントロールパネル」と入力します。
- 検索結果から「コントロール パネル」をクリックして開きます。
- 「システムとセキュリティ」を選択し、「システム」をクリックします。
- 「システムの詳細設定」を選択します。
- 「詳細設定」タブの「起動と回復」セクションの「設定」ボタンをクリックします。
- 「システム エラー」セクションで「自動的に再起動する」のチェックを外します。
- 「OK」をクリックして変更を保存します。

1.スタートアップ修復(自動修復)を実行する
Windows 11が起動できない場合、Microsoftが最初に案内する回復手段の一つが「スタートアップ修復」です。
- PCの電源を強制的に3回オフ/オンして、Windows回復環境(WinRE)を起動します。
- 「オプションの選択」画面が表示されたら、「トラブルシューティング」>「詳細オプション」>「スタートアップ修復」の順に選択します。
- 画面の指示に従い、修復プロセスの完了を待ちます。
2.セーフモードでWindows 11を再起動する
BSODによってWindows 11のデスクトップにアクセスできなくなった場合、まずセーフモードで起動してください。
- 電源ボタンを押し、10秒以上押したままにしてPCの電源を切ります。
- もう一度電源ボタンを押して再起動します。それでもWindows 11が起動しない場合は、この操作を数回繰り返してください。
- F11キー(一部のマシンではF8または別のキー)を押しながら電源を入れます。Windowsが再起動し、Windows回復環境に入ります。
- 「オプションの選択」画面が表示されます。
- 「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「スタートアップ設定」→「再起動」の順に選択してください。
- Windows 11が再起動すると、オプションの一覧が表示されます。
- F4キーを押して「セーフモードを有効にする」、またはF5キーを押して「セーフモードとネットワークを有効にする」を選択します。

セーフモードの終了:Windows + Rキーを押す→「msconfig」と入力→「OK」をクリック→「ブート」を選択→起動オプションの「セーフブート」のチェックを外します。
3.クリーンブートを実行する
Windows 11のブルースクリーンの原因としては、ソフトウェアの非互換性やソフトウェアの不具合がよく考えられます。この可能性を排除するため、必要なコンポーネントだけでWindowsを起動するクリーンブートを実行します。
4.Windowsメモリ診断ツールを実行する
- Windows + Sキーを押し、検索ボックスを開きます。
- 「メモリ診断」と入力します。
- 検索結果から「Windowsメモリ診断」をクリックするか、Enterキーを押して直接開きます。
- 「今すぐ再起動して問題の有無を確認する(推奨)」を選択します。
- 診断プロセスの完了を待ちます。
イベント ビューアーを開き、「Windowsログ」を選択し、「システム」をクリックすると、最新のMemory Diagnosticファイルが表示されます。

5.サードパーティーソフトをアンインストールする
- 「スタート」をクリックし、「設定」を選択します。
- 「システム」→「アプリと機能」を選択します。
- すべてのソフトを参照します。
- 最近追加されたサードパーティ製ソフト、または問題の原因となっていると思われるソフトを選択します。
- 「アンインストール」をクリックします。
- PCを再起動します。
6.ドライバの更新/戻す/無効/アンインストール
- Windows + Xキーを押します。
- 「デバイスマネージャー」を選択します。
- 問題のあると思われるドライブのカテゴリを展開します。
- 対象のドライバを右クリックし、「プロパティ」を選択します。
- 「ドライバー」タブに切り替えます。
- 「ドライバーの更新」、「ドライバーを元に戻す」、「デバイスを無効にする」、または「デバイスのアンインストール」をクリックします。
- 表示される指示に従って操作を完了します。

7.最近の更新プログラムをアンインストールする
この方法は、Windows 11の更新プログラムがインストールされた後、Windows 11のBSODが発生した時に適用されます。
- 「設定」を開きます。
- 「Windows Update」を選択します。
- 「更新の履歴」をクリックします。
- 「関連設定」の「更新プログラムをアンインストールする」をクリックします。
- 最新の更新プログラムを選択し、「アンインストール」をクリックします。
- アンインストールの完了をお待ちます。
最近のシステム更新プログラムをアンインストールしても解決しない場合は、コントロールパネルの「回復」から「システムの復元」を実行し、正常に動作していた時点までシステムを戻すことも検討してください。それでも直らない場合は、Windows 11をクリーンインストール(データを失うことになります)してください。
8.ハードディスクのエラーをスキャンする
エラーチェックを利用する:
- Windows + Eキーを押します。
- 「PC」を選択します。
- ローカルディスク(C:)を右クリックします。
- 「プロパティ」を選択し、「ツール」タブを選択します。
- 「エラー チェック」セクションの「チェック」ボタンをクリックします。
- 画面上の指示に従って操作を完了します。
SFCスキャンを実行する:
- コマンドプロンプトを管理者として実行します。
- 「sfc /scannow」と入力し、Enterキーを押します。
- コマンドの終了を待ちます。
9.PCをスキャンしてウイルスやマルウェアを検出する
- Windows + Sキーを押します。
- 「Windows Security」と入力し、Enterキーを押して「Windowsセキュリティ」を開きます。
- 「ウイルスと脅威の防止」を選択します。
- スキャンのオプションを選択して開始します。
- 指示に従ってツールで見つかったウイルスやマルウェアを削除します。
10.MBRを再構築する
ブート関連のエラーが原因の場合、破損したMBRを修復することで解決することがあります。
方法1:「コマンド プロンプト」ツールを使用する:
以下のbootrecコマンドは主にレガシーBIOS/MBR構成のPCが対象です。近年のPC(Windows 11の多くはUEFI+GPT構成)の場合は、bootrec /RebuildBcdに加えて、UEFI起動情報を修復するbcdbootコマンドが必要になるケースがあります。お使いのPCがUEFI/GPTかBIOS/MBRかは、「ディスクの管理」またはmsinfo32の「BIOSモード」欄で確認できます。
- Windows 11が起動できない場合、「オプションの選択」画面を開き、「トラブルシューティング」->「詳細オプション」->「コマンド プロンプト」の順に選択します。
- 「bootrec /Fixmbr」と入力し、Enterキーを押します。
- 「bootrec /FixBoot」と入力し、Enterキーを押します。
- 「bootrec /ScanOs」と入力し、Enterキーを押します。
- 「bootrec /RebuildBcd」と入力し、Enterキーを押します。
- プロセスが終了したら、PCを再起動します。
方法2:MiniTool Partition Wizardを使用する:
MiniTool Partition Wizard Freeクリックしてダウンロード100%クリーン&セーフ
- MiniTool Partition Wizardを取得します。
- ブータブルメディアビルダーを使用して起動ディスクを作成します。
- ディスクを取り出し、起動しないWindows 11のPCに接続します。
- BIOSに入り、起動ディスクからPCを起動するように起動順番を変更します。
- MiniTool Partition Wizardを開きます。
- 右側のペインでシステムディスク(ドライブC)を選択します。
- 右クリックして「MBRの再構築」をクリックします。
- 左下の 「適用」 をクリックし、「はい」 を選択します。
MBRの再構築方法の詳細については、関連する記事で解説しています。

11.Windows 11の仮想メモリを増やす
- Windows + Sキーを押します。
- 「システムの詳細設定の表示」と入力し、Enterキーを押します。
- 「パフォーマンス」セクションの下の「設定」をクリックします。
- 「パフォーマンスオプション」ウィンドウの「詳細設定」タブを選択します。
- 「仮想メモリ」セクションの 「変更」 をクリックします。
- 「すべてのドライブのページングファイルのサイズを自動的に管理する」のチェックを外します。
- 「カスタムサイズ」を選択します。
- 「初期サイズ」と「最大サイズ」に値を入力します。仮想メモリは、物理メモリのサイズの1.5倍(初期サイズ)から3倍(最大サイズ)に設定する必要があります。
- 「設定」と「OK」をクリックします。
- PCを再起動します。
Windows 11 BSODの後、データを復元する方法
Windows 11のブルースクリーンが発生した場合、どのようにデータを救出すればよいのでしょうか。
再起動後、正常に動作するWindows 11からデータを復元する
状況1:上記の方法でパソコンを完全に修理した後、データ復元が必要な場合は、以下の方法をご参照ください。
MiniTool Power Data Recovery Freeクリックしてダウンロード100%クリーン&セーフ
- MiniTool Power Data Recoveryを正しくダウンロードし、インストールします。
- それを開き、目的のドライブを選択します。
- 「スキャン」ボタンをクリックします。
- スキャン処理が終了すると、スキャン結果から必要なファイル(フォルダ)を選択します。
- 「保存」ボタンをクリックし、新しい保存先を選択します。
- 「OK」をクリックします。

起動しないWindows 11からデータを復元する
状況2:起動しないWindows 11 PCからデータを救出します。
まず、MiniTool Power Data Recoveryで起動ディスクを作成します。
- ソフトを正常に作動するPCにインストールします。
- 右上の光ディスクアイコンをクリックし、MiniTool Media Builderを開きます。
- 画面上の指示に従って、ブータブルディスク(USB/CD/DVD)を作成します。
- 作成された起動ディスクを取り出し、起動しないWindows 11 PCに接続します。
- このディスクから起動するように、PCの起動順序を変更します。
- 「MiniTool Power Data Recovery」を選択し、ソフトのメインインターフェイスに入ります。
そして、状況1の手順に従って、復元プロセスを完了します。

まとめ
Windows 11のブルースクリーンは、ドライバーの不具合やハードウェアの問題、システムファイルの破損など、さまざまな原因で発生します。表示された停止コードをもとに原因を絞り込み、本記事で紹介したセーフモードでの起動やドライバーの更新、ハードディスクのエラーチェックなどを順番に試してみてください。
ブルースクリーンで作業中のファイルが保存できなかった場合や、PCが起動しなくなってしまった場合は、MiniTool Power Data Recoveryを使えば、起動可能なPCはもちろん、起動しないPCからもブータブルディスク経由でデータを復元できます。
MiniTool製品の使用中に何か問題があれば、[email protected] までお気軽にお問い合わせください。