BIOSのアップデートは、ハードウェアの互換性向上や特定の不具合修正に役立つ場合があります。MiniToolのこの記事では、BIOSを更新するべきケース、BIOSバージョンの確認方法、Windows 10/11での更新手順などを解説します。
まずはBIOSをアップデートする必要があるケースを確認し、その後で具体的な更新方法を見ていきましょう。
BIOSをアップデートする必要があるか
BIOSのアップデートは、PCの安定性や互換性を改善する場合がありますが、すべてのユーザーに必須というわけではありません。
更新が不要なケース
- 現在のPCが安定して動作している
- 新しいCPUやハードウェアを導入する予定がない
- メーカーが特定の修正を提供していない
更新が推奨されるケース
- メーカーが不具合修正やセキュリティパッチを提供している
- 新しいCPUやハードウェアを追加する予定がある
- メーカーサポートからBIOS更新を推奨されている
では、実際にWindows 10/11で安全にBIOSをアップデートする方法を確認してみましょう。
Windows 10/11でBIOSをアップデートする方法
1.現在のBIOSバージョンを確認する
Windows 10/11でBIOSをアップデートする前に、現在のBIOSバージョンを確認して、それが既に最新バージョンであるかどうかを確認する必要があります。
以下の4つの方法で現在のBIOSバージョンをを確認できます。
方法1.「システム情報」からBIOSバージョンを確認する
ステップ1.「Windows + R」キーを押して「Windowsファイル名を指定して実行」ボックスを開き、「msinfo32」と入力し、「Enter」ボタンを押して「システム情報」ウィンドウを開きます。
ステップ2.次に、下にスクロールして、「システムの要約」の「BIOSバージョン/日付」項目を見つけて、現在のBIOSバージョンを確認します。

方法2.CMDでBIOSバージョンを確認する
Windows「コマンド プロンプト」を使用してBIOSバージョンを確認することもできます。
ステップ1.「Windows + R」を同時に押して「ファイル名を指定して実行」ウィンドウを開き、「cmd」と入力し、「Enter」キーを押して「コマンド プロンプト」を開きます。
ステップ2. 「コマンド プロンプト」ウィンドウで、次のコマンドを入力して、コンピューターのBIOSバージョンを取得します。
- wmic bios get smbiosbiosversion
- wmic bios get biosversion (このコマンドは、BIOSバージョンと日付を含む現在のBIOSの詳細情報を取得することができます。)
- wmic bios get version

方法3.WindowsレジストリからBIOSバージョンを確認する
現在のBIOSバージョンはWindowsレジストリでも確認できます。
ステップ1.「Windows + R」を押し、「ファイル名を指定して実行」ボックスに「regedit」と入力して、「レジストリ エディター」ウィンドウを開きます。
ステップ2.「レジストリ エディター」ウィンドウで次のようにクリックして、次のキーを見つけます。
HKEY_LOCAL_MACHINE→HARDWARE→DESCRIPTION→System
ステップ3.「System」をクリックすると、「SystemBiosDate」キーと「SystemBiosVersion」キーを見つけてBIOSバージョンを確認します。

方法4.起動時からBIOSバージョンを確認する
ステップ1.Windowsの起動画面でF12、DEL、F10などのBIOSショートカットキーを押して、Windows10でBIOSに入ります。
ステップ2.BIOSの設定ウィンドウに入り、BIOSバージョン情報があるかどうかを確認します。
2.お使いのパソコンのモデル名を確認する
BIOSのバージョンに加え、パソコンの機種名やマザーボードのモデル名が必要です。
「Windows + R」キーを押し、「msinfo32」と入力し、「Enter」キーを押して「システム情報」ウィンドウを開きます。
右側のウィンドウで「システムモデル」情報を確認します。
自作パソコンであれば、マザーボードのモデルを確認する必要があります。
3.メーカーのWebサイトから最新のBIOSバージョンを見つける
次に、パソコンの製造元の公式Webサイトを開いて、お使いのパソコンモデルの「ダウンロード」または「サポート」ページを見つけます。
利用可能なBIOSバージョンのリストには、発表日、ZIPファイルのサイズ、ダウンロードボタン、およびアップデートの説明が表示されます。
4.BIOS zipファイルをダウンロードして解凍する
ダウンロードするバージョンを決定します。最新のBIOSバージョンをダウンロードすることをお勧めします。
一般的に、BIOSアップデートファイルは圧縮フォルダですので、まずWinZip / WinRAR / 7-Zipで解凍する必要があります。
解凍されたzipフォルダの中に、BIOSのアップデート方法を詳しく説明したreadme.txtファイルがありますので、BIOSをアップデートする前によくご覧ください。
5.BIOSファイルをUSBドライブにコピーする
次に、BIOSアップデートファイルを、パソコンに差し込んだ空のUSBドライブに転送してください。
そして、USBをパソコンに接続したままにしてBIOSをアップデートします。
6.パソコンを再起動してBIOS画面を起動する
次に、「スタート」→「電源」→「再起動」をクリックしてパソコンを再起動し、起動プロセスで必要なキーを押して、BIOS / UEFI画面にアクセスします。
7.パソコンの現在のBIOSファイルをバックアップする
BIOSアップデート中に問題が発生した場合、「Main」タブで「Backup」または「Save」オプションをクリックして現在のBIOS設定をバックアップしてください。バックアップファイルを別の外部記憶装置(ステップ4のUSBではない)に保存しておけば、BIOSアップデート失敗時にそこからBIOS設定を復元することが可能です。
8.BIOSをアップデートする
最後に、BIOS / UEFIファームウェア更新またはフラッシュツールを起動させ、USBドライブにコピーされた新しいBIOSアップデートファイルを選択します。
一般的に、「Boot」タブ(キーボードの矢印ボタンで選択)で任意の「Flash」オプションを有効にし、「Advanced」タブの「Start Flash」を選択してWindows 10のBIOSをアップデートします。
BIOSアップデートプロセスが終了すると、コンピュータは新しいBIOSバージョンで自動的に再起動します。
BIOSアップデートに失敗した場合のデータ復元方法
BIOSの更新により、パソコンの一部データが失われることがあります。幸いに、MiniTool Power Data Recoveryを使えば、簡単にデータを復元できます。
このソフトは、ハードディスク、外付けHDD、SSD、USBメモリ、SDカードなどから失われたファイルを復元可能です。また、パソコンが起動しない場合は、ブータブルメディアビルダー機能で起動ドライブを作成して復元できます(高度版のみ)。
では、Windows PCで失われたデータを復元する手順を見ていきましょう。
MiniTool Power Data Recovery Trialクリックしてダウンロード100%クリーン&セーフ
ステップ1(オプション).BIOSアップデートによりお使いパソコンが起動しなくなった場合、MiniTool Power Data Recoveryを正常に動作できるパソコンにダウンロードします。それを使用して起動可能なUSBドライブを作成します。そして、そのドライブから起動しなくなったパソコンが起動するように設定して、MiniTool Power Data Recoveryを開きます。
ステップ2.MiniTool Power Data Recoveryを起動した後、「論理ドライブ」でパーティションを選択し、「スキャン」ボタンをクリックします。あるいは、「デバイス」タブをクリックして、ディスク全体をスキャンします。

ステップ3.スキャンプロセスが終了したら、スキャン結果から必要があるファイルやフォルダを見つけます。「保存」ボタンをクリックし、新しい保存場所を選択します。

まとめ
BIOSのアップデートは、互換性の向上や特定の不具合修正に役立つ一方で、失敗するとシステムが正常に起動しなくなるリスクもあります。更新前には現在のBIOSバージョンを確認し、メーカーが提供する更新内容を十分に確認した上で実施してください。また、重要なデータは事前にバックアップしておくことをおすすめします。