MEMORY_MANAGEMENTエラーの原因
あるユーザーは、Windowsの自動更新後からブルースクリーンが1日に4〜5回ほど頻発するようになったと報告しています。このように、更新直後に症状が出るケースは少なくありません。MEMORY_MANAGEMENTエラーは、主に次のような原因で発生します。
- RAMの不具合・緩み:メモリモジュールが正しく装着されていない、または故障している
- システムファイルの破損:強制終了やアップデートの失敗、マルウェアなどによりシステムファイルが壊れている
- ドライバーの不具合:グラフィックカードなどのデバイスドライバーが古い、破損している、または互換性がない
- マルウェア感染:ウイルスがメモリ管理プロセスを妨害している
- オーバークロック設定:RAMやCPUを安定動作範囲を超えて動作させている
- メモリリーク:バックグラウンドプロセスが過剰にメモリを消費している
- BIOS/UEFIの不具合:マザーボードの設定誤りやファームウェアが古い
- 仮想メモリ(ページファイル)の設定不良:ページファイルの構成に誤りがある

このエラーは、Windowsの更新直後や、VRゲーム・4Kライブ配信のような処理負荷の高い作業中、またAsus、Acer、HP、Lenovo、Surface Proなど特定の機種で発生しやすいと報告されています。原因は一つとは限らず、複数が組み合わさっているケースも珍しくありません。
【最優先】エラー発生時にPCからデータを復元する
MEMORY_MANAGEMENTエラーでブルースクリーンが表示されると、システムが不安定な状態にあるため、データ消失のリスクが高まります。エラーチェックやシステムの復元などの修復作業に進む前に、大切なファイルを安全な場所に復元しておきましょう。
ステップ1:無料データ復元ソフト「MiniTool Power Data Recovery」を起動します。メインインターフェイスではデフォルトで「論理ドライブ」が選択されています。
MiniTool Power Data Recovery Freeクリックしてダウンロード100%クリーン&セーフ
ステップ2:復元したいパーティションを選択して、「スキャン」ボタンをクリックします。「デバイス」タブに切り替え、ディスク全体を選択してスキャンすることもできます。

スキャンが進むにつれて見つかったファイルが結果に表示されます。しばらくお待ちください。
ステップ2:必要なものにチェックを入れて、右下の「保存」ボタンをクリックします。復元先として元のドライブとは別のドライブを選択して「OK」をクリックします。

デスクトップにたどり着けない場合は、別の正常なパソコンを使ってMiniTool Power Data Recovery起動版でブータブルUSB/CDを作成し、起動不能なパソコンをUSBから起動させることで、ファイルを別のドライブに取り出すことができます。
データの安全を確保できたら、以降のセクションを参考にエラーの解決に進みましょう。
PCが正常に起動する場合の対処法
パソコンがまだ通常通り起動できる場合は、以下の方法を順番に試してください。簡単な方法から始め、改善しなければ次の方法に進むという流れがおすすめです。
方法1:周辺機器を外して再起動する
ブルースクリーンが表示されたら、まずキーボード、プリンター、外付けハードディスクなど、パソコンに接続しているすべての外部機器を取り外してください。周辺機器の不具合が原因になっているケースがあり、これを外すだけで改善することがあります。あわせて、一時的な不具合であれば単純な再起動だけで解決する場合もあります。
方法2:最近インストールしたソフトウェアを削除する
ソフトウェアのインストールやアップデートの直後にエラーが発生した場合は、そのソフトウェアが原因の可能性があります。
- 検索ボックスに「コントロールパネル」と入力し、Enterキーを押します。
- 表示方法を「カテゴリー」に設定し、「プログラム」の下の「プログラムのアンインストール」をクリックします。
- 最近インストールしたソフトウェアを見つけて右クリックし、「アンインストール」を選択して画面の指示に従います。
エラーが解消しない場合、または心当たりのあるソフトウェアがない場合は、次の方法に進んでください。
方法3:Windowsメモリ診断ツールを実行する
破損・損傷したRAMメモリは、MEMORY_MANAGEMENTエラーの主な原因の一つです。まずはWindowsメモリ診断ツールでRAMをチェックしましょう。
- Windows + Rキーを同時に押して「ファイル名を指定して実行」ボックスを開きます。
- 「mdsched.exe」と入力し、「OK」をクリックします。
- 「今すぐ再起動して問題の有無を確認する(推奨)」または「次回のコンピューター起動時に問題の有無を確認する」を選択します。
診断には数時間かかる場合があり、その間パソコンは使用できません。問題が見つからない場合は、メモリに問題がない可能性が高いため、次の方法に進んでください。

方法4:一時ファイルとフォルダーを削除する
一時ファイルが蓄積すると、アプリの反応が遅くなったり、エラーコードを誘発したりすることがあります。ディスククリーンアップツールで削除しましょう。
- タスクバーの検索アイコンをクリックし、「ディスククリーンアップ」と入力して開きます。
- ドロップダウンリストからターゲットドライブを選択し、「OK」をクリックします。
- 削除するファイルを選択し、「システムファイルのクリーンアップ」→「OK」をクリックします。

方法5:Windowsを更新する
OSが古いままだと、MEMORY_MANAGEMENTのような予期しないエラーにつながることがあります。
- Windows10の場合:Windows + Iキー→「更新とセキュリティ」→「Windows Update」から更新プログラムをインストールします。
- Windows11の場合:Windows + Iキー→「Windows Update」から更新プログラムをインストールします。
方法6:ドライバーを更新する
古い・壊れたグラフィックカードドライバーは、MEMORY_MANAGEMENTエラーの主要な原因の一つです。
- Windows + Xキーを押し、「デバイスマネージャー」を選択します。
- 一覧に黄色い!マークのエラー記号が表示されていないか確認します。
- 表示されている場合は該当デバイスを右クリックし、「ドライバーの更新」を選択します。
エラー記号が見当たらない場合、ドライバーは原因ではない可能性が高いため、次の方法に進んでください。
方法7:ウイルス・マルウェアをスキャンする
- Windows検索ボックスに「Windows セキュリティ」と入力してWindows セキュリティを開きます。
- 「ウイルスと脅威の防止」を選択します。
- 「スキャンのオプション」をクリックし、「フルスキャン」を選択します。
- 「今すぐスキャン」をクリックして開始します。

ウイルスが見つからない場合は、システムファイルの破損を疑い、次の方法へ進みましょう。
方法8:DISMとSFCでシステムファイルを修復する
システムファイルの破損はメモリ管理を不安定にし、BSODを引き起こすことがあります。DISMとSFCはどちらもWindows内蔵の修復ツールで、DISMで修復基盤を整えたうえでSFCを実行するとより効果的です。
1.タスクバーの検索ボックスに「cmd」と入力し、「コマンドプロンプト」を右クリックして「管理者として実行」を選択します。ユーザーアカウント制御のポップアップで「はい」を選択します。
2.次のコマンドを1行ずつ入力し、それぞれEnterキーを押します。
Dism /Online /Cleanup-Image /CheckHealth
Dism /Online /Cleanup-Image /ScanHealth
Dism /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth

3.完了したら、続けて次のコマンドを入力します。
sfc /scannow
スキャンが終わったらパソコンを再起動し、エラーが解決したか確認してください。
方法9:ディスクのエラーをチェックする(CHKDSK)
ファイルシステムのエラーや不良セクタなど、ハードディスク側の問題もMEMORY_MANAGEMENTエラーの原因になります。
- コマンドプロンプトを管理者として開きます。
- 「chkdsk /f /r」と入力し、Enterキーを押します。ドライブ文字を指定しない場合はCドライブが対象になります。他のドライブをチェックしたい場合は「chkdsk C: /f /r」のようにドライブ文字を指定してください。
SFCとCHKDSKの違い:SFCはWindowsシステムファイルをチェックし、CHKDSKはドライブ全体(ファイルシステムや物理的な不良セクタ)をチェックします。
PCが起動できない・BSODから抜け出せない場合の対処法
Windows10へのアップグレード後、デスクトップに到達する前に再起動を繰り返し、セーフモードでも起動できなくなったというユーザー報告もあります。このように「MEMORY_MANAGEMENT」画面が繰り返し表示され、通常の方法ではデスクトップにたどり着けない場合は、以下のより高度な方法を試してください。
解決策1:スタートアップ修復を実行する
スタートアップ修復は、システムファイルの破損やドライバーの不具合が原因の起動トラブルを自動的にスキャン・修復するツールです。
- パソコンの電源を入れ、Windowsロゴまたは読み込み中のドットが表示された直後に電源ボタンを長押しして強制終了します。
- この「起動→強制終了」をあと2回繰り返します。
- 3回目以降、パソコンが自動修復の準備を始めます。「詳細オプション」を選択し、Windows回復環境(WinRE)に進みます。
- WinREで「トラブルシューティング」→「詳細オプション」を選択します。
- 「スタートアップ修復」をクリックします。
スタートアップ修復で改善しない場合は、同じWinRE画面から「更新プログラムのアンインストール」や「システムの復元」も試してみてください。

解決策2:BIOS/UEFIを更新する
マザーボードのBIOS/UEFIファームウェアが古い場合も、メモリ関連のエラーを引き起こすことがあります。特に最近RAMを増設・交換した場合は、ファームウェアの更新で改善することがあります。
Windowsにアクセスできない場合は、別のパソコンでお使いのマザーボード(またはPC)メーカーの公式サイトから最新のBIOS/UEFIアップデートファイルをダウンロードし、USBメモリに保存します。
- マザーボードモデルに対応した最新のBIOS/UEFIアップデートを、メーカー公式サイトからダウンロードします。
- パソコンを再起動し、F2、F12、Deleteなど機種ごとに定められたキーを押してBIOS設定画面に入ります。
- 「BIOS Update」または「EZ Flash」などのオプションを探します。
- 画面の指示に従い、アップデートファイルが入ったUSBドライブを選択します。
解決策3:RAMを再装着する・スロットを変える
- パソコンの電源を完全に切ってから、ケースを開けてRAMモジュールがスロットにしっかり固定されているか確認します。
- ホコリを取り除き、冷却ファンが正常に回転しているかも確認します(発熱による不安定化を防ぐため)。
- 一見問題なさそうでも、スロット自体に不具合があることがあります。RAMを取り外し、別のスロットに挿し直してみてください。
- 最近RAMを増設した場合は、マザーボードとの互換性(規格・動作周波数など)も確認してください。
ノートパソコンの分解やBIOS更新、精密な熱処理作業に不安がある場合は、無理せずメーカーサポートや専門の修理業者に相談することをおすすめします。
解決策4:Windowsをリセットする(最終手段)
上記のいずれの方法でも改善しない場合の最終手段です。Windowsのリセットはシステムファイルを新しい状態に置き換えるため、ファイルの破損に起因する深刻なMEMORY_MANAGEMENTエラーを解決できる可能性があります。
1.電源ボタンを数回押して回復環境を起動し、「トラブルシューティング」→「このPCを初期状態に戻す」を選択します。
2.再起動後、次の2つから選択します。
- 個人用ファイルを保持する:アプリと設定のみ削除し、個人ファイルは保持されます。
- すべて削除する:個人ファイルを含むすべてのデータと設定が削除されます。
3.完了を待ち、パソコンが正常に起動するか確認します。
補足:MEMORY_MANAGEMENT・0x0000001a・0xc000000eの違い
これらの停止コードは混同されがちですが、それぞれ意味が異なります。
- MEMORY_MANAGEMENT:メモリ管理に関する重大な異常を示す、BSODの停止コードの総称です。
- 0x0000001a:MEMORY_MANAGEMENT停止コードを表す16進数表記です。実質的に同じエラーを指します。
- 0xc000000e(STATUS_NO_SUCH_DEVICE):ブート構成データやハードウェア障害、ドライブの構成ミスに関連するエラーで、Windowsが起動に必要なファイルを見つけられない状態を示します。MEMORY_MANAGEMENTとは異なる問題ですが、システムディスクの故障が引き金となり、両方のエラーが連動して発生するケースもあります。
まとめ
MEMORY_MANAGEMENTエラーの原因はRAMの不具合からシステムファイルの破損まで多岐にわたるため、まずは通常通り起動できるかどうかを確認し、該当する対処法から順に試してください。作業前には必ずMiniTool Power Data Recoveryで大切なファイルを復元しておくことをおすすめします。
MiniTool製品の使用中にご不明な点がある場合は、[email protected] までお問い合わせください。