ノートパソコンのバッテリーが0%・50%・80%・99%のまま充電できない場合、バッテリーの劣化や充電制限、バッテリードライバーの不具合、BIOSの問題などが原因として考えられます。この記事では、Windows 10/11でバッテリーが一定の割合から増えない場合に試せる対処法を6つ紹介します。また、トラブルシューティングを行う前のデータバックアップ方法についても解説します。

クイックアンサー

ノートパソコンのバッテリーが0%のまま充電できない場合は、まず電源の入れ直しや別のコンセントの確認などの基本チェックを行い、改善しない場合は次の方法を順番に試してください。

  • Windowsの電源トラブルシューティングツールを実行する
  • バッテリーの充電制限機能を確認し、有効なら無効にする
  • バッテリーの状態を確認する
  • バッテリードライバーを更新または再インストールする
  • 最近インストールしたWindows更新プログラムをアンインストールする
  • BIOSを更新する

50%・80%・99%など特定の割合で止まる場合は、手順2の充電制限が原因のことが多いため、先に確認してください。0%のまま充電できない場合は、バッテリー自体の劣化やドライバー、BIOSの問題も考えられます。

ノートパソコンのバッテリーが0%から充電できない主な原因

ノートパソコンのバッテリーがフル充電にならない、または0%・50%・80%・99%などの一定の割合で止まってしまう場合、主に以下の原因が考えられます。

  • バッテリーの健康状態が悪化 – 使用寿命が尽きたバッテリーを使い続けると、充電できないなど様々な問題が発生する可能性があります。バッテリーの健康状態が相当悪化している場合は、新しいバッテリーに交換する必要があります。
  • 不適切な電源管理設定 – バッテリー寿命を延ばすために、バッテリー制限を設定している可能性があります。バッテリーが設定したパーセンテージに達すると、充電ができなくなります。
  • バッテリードライバーが破損または古くなっている – バッテリードライバーとは、オペレーティングシステムとバッテリーを接続し、両者間の通信を可能にするものです。ドライバーが正常に動作しないと、ノートパソコンが0%のまま充電されない問題が発生する可能性があります。
  • BIOSが古い – BIOSの最新バージョンをインストールしていない場合、ノートパソコンはバッテリーの充電状態を正確に認識することができません。

ノートパソコンのバッテリーが0%、50%、80%、99%などで止まっているが、まだ動いている場合、問題が解決するまで以下の解決策を試してみてください。

ノートパソコンのバッテリーが0%のまま充電できない時の対処法

まず、以下の基本的な対処法を試してください。

ノートパソコンが充電できない時の基本チェック

  • デバイスの電源を入れ直します。
  • すべての周辺機器を取り外し、ノートパソコンを再起動します。
  • 別のコンセントを試します。
  • アダプターと電源コードに損傷がないか確認します。
  • ノートパソコンのバッテリーを調整します。
  • CMOSバッテリーを交換します。

対処法1:電源トラブルシューティングツールを実行する

ノートパソコンのバッテリーが0%から充電されない問題はバッテリーに関連しているため、Windowsの電源トラブルシューティングツールを実行してこのような問題をチェックすることができます。電源トラブルシューティングツールの起動方法は以下の通りです:

ステップ1.「Win + I」キーを同時に押して「Windowsの設定」を開きます。

ステップ2.「更新とセキュリティ」>「トラブルシューティング」に進みます。

ステップ3.下にスクロールして「電源」を見つけ、それを押して「トラブルシューティングツールの実行」をクリックします。

電源トラブルシューティングツールを実行する

対処法2:バッテリーリミッターを無効にする

ほとんどのパソコンはバッテリーの充電制限の設定をサポートしています。バッテリーの充電制限を設定した場合、ノートパソコンのバッテリーは特定のパーセンテージに達すると自動的に充電を停止します。したがって、ノートPCのバッテリーが0/50/80/99で止まってしまう問題を解決するには、この機能を無効にすることを考慮してください。次に、HPノートパソコンを例に、ノートパソコンのバッテリー充電リミッターを無効にする方法を簡単に説明します。

ステップ1.パソコンを再起動し、「F10」または「Esc」を繰り返し押してBIOSページに入ります。

ステップ2.キーボードの「矢印キー」を使用して、「Configuration」タブを見つけます。

ステップ3.「Adaptive Battery Optimizer」を選択>「Enter」キーを押し>「Disabled」を選択し、「Enter」キーを押します。

Adaptive Battery Optimizerを無効にする

ステップ4.「F10」キーを押して変更を保存し、終了します。

提示:
BIOSにアクセスできない場合、心配しないでください。こちらの関連記事をご覧ください‐PCでBIOSが起動しない?対処法を紹介!

対処法3:バッテリーの状態を確認する

引き続き使用するか、新しいバッテリーに交換するかどうかを判断するには、バッテリーの健康状態をチェックする必要があります。以下の手順に従って、ノートパソコンのバッテリーレポートを作成してください:

ステップ1.「Win + R」キーを押して、「ファイル名を指定して実行」ボックスを開きます。

ステップ2.「cmd」と入力し、「Ctrl + Shift + Enter」キーを押して、「コマンドプロンプト」を管理者として実行します。

ステップ3.次のウィンドウで「powercfg /batteryreport」と入力し、「Enter」キーを押します。

コマンドプロンプトでpowercfg /batteryreportと入力する画面

ステップ4.レポートを開き、「バッテリーの推定残り時間」セクションに移動して、バッテリーの健康状態とパフォーマンスを確認します。

対処法4:バッテリードライバーを更新または再インストールする

バッテリードライバーに問題がある、またはバージョンが古い場合、ノートパソコンのバッテリーが0%、50%、80%、99%のまま充電できない可能性もあります。この場合、バッテリードライバーを更新してみてください。具体的な操作方法は以下の通りです:

ステップ1.「スタート」アイコンを右クリックし、ドロップダウンメニューから「デバイスマネージャー」を選択します。

ステップ2.「バッテリー」カテゴリを展開する>「ACPI Compliant Control Method Battery」を見つける>それを右クリックして「ドライバーの更新」を選択する>「ドライバーソフトウェアの最新版を自動検索」をクリックします。

ドライバーを自動的に更新する

ステップ3.その後、画面の指示に従って、バッテリードライバーを自動的にアップデートします。

また、以下の手順に沿ってバッテリードライバーを再インストールすることもできます:

  1. 「デバイスマネージャー」を開きます。
  2. 「バッテリー」を展開します。
  3. 「Microsoft ACPI Compliant Control Method Batter」を右クリックします。
  4. 「デバイスのアンインストール」を選択します。
  5. その後、コンピューターを再起動すると、Windowsシステムが自動的に最新のバッテリドライバーを再インストールします。

対処法5:最近のWindows更新プログラムをアンインストールする

最近のWindows更新プログラムをインストールした後、ノートパソコンのバッテリーが0%で止まっている場合、この更新プログラムをアンインストールすると問題が解決するかもしれません。操作方法は以下の通りです:

ステップ1.「Windowsの設定」を開き、「更新とセキュリティ」に進みます。

ステップ2.「Windows Update」タブで、「更新履歴の表示」をクリックします。

ステップ3.「更新プログラムのアンインストール」をクリックし、アンインストールする最新の更新プログラムを探します。

ステップ4.対象の更新プログラムを右クリックして「アンインストール」を選択し、画面の指示に従ってアンインストールを完了します。

アンインストールをクリックする

対処法6:BIOSをアップデートする

上記の方法をすべて試しても、Windows 11/10でノートパソコンのバッテリーが0のまま充電できない場合、最後の手段はBIOSを更新することです。ここでは、HPノートパソコンを例にしてBIOSを更新する方法を説明します:

警告:
BIOSの更新プロセスが途中で中断されると、コンピューターに取り返しのつかない損傷を与える可能性があるので、ご注意ください。IT専門家の指導のもとでこの方法を試すことをお勧めします。

事前準備:すべてのアプリを終了し、アンチウイルスとBitLocker暗号化を無効にする

ノートパソコンのBIOSを更新する前に、可能性のある問題を避けるために、一部のプログラムを終了する必要があります。具体的な操作方法は以下の通りです:

ステップ1.実行中のアプリケーションをすべて終了します。

ステップ2.ウイルス対策ソフトを一時的に無効にする:「スタート」>「設定」>「更新とセキュリティ」>「Windowsセキュリティ」>「ウイルスと脅威の防止」>「設定の管理」>「リアルタイム保護」を無効にします。

リアルタイム保護を無効にする

ステップ3.BitLocker暗号化を一時的に停止するには、「コントロールパネル」>「システムとセキュリティ」>「BitLockerドライブ暗号化」を開き>「保護を一時停止する」をクリックします。

提示:
回復キーをメモしておくことをお忘れなく。

BIOSを更新する

それでは、ノートパソコンのBIOSをアップデートします:

ステップ1.HPドライバーおよびソフトウェアのダウンロードページに行き>「ノートPC」をクリック>「HPにお使いの製品を特定させる」をクリック>オペレーティングシステムを選択します。

ステップ2.「すべてのドライバー」をクリックしてリストを展開し、「BIOSシステムファームウェア」を検索します。

ステップ3.ダウンロードした実行可能ファイルをダブルクリックしてインストールを開始し、ライセンス条項に同意します。

ステップ4.ファイルを保存する場所を選択し、「HP BIOS Update and Recoveryユーティリティ」を開きます。その後、「次へ」をクリックして続行します。

次へをクリックする

ステップ5.「アップデート」>「次へ」>「今すぐ再起動」>「今すぐアップデートを適用」>「スタートアップを続行する」の順にクリックします。

ステップ6.BIOSの更新プロセスが完了したら、ノートパソコンにログインし、BitLocker保護とウイルス対策ソフトウェアをオンにします。

バッテリーのトラブルに対処する前にデータをバックアップする

ノートパソコンのバッテリーが0%のまま充電できない場合、突然シャットダウンしてデータが失われる可能性があります。トラブルシューティングを行う前に、重要なファイルを外付けHDDやUSBメモリなどにバックアップしておくと安心です。

大量のファイルやシステム全体をバックアップしたい場合は、Windows向けバックアップソフト「MiniTool ShadowMaker」を利用できます。ファイル、フォルダー、システム、ディスク、パーティションなどをバックアップできます。

それでは、MiniTool ShadowMakerを使ってファイルをバックアップする方法を見ていきましょう。

ステップ1.MiniTool ShadowMakerをダウンロード、インストール、起動します。

MiniTool ShadowMaker Trialクリックしてダウンロード100%クリーン&セーフ

ステップ2.「バックアップ」ページで、「ソース」>「フォルダーとファイル」>バックアップしたいファイルにチェックを入れる>「OK」を押して「バックアップ」ページに戻ります。

バックアップソースを選択する

次に、「バックアップ先」をクリックして、USBフラッシュドライブまたは外付けハードドライブをバックアップタスクのストレージパスとして選択します。

バックアップ先を選択する

ステップ3.最後に、「今すぐバックアップ」をクリックしてバックアップタスクを実行します。

提示:
さらに、MiniTool ShadowMakerではスケジュールバックアップを作成できます。この機能を有効にし、設定をカスタマイズすると、システムは自動的にバックアップタスクを開始します。そのためには、「オプション」>「スケジュール設定」をオンにする>特定の時点(日、週、月)を選択します。
自動バックアップを作成する
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ノートパソコンのバッテリーが充電できない問題に関するよくある質問

ノートパソコンのバッテリーが80%で止まるのは故障ですか?
必ずしも故障とは限りません。メーカーのバッテリー充電制限やスマート充電が有効になっていると、バッテリーが100%まで充電されない場合があります。充電制限の設定を確認してください。
ノートパソコンのバッテリーが0%でも使えるのはなぜですか?
ACアダプターから電力が供給されている場合、バッテリー残量が0%と表示されていてもPCが動作することがあります。ただし、ACアダプターを外すとすぐに電源が切れる場合は、バッテリーの状態を確認してください。
Windows 11でノートパソコンのバッテリーの状態を確認するにはどうすればいいですか?
Windows 11では、管理者としてコマンドプロンプトを開き、「powercfg /batteryreport」を実行してバッテリーレポートを作成できます。生成されたレポートからバッテリーの容量や使用状況などを確認できます。
ノートパソコンのバッテリーが0%のままの場合、修理や交換が必要ですか?
充電器や電源、充電制限、ドライバーなどを確認しても改善しない場合は、バッテリーの劣化や故障が考えられます。バッテリーの状態を確認し、必要に応じてPCメーカーのサポートや修理サービスに相談してください。

まとめ

まとめると、この記事では、ノートパソコンのバッテリーが0/50/80/99%で充電できない問題の原因と対処法を紹介しました。今後ノートPCのバッテリーに関する同じような問題が発生した場合、このガイドを参考にして解決することもできます。

MiniTool ShadowMakerについてご意見、ご質問がある場合は、[email protected]までお気軽にお問い合わせください。ありがとうございました。

  • hatena