クラウドバックアップは、データを保護するための一般的な方法です。Windows 10/11でパソコンをクラウドドライブにバックアップする方法をご存知ですか?よく分からない方は、MiniToolソリューションのこの記事をご覧ください。

パソコンをクラウドドライブにバックアップする必要な理由

PCバックアップに関しては、ローカルバックアップとクラウドバックアップという2つの選択肢があります。前者とは、外付けハードドライブ、USBフラッシュドライブ、SDカードなど、PCに接続されたローカルまたはストレージデバイスにデータをバックアップする方法を指します。後者とは、サードパーティのサービスプロバイダーのサーバーにデータをバックアップするプロセスを指します。

ローカルバックアップと比べて、クラウドバックアップならどこからでもアクセスできて便利です。インターネットに接続されたデバイスからアカウントにログインするだけで、すぐにデータにアクセスできます。仕事の効率を上げるため、日常の業務でクラウドバックアップをフル活用し、チームメンバーとのファイル編集やリアルタイム共有が可能です。

クラウドバックアップのメリットに関する基本的な知識を習得した後、OneDrive、Googleドライブ、Dropbox、iCloudの4つの主要なオンラインバックアップサービスを利用して、パソコンをクラウドドライブにバックアップする方法をご紹介します。

提示:
ローカルバックアップとクラウドバックアップの違いをご存じですか?よく分からない方は、このガイドをご覧ください:クラウドバックアップvsローカルバックアップ – 違いは何か?

Windows 10/11・MacでクラウドドライブにPCをバックアップする方法

方法1:OneDriveにパソコンをバックアップする

Microsoft OneDriveは、Microsoftが提供するクラウドベースのサービスです。Microsoftアカウントとインターネット環境があれば、OneDriveにアクセスできます。Windows 11/10、Mac、スマートフォンでのファイルのバックアップや同期に対応しています。

このクラウドサービスでは、ファイルをオンラインで保存し、様々なデバイスからアクセスしたり、他人と共有したりできます。OneDriveにコンピューターをバックアップするには、ウェブブラウザ、デスクトップアプリ、およびエクスプローラー経由の3つの方法があります。具体的な操作手順は以下の通りです。

# ブラウザ経由

ステップ1. OneDriveの公式サイトにアクセスして、Microsoftアカウントとパスワードを入力します。

ステップ2.左上の「作成またはアップロード」ボタンをクリック>「ファイルのアップロード」または「フォルダーのアップロード」を選ぶ>バックアップしたい項目を選択>「ダウンロード」を押します。

OneDriveで「ファイルのアップロード」または「フォルダーのアップロード」を選ぶ

# デスクトップアプリ経由

ステップ1.Microsoft OneDriveをダウンロードします。起動してから、Microsoftアカウントでログインします。

ステップ2.システムトレイの「OneDriveアイコン」をクリック>「歯車」アイコングをタップ>「設定」を選択します。

ステップ3.「同期とバックアップ」タブで「バックアップの管理」をクリックします。

「同期とバックアップ」タブで「バックアップの管理」をクリックする
提示:
また、カメラやスマートフォン、その他のデバイスをコンピューターに接続するたびに、写真と動画を自動的にOneDriveに保存したい場合は、「デバイスの写真やビデオの保存」をオンに設定できます。スクリーンショットを自動的にOneDriveに保存するには、「作成したスクリーンショットをOneDriveに保存する」をオンに設定してください。

ステップ4.次に、パソコンの「デスクトップ」、「ドキュメント」、「写真」、「音楽」、「動画」フォルダー内のファイルをバックアップするかどうかを選択できます。最後に、「変更を保存」をクリックします。

OneDriveでドキュメント、写真、音楽、動画フォルダー内のファイルをバックアップするかどうかを選択する

# エクスプローラー経由

OneDriveをダウンロードし、Windows 10/11でアカウントにログインすると、エクスプローラーでOneDriveのファイルを確認できます。したがって、PCをOneDriveにバックアップするもう1つの方法は、対象のファイル/フォルダーをOneDriveフォルダーに手動でドラッグ&ドロップすることです。下記の手順に沿って操作してください。

ステップ1.「Win + E」キーを同時に押して「エクスプローラー」を開きます。

ステップ2.左側のペインで「OneDrive」を探し、クリックします。

ステップ3.次に、バックアップしたいファイルやフォルダーを直接「OneDrive」フォルダーにドラッグ&ドロップします。

OneDriveフォルダー
提示:
OneDriveの無料ストレージは5GBまでです。容量が不足した場合は、この投稿「Windows 10でOneDriveがいっぱいになるエラーの5つの解決策」を参考に、ストレージを解放するための様々な方法を確認してください。
解決済み:OneDriveエラー0x80070185「クラウド操作が失敗しました」
解決済み:OneDriveエラー0x80070185「クラウド操作が失敗しました」

OneDriveエラーコード0x80070185を解決するには?このエラーコードの原因は?この問題を解決するには、今回の記事ををお見逃しなく。

もっと見る

方法2:パソコンをGoogleドライブにバックアップする

Googleドライブは、保存したドキュメント、写真など、すべてのデバイス(スマートフォン、パソコン、タブレットなど)間で同期します。通常、Googleの他のサービス(Gmail、Googleスライド、Googleスプレッドシート、Googleドキュメントなど)と統合されます。ファイルをパソコンからアップロードするか、Googleドライブ内で作成することができます。

では、ブラウザとデスクトップアプリをそれぞれ使って、PCをGoogleドライブにバックアップする方法を説明します:

# Google Chrome経由

ステップ1.Google Chromeを起動します。

ステップ2.Googleドライブの公式ウェブサイトにアクセスします。

ステップ3.「ドライブに移動」をクリックし、Googleアカウントにサインインします。

ステップ4.左上にある「新規」をクリック>ドロップダウンメニューから「ファイルをアップロード」または「フォルダをアップロード」を選択>コンピューターからアップロードしたいファイルとフォルダーを選択します。

Googleドライブで「ファイルをアップロード」または「フォルダをアップロード」を選択する
提示:
また、Googleドライブのメインインターフェイスに直接ファイルをドラッグ&ドロップすることもできます。

# デスクトップアプリ経由

ステップ1.Windows PCに「Googleドライブ」をダウンロードしてインストールします。

ステップ2.PCを起動し、Googleアカウントにログインします。

ステップ3.「歯車アイコン」をクリックし、コンテキストメニューから「設定」を選択します。

ステップ4.「マイコンピュータ」セクションで「フォルダを追加」をクリックし、パソコンから同期したいフォルダを選択します。

「マイコンピュータ」セクションで「フォルダを追加」をクリックする

ステップ5.「Googleドライブと同期」をクリックし、完了をタップします。

ステップ6.「保存」をクリックしてプロセスを開始します。

提示:
Google Oneによると、各Googleアカウントには、GoogleドライブやGoogleフォト用に15GBの無料ストレージが提供されています。Google Oneに加入すれば、選択したプランに応じて100GB以上の追加ストレージを利用できます。
【解決済み】Googleフォトのバックアップが遅い・終わらない
【解決済み】Googleフォトのバックアップが遅い・終わらない

Googleフォトを使用して写真や動画をアップロードしたことがありますか?使用中に、Googleフォトのバックアップが遅い問題に遭遇したことがありますか?この記事では、Googleフォトのバックアップが遅い・終わらない問題を徹底的に解決するのに役立ちます。

もっと見る

方法3:DropboxにPCをバックアップする

もう一つの広く利用されているクラウドストレージがDropboxです。これを利用すれば、Windows、Mac、iOS、Android、およびウェブブラウザから自由にファイルにアクセスできます。ストレージに加え、ファイルの同期、共有、共同作業を効率化する一連の強力な機能も提供しています。Dropboxにパソコンをバックアップする手順は以下の通りです。

# ブラウザ経由

ステップ1.Dropboxの公式サイトにアクセスして、ブラウザからDropboxアカウントにログインします

ステップ2.「すべてのファイル」タブでは、パソコンから直接ファイルをドロップするか、「アップロード」または「アップロードまたはドロップ」をクリックできます。

Dropboxの公式サイトで「アップロード」または「アップロードまたはドロップ」をクリックする

# デスクトップアプリ経由

ステップ1.公式ウェブサイトからDropboxをダウンロードし、起動します。

ステップ2.次に、「ファイルをローカルに保存」と「ファイルをオンライン専用にする」という2つのオプションが表示されます。後者を選択し、「Basicプランで継続」をクリックします。

ステップ3.システムトレイの「Dropboxアイコン」をクリック>「プロファイルアイコン」をクリック>コンテキストメニューから「基本設定」を選択します。 

ステップ4.「バックアップ」タブで「バックアップを管理」をクリックし、バックアップがしたいファイルを指定します。

Dropboxの「バックアップ」タブで「バックアップを管理」をクリックする
提示:
Dropboxでは、無料で2GBのストレージを利用できます。しかし、ストレージがいっぱいになると、ファイルの同期ができなくなってしまうことがあります。そんなときはご安心ください。このガイド「Dropboxがいっぱいで同期できない?今すぐ修正!」をご覧ください。記事内では、ストレージ容量を解放するための具体的な方法をご紹介しています。

方法4:iCloudにMacをバックアップする

iCloudはAppleによって提供される無料のクラウドサービスで、写真、動画、ドキュメント、アプリなど、重要な情報をAppleのサーバーに保存できます。コンピューターをiCloudにバックアップするには、MacでApple IDにサインインし、iCloudの設定を行う必要があります。下記の手順に沿って操作してください。

ステップ1.「Apple」メニューをクリックし、「システム設定/システム環境設定」に移動します。

ステップ2.「Apple ID」を選択し、「iCloud」を選びます。

ステップ3.「iCloudを使用しているApp」の一覧から、「iCloud Drive」をタップします。

ステップ4.次に、「このMacを同期」と「デスクトップフォルダと書類フォルダ」をオンに切り替えます。

iCloudにMacを同期する

ステップ5.変更を保存するには「完了」をクリックします。その後、選択したアイテムは自動的にバックアップされます。

提示:
iCloudには無料で5GBのストレージが付属しています。より多くの容量が必要な場合は、iCloud+の有料プランへの変更が必要です。

Windows 10パソコンをクラウドにバックアップするには、どうすればよいのでしょうか?このガイドを読み進めることで、PCのデータをクラウドドライブにバックアップする4つの方法がわかります。Twitterでシェア

ご提案:MiniTool ShadowMakerを使ってローカルにファイルのバックアップを作成する

前述の通り、OneDrive、Googleドライブ、Dropboxなどのクラウドサービスは、無料のストレージ容量に制限があります。より多くの容量が必要な場合は、プランのアップグレードが必要です。さらに、クラウドバックアップはインターネット環境に大きく依存しています。インターネット接続が不安定になると、これらのオンラインファイルホスティングサービスを使用してファイルをバックアップしたり同期したりできなくなります。

パソコンをバックアップしてデータを保護する、よりお手頃な方法はありますか?もちろんです。MiniTool ShadowMakerというPCバックアップソフトを使用すると、ローカルでPCをバックアップできます。クラウドバックアップの方が便利ですが、ローカルバックアップは完全に無料という利点があり、こちらも良い選択肢です。このツールは、Windows 11/10/8.1/8/7に対応しています。

クラウドバックアップとは異なり、MiniTool ShadowMakerを使用すれば、インターネット接続がなくても、ファイルやフォルダーはもちろん、Windowsシステム、パーティション、ディスク全体など、様々な項目をバックアップできます。一方、「同期」ページに移動して、フォルダーとファイルを同期することも可能です。

さらに、MiniTool ShadowMakerは、システムのパフォーマンスを向上させるために、HDDの内容をSSDにクローンし、Windowsを別のドライブへ移行することもサポートしています。それでは、ローカルのコンピューターをバックアップする方法について説明します。

ステップ1.MiniTool ShadowMaker Trialエディションをダウンロード、インストール、起動します。

MiniTool ShadowMaker Trialクリックしてダウンロード100%クリーン&セーフ

ステップ2.「バックアップ」ページで、バックアップソースとバックアップ先を選択します。

バックアップソース – 「ソース」を選択します。「フォルダーとファイル」または「ディスクとパーティション」をクリックし、保護したい対象を選択します。

MiniTool ShadowMakerでバックアップしたい項目を選択する

バックアップ先 – 「バックアップ先」に移動し、バックアップイメージファイルを保存するUSBフラッシュドライブまたは外付けハードドライブを選択します。

ステップ3.選択後、「今すぐバックアップ」をクリックしてタスクをすぐに開始するか、「後でバックアップ」をクリックしてタスクを遅延させます。すべてのバックアップタスクは「管理」ページで確認できます。

MiniTool ShadowMakerでバックアップを開始する
提示:
日常的なバックアップ作業の負担を軽減するために、MiniTool ShadowMakerを使って自動バックアップを作成することを強くおすすめします。具体的には、右下隅の「オプション」をクリック>「スケジュール設定」をオンする>日、週、または月単位で特定の時刻を設定>「OK」をクリックします。
MiniTool ShadowMakerで自動バックアップを作成する
【Windows Serverバックアップ】ベアメタル回復とは?答えはこちらへ
【Windows Serverバックアップ】ベアメタル回復とは?答えはこちらへ

Windows Serverバックアップのベアメタル回復とは?その実行方法は?本記事で詳しく解説します。

もっと見る

結論

クラウドにWindows PCをバックアップするには、どうすればいいですか?結論から言うと、予算やリソースに余裕がある場合は、ローカルバックアップとクラウドバックアップを併用するのが理想的です。PCをクラウドドライブにバックアップするには、OneDrive、Dropbox、Googleドライブ、iCloudなどのサードパーティ製オンラインクラウドサービスを利用できます。ローカルバックアップに関しては、MiniTool ShadowMakerを試してみる価値があります。

MiniTool ShadowMakerの使用時にご不明な点がございましたら、[email protected]までお気軽にお問い合わせください。できるだけ早く返事いたします。

  • hatena