実際、WD My Cloud Homeは標準的なNASではありませんが、ストレージとネットワーク接続という点でNASと言えるでしょう。PCをMy Cloud Homeにバックアップする方法がわからない場合は、MiniToolのこのガイドをご覧ください。きっと参考になるヒントがあると思います。

WD My Cloud Home NASについて

My Cloud Homeは、Western Digitalのネットワーク接続型パーソナルストレージデバイスでありモバイルデバイス、WindowsまたはMac PCからデジタルコンテンツを保存・バックアップするための中心的な場所として機能します。

これを使えば、お気に入りの写真、動画、ファイルをすべて自宅の一箇所に保管できる十分な容量があり、自由に整理でき、オンライン環境があればいつでもどこでもアクセスできます。このドライブは非常にコンパクトなサイズで、セットアップも簡単なため、外付けHDDとNASのハイブリッドとも言われています。

一方、このデバイスは、ほとんどのNASと比較して、高度なファイル共有およびネットワーク機能を備えていません。

WD My Could HomeをWindowsシステムに接続すると、ネットワークデバイスとして認識されます。そのため、Windowsの組み込みツール-「バックアップと復元(Windows 7)」および「ファイル履歴」を使用して、WindowsをMy Cloudにバックアップすることができます。

方法1:バックアップと復元(Windows 7)経由

Windows PCには「バックアップと復元(Windows 7)」と呼ばれるバックアッププログラムが標準搭載されており、Windowsシステム全体、個人ファイル、アプリケーションのイメージを作成でき、スケジュールバックアップにも対応しています。万が一、データが破損したり、ハードディスクが故障したり、マルウェアに感染した場合も、バックアップから簡単に復元できます。ここでは、My Cloud Homeを使ってPCをバックアップする方法を紹介しましょう:

ステップ1.「Windows + I」キーを押して「設定」アプリを表示します。

ステップ2.左のサイドバーで「更新とセキュリティ」>「ファイルのバックアップ」を選択し、「バックアップと復元(Windows 7)」リンクをクリックします。

ステップ3.画面の右上にある「バックアップを設定」をタップします。Windowsバックアップが開始されるまで待ちます。

ステップ4.「ネットワークで保存」をクリックし、「ネットワークの場所」にIPアドレスを入力します。「参照」ボタンをクリックして、WD My Cloud Home NASを見つけます。

バックアップの設定でネットワークの場所を選択する

ステップ5.その後、WindowsバックアップにMy Cloudドライブへのアクセスを許可するために、「ユーザー名」と「パスワード」を入力します。「OK」をクリックして続行します。

ステップ6.新しく追加したネットワークの場所を選択し、「次へ」をクリックします。「自動選択(推奨)」または「自分で選択する」を選択し、「次へ」をクリックします。

ステップ7.すると、バックアップ設定を確認するメッセージが表示されます。Windows 10/11でWD My Cloud自動バックアップを実行する場合、「スケジュールの変更」を選択します。

ステップ8.完了したら、「設定を保存してバックアップを実行」をクリックして、My Cloud HomeへのPCバックアップを開始します。

関連記事:【完全ガイド】My Passportバックアップ - データをバックアップする3つの方法

方法2:ファイル履歴経由

バックアップと復元とは異なり、ファイル履歴はファイル単位でのバックアップが可能なソフトで、毎日または数時間ごとに自動でバックアップを作成できます。ファイルのコピーが保存されるため、紛失や破損した場合でもファイルを素早く取り戻すことができます。以下の手順に従って、PCをMy Cloud Homeにバックアップしましょう。

ステップ1.「Windowsの検索」ボックスに「コントロールパネル」と入力し、「Enter」キーを押します。

ステップ2.「すべてのコントロールパネルの項目」>「ファイル履歴」>左側から「ドライブの選択」をクリックします。

ステップ3.新しいインターフェイスで、「ネットワークの場所の追加」をクリックします。

ファイル履歴で「ネットワークの場所の追加」をクリックする

My Cloudドライブ(MYCLOUD-xxxxxx)を見つけます。また、Windowsネットワークにドライブが表示されない場合は、「ネットワーク」アドレスバーにドライブのURL(\\MYCLOUD-xxxxxx)を入力してください。

提示:
xxxxxx」はMy Cloud Homeのシリアル番号の下6桁です。

ステップ4.My Cloud Homeをバックアップ先として選択>「OK」をクリック>「有効にする」をクリックします。

【Windows 11】ファイル履歴がバックアップできない・オンにできない時の対処法
【Windows 11】ファイル履歴がバックアップできない・オンにできない時の対処法

Windows 11でファイル履歴がバックアップできない・オンにできないなどの問題を解決するには、この記事で解決策をご覧ください。

もっと見る

方法3:MiniTool ShadowMaker経由

ご存知の通り、Windowsに標準搭載されている2つのプログラム、「バックアップと復元」と「Windowsファイル履歴」にはそれぞれ長所と短所があります。機能に制限がある点を考えると、オールインワンのバックアップソフト「MiniTool ShadowMaker」の方がより適している可能性があります。

MiniTool ShadowMakerは、ファイル、フォルダー、システム、パーティションなど複数のバックアップソースに対応します。バックアップは内蔵/外付けハードディスク、USBドライブ、ネットワークドライブ、共有フォルダーに保存できます。さらに、ワンクリックシステムバックアップソリューションやWindowsを別のドライブに移行する「ディスクのクローン」機能も備えています。

MiniTool ShadowMaker Trialクリックしてダウンロード100%クリーン&セーフ

ステップ1.MiniTool ShadowMakerを起動し、「体験版で続く」をクリックします。

ステップ2.「バックアップ」タブで、「ソース」をクリックしてバックアップする項目を選択します。

ステップ3.次に、「バックアップ先」セクションで「共有済み」を選択し、左下の「追加」をクリック>アクセス認証情報を入力>「OK」をクリックします。

MiniTool ShadowMakerでネットワークの場所を追加する
提示:
オプション」では、バックアップスキーム、スケジュールバックアップ、圧縮レベル、パスワード保護など、高度なバックアップ設定をカスタマイズできます。

ステップ4.「今すぐバックアップ」をタップして、すぐにプロセスを開始します。

WD My Cloud Driveを使ったPCバックアップの最適な方法とは?

「ファイル履歴」と「バックアップと復元」は、インストールや支払いを必要とせず、基本的な要件は満たせますが、いくつかの欠点もあります。例えば、「ファイル履歴」はシステム、パーティション、ディスクをバックアップすることができません。「バックアップと復元」は暗号化をサポートしていないため、セキュリティ不足です。

My Cloud HomeにPCをバックアップする際、MiniTool ShadowMakerはこの2つのプログラムの欠点を補い、基本的な機能を備えています。より便利で優れたサービスを提供し、バックアップ操作の体験を向上させます。

ファイル履歴 vs バックアップと復元: 違いは何か?
ファイル履歴 vs バックアップと復元: 違いは何か?

Windowsには2つのバックアップソフト-ファイル履歴とバックアップと復元(Windows 7)が内蔵されております。両者の違いは何ですか?どっちが優れていますか?詳しくは、この記事をご覧ください。

もっと見る

結語

まとめると、この記事では、My Cloud HomeにPCをバックアップするための3つのMy Cloud Homeバックアップソフト-バックアップと復元(Windows 7)、ファイル履歴、MiniTool ShadowMakerを紹介しました。あなたにぴったりの方法を選びましょう。

MiniTool ShadowMakerの使用中に問題がある場合は、[email protected]までお気軽にお問い合わせください。できるだけ早く返事いたします。

  • hatena