PCの電源ボタンが動作しない
コンピューターの電源ボタンは重要な部品です。これを押すと電源が入り、Windows OSをデスクトップに読み込んで作業を行うことができるようになります。しかし、ボタンを押しても何も起こらないことがあります。
PCの電源ボタンが効かない原因には、電源ケーブル、電源ボタンの汚れ、電源の不具合、PSUの故障など、さまざまなものが考えられます。
この厄介な問題をどうやって解決すれば良いのでしょうか?以下のトラブルシューティングのヒントを実行して下さい。
PCの電源ボタンが動作しないときの解決策
PSUのチェック
電源ユニット(PSU)は、主電源であるACを低電圧に調整されたDC電力に変換する役割を担う、コンピューターの重要な部品です。PSUについての詳しい情報は、MiniToolライブラリの「電源ユニットについて知っておきたい基本情報」をご覧下さい。
電源ボタンが機能しなくなった場合は、まずPSUが正常に動作しているかどうかテストしてみましょう。関連記事として「PSUが故障しているかどうかを見分けるには?PSUをテストするには?答えはこちら」をご覧いただけます。PSUからのケーブルが正しく接続されていることを確認して下さい。
電源ボタンの掃除
ゴミが電源ボタンに入り込むと、動作が停止することがあります。その場合は、ボタンを掃除する必要があります。特別なツールと専門知識が必要なので、方法が分からない場合は専門家に依頼して下さい。
- コンピューターのサイドパネル、フロントベゼル、トップカバーを取り外します。
- 電源ボタンに接点復活剤をスプレーします。
コンピューターの電源ボタンが動作しない場合に、手動で起動する
PCの電源ボタンが動作しないときに試せる別の方法として、マザーボードを介して起動するというものがあります。
- マザーボード上の電源スイッチピンを見つけます。
- PCを電源に接続する際、導電性の工具を使ってピン同士を接触させます。
- マザーボードは、コンピューターの電源を入れる信号を受け取り、起動させます。
- ピン同士を再び接触させることで、コンピューターがシャットダウンします。
電源ボタンの交換
PCの電源ボタンが機能しなくなった場合、電源ボタンを交換することで問題を解決できることがあります。
- マザーボードからPCの電源ボタンコネクターを取り外します。
- ドライバーを使用して、ケースからプラスチックパネルを取り外します。
- フロントパネルの電源ボタンから電源スイッチを取り外します。スイッチを外せない場合は、シールを破って下さい。
- 新しい電源ボタンを購入し、PCに取り付けます。
最後に
PCの電源ボタンを直すために行うこれらの操作は、簡単なものではありません。コンピューターにあまり詳しくない方は、PCを修理店に持ち込み、修理を依頼することをおすすめします。間違った操作は事態の悪化に繋がります。