1TB M.2 SSDは、PCのストレージ容量を増やしたり、既存のSSDをアップグレードしたりする際におすすめです。この記事では、性能や価格、用途などを比較しながら、1TB M.2 SSDのおすすめ5選を紹介します。

クイックアンサー

  • PCIe 4.0で高性能を求めるなら:Samsung 990 PRO 1TB
  • PS5やゲーミングPCでの体感速度を重視するなら:WD_BLACK SN850X 1TB
  • 価格と性能のバランスを重視するなら:Crucial T500 1TB
  • Steam DeckなどのハンディゲーミングPCには:Crucial P310 1TB
  • 予算を抑えたいなら:Kingston NV3 1TB

以下で1台ずつ詳しく解説します。

1TB M.2 SSDおすすめ5選

このセクションでは、購入可能な1TB M.2 SSDのおすすめ5選を紹介します。PCIe 4.0対応のNVMe SSDを中心に、性能や用途、価格などを比較して選びました。フォームファクターは製品によって異なるため、購入前に使用するPCやゲーム機との互換性を確認してください。

1.Samsung 990 PRO 1TB

総合的な性能を重視するなら、Samsung 990 PRO 1TBがおすすめです。独自開発の「Elpis」コントローラーとV-NAND技術により、PCIe 4.0の帯域をほぼ使い切る最大7,450MB/s(読み込み)/6,900MB/s(書き込み)を実現しています。

Samsung 990 PRO 1TB

Samsung 990 PROは、ゲーミングだけでなく動画編集や3Dレンダリングなどの重い作業でも安定した速度を発揮し、発熱対策も従来モデルより強化されています。

また、Samsung Magicianソフトウェアを利用すれば、SSDの状態やパフォーマンスを確認したり、ファームウェアを更新したりできます。AES 256-bitやTCG/Opal V2.0などの暗号化機能にも対応しているため、性能だけでなくデータ保護を重視するユーザーにも適しています。

スペック

  • インターフェース:PCI-Express 4.0 x4
  • 最大読み込み速度:7,450MB/s
  • 最大書き込み速度:6,900MB/s
  • メモリ:V-NAND TLC + LPDDR4 DRAM 1GB
  • 耐久性:600TBW
  • 保証期間:5年
  • TCG Opal 2.0暗号化対応

2.WD_BLACK SN850X 1TB

ゲーミング用途、特にPlayStation 5への換装を考えているなら、WD_BLACK SN850X 1TBが定番の選択肢です。最大7,300MB/s(読み込み)/6,300MB/s(書き込み)を実現し、ゲームのロード時間短縮などに役立ちます。

WD_BLACK SN850X 1TB

PS5の内蔵M.2スロットに収まる薄型ヒートシンクモデルも用意されており、PS5拡張ストレージとして特に高い人気があります。公式には、ゲーミングPCやワークステーション向けの高性能SSDとして位置付けられており、ゲームだけでなく、高負荷な作業にも対応できます。

また、1TBモデルは600TBWの耐久性と5年間の製品保証を備えています。M.2 2280フォームファクターに対応しているため、購入前にPCやマザーボード側の対応サイズを確認しておきましょう。

スペック

  • インターフェース:PCI-Express 4.0 x4
  • 最大読み込み速度:7,300MB/s
  • 最大書き込み速度:6,300MB/s
  • メモリ:TLC 3D NAND + DRAM(512MB/TB)
  • 耐久性:600TBW
  • 保証期間:5年
  • PS5対応ヒートシンクモデルあり

3.Crucial T500 1TB

性能と価格のバランスを重視する方には、Crucial T500 1TBがおすすめです。Phison E25コントローラーとMicron製232層TLC NANDを採用し、最大7,300MB/s(読み込み)/6,800MB/s(書き込み)を実現します。

Crucial T500 1TB

DRAMを搭載しているため、OSの起動ドライブやゲーム、クリエイティブ用途など、幅広い用途に適しています。

さらに、Crucialの公式資料では、T500は前世代のGen3 NVMe SSDより高速なパフォーマンスを実現し、電力効率にも配慮した設計とされています。ゲームやクリエイティブ作業など、速度と電力効率の両方を重視したい場合にも候補となります。

スペック

  • インターフェース:PCI-Express 4.0 x4
  • 最大読み込み速度:7,300MB/s
  • 最大書き込み速度:6,800MB/s
  • メモリ:Micron 232層TLC NAND + DRAM 1GB/TB
  • 耐久性:600TBW
  • 保証期間:5年

4.Crucial P310 1TB

Steam Deck、ROG Ally、MSI ClawなどのハンディゲーミングPCや薄型ノートPCへの換装を考えているなら、Crucial P310 1TBがおすすめです。M.2 2230とM.2 2280の2種類のフォームファクターが用意されているのが最大の特徴で、小型デバイスへの換装に対応しています。

Crucial P310 1TB

DRAMレス設計ながらHMB(Host Memory Buffer)技術により、最大7,100MB/s(読み込み)/6,000MB/s(書き込み)というGen4クラスの性能を実現します。消費電力も抑えられており、バッテリー駆動時間を重視する携帯機との相性が良好です。

また、P310 2230はコンパクトで省電力な設計が特徴で、Crucialは携帯型ゲーム機でのゲームライブラリ拡張やロード時間の短縮、バッテリー駆動時の電力効率を重視する用途に適していると説明しています。

スペック

  • インターフェース:PCI-Express 4.0 x4
  • 最大読み込み速度:7,100MB/s
  • 最大書き込み速度:6,000MB/s
  • メモリ:Micron QLC 3D NAND(DRAMレス/HMB対応)
  • 耐久性:220TBW
  • 保証期間:5年
  • 対応フォームファクター:M.2 2280 / 2230

5.Kingston NV3 1TB

とにかく予算を抑えて1TBのM.2 SSDに換装したいなら、Kingston NV3 1TBが有力候補です。5モデル中最も低価格帯でありながら、最大6,000MB/s(読み込み)/ 4,000MB/s(書き込み)とPCIe 3.0世代のSSDを大きく上回る性能を持ちます。

Kingston NV3 1TB

single-sided設計で発熱も比較的抑えられており、薄型ノートPCへの換装にも扱いやすいSSDです。

さらに、NV3にはM.2 2230モデルも用意されており、ノートPCやハンドヘルドゲームコンソールなど、スペースが限られたデバイスのストレージ拡張にも対応できます。低消費電力とコンパクトな設計を重視しながら、PCIe 4.0の性能を利用したいユーザーに適しています。

スペック

  • インターフェース:PCI-Express 4.0 x4
  • 最大読み込み速度:6,000MB/s
  • 最大書き込み速度:4,000MB/s
  • メモリ:3D NAND(DRAMレス)
  • 耐久性:320TBW
  • 保証期間:5年
SSDの種類:インターフェース・フォームファクター・メモリタイプ別で解説
SSDの種類:インターフェース・フォームファクター・メモリタイプ別で解説

どのSSDを選べばよいか分からない方へ。インターフェースやフォームファクター、メモリタイプなどの違いを理解し、SSDの種類について詳しく学びましょう。

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1TB M.2 SSD 比較表

製品インターフェース読み込み速度書き込み速度おすすめ用途価格(目安)
Samsung 990 PRO 1TBPCIe 4.0 x47,450 MB/s6,900 MB/s総合用途約35,000円~
WD_BLACK SN850X 1TBPCIe 4.0 x47,300 MB/s6,300 MB/sPS5・ゲーミングPC約38,000円~
Crucial T500 1TBPCIe 4.0 x47,300 MB/s6,800 MB/sバランス重視約36,000円~
Crucial P310 1TBPCIe 4.0 x47,100 MB/s6,000 MB/sSteam Deckなどの携帯型ゲーミングPC約28,000円~
Kingston NV3 1TBPCIe 4.0 x46,000 MB/s4,000 MB/s予算重視約25,000円~  
提示:
価格は販売店・時期・モデルによって大きく変動するため、記事掲載時には再確認するのがおすすめです。

OSを1TB M.2 SSDに移行する方法

1TB M.2 SSDに交換してPCのストレージ性能を向上させたい場合、Windowsを再インストールする方法があります。しかし、OSやアプリ、各種設定を最初からやり直す必要があるため、手間がかかります。Windowsを再インストールせず、現在のシステム環境をそのまま新しい1TB M.2 SSDへ移行したい場合は、ディスククローンを利用できます。

MiniTool ShadowMakerは、Windows向けのバックアップ・クローンソフトです。「ディスクのクローン」機能を利用すると、現在のシステムディスクを新しい1TB M.2 SSDへコピーできます。また、OS、ディスク、パーティション、ファイル、フォルダーのバックアップにも対応しています。

注:
システムディスクのクローン機能は有料版で利用できます。

では、Windows OSを1TB M.2 SSDに移行する方法を紹介します。

ステップ 1:1TB M.2 SSDをコンピューターに接続します。MiniTool ShadowMakerをインストールして起動し、「体験版で続く」をクリックして続きます。

ステップ 2:メインインターフェイスに入ります。

ステップ3:「ツール」ページで「ディスクのクローン」機能をクリックします。

MiniTool ShadowMakerで「ディスクのクローン」をクリックする画面

ステップ4:ポップアップウィンドウでディスククローンソースを選択します。ここで、元のシステムディスクをクローンソースとして選択し、「次へ」をクリックして続行します。

MiniTool ShadowMakerでクローンソースを選択する画面

ステップ5:ターゲットディスクを選択します。ここでは、購入した1TB M.2 SSDをターゲットディスクとして選択する必要があります。

ステップ6:ソースディスクとターゲットディスクを選択した後、「開始」をクリックして続行します。ディスククローン作成プロセスが始まる前に、ターゲットディスクのすべてのデータが破壊されるという警告メッセージが表示されます。確認してから、「はい」をクリックして続行します。

ステップ 7:MiniTool ShadowMakerがシステムを1TB M.2 SSDへクローンします。処理が完了するまで、PCの操作やクローン処理の中断は避けてください。

提示:
残り時間」が長くて待ちたくない場合は、「操作が完了したら、コンピューターをシャットダウンします。」をチェックすることができます。
MiniTool ShadowMakerでディスクのクローン作成を実行する画面

ステップ8:クローンが完了すると、ソースディスクとターゲットディスクが同じディスク署名を持つため、両方を接続していると一方がオフラインになる場合があります。クローン完了後は、元のシステムディスクをPCから取り外してください。

これで、OSを再インストールしたりデータを失ったりすることなく、OSを1TB M.2 SSDへ移行できます。

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1TB M.2 SSDに関するよくある質問(FAQ)

1TB M.2 SSDを選ぶときに確認すべきポイントは?
1TB M.2 SSDを選ぶ際は、インターフェース、フォームファクター、読み書き速度、TBW、保証期間、使用目的などを確認しましょう。
M.2 SSDの欠点は何ですか?
M.2 SSDは、高速でコンパクトな一方、製品によって対応するサイズや接続方式が異なるため、互換性の確認が必要です。また、高性能なモデルは発熱しやすく、ヒートシンクが必要になる場合があります。
M.2 SSDの寿命はどのくらいですか?
M.2 SSDの寿命は、製品のNANDフラッシュや使用状況、書き込み量などによって異なります。SSDの耐久性は、一般的にTBWなどの指標で確認できます。
例えば、今回紹介しているSamsung 990 PRO 1TB、WD_BLACK SN850X 1TB、Crucial T500 1TBはいずれも600TBWです。購入時には容量だけでなく、TBWや保証期間も確認するとよいでしょう。
NVMeとは何ですか?
NVMeは、SSDなどの不揮発性メモリ向けに設計されたストレージプロトコルです。PCIeバスを利用してSSDとコンピューター間で高速にデータを転送できるため、現在の高性能M.2 SSDで広く採用されています。

まとめ

まとめると、本記事では1TB M.2 SSDのおすすめ5選を紹介し、それぞれの性能や用途、選び方について解説しました。1TB M.2 SSDを選ぶ際は、読み書き速度だけでなく、インターフェース、フォームファクター、TBW、保証期間なども確認しましょう。

また、現在のOS環境を新しい1TB M.2 SSDへ移行したい場合は、MiniTool ShadowMakerのディスククローン機能を利用できます。MiniTool ShadowMakerの使用時にご不明な点がありましたら、[email protected]までお問い合わせください。

  • hatena