Windows Updateが正常に実行されない場合、コマンドラインから更新プログラムを確認・インストールする方法があります。この記事では、Windows PowerShellやコマンドプロンプトを使ってWindows Updateを実行する方法をはじめ、更新前にOSをバックアップする方法や、コマンドを使わずにWindowsを更新する方法についても解説します。

クイックアンサー

Windows Updateは、Windows PowerShellまたはコマンドプロンプトから実行できます。

  • Windows PowerShell:PSWindowsUpdateモジュールをインストールし、「Get-WindowsUpdate」で更新プログラムを確認して、「Install-WindowsUpdate」でインストールします。
  • コマンドプロンプト:Windowsのバージョンに応じて、「UsoClient」などのコマンドを使用して更新プログラムの確認やインストールを実行します。

コマンド操作を行う前に、更新失敗によるデータ損失やシステム障害に備えて、重要なデータやOSをバックアップしておくことをおすすめします。

Windows Updateが必要な理由

Windows Updateを実行することには、主に次の3つのメリットがあります。

1.セキュリティを強化する

Windowsの更新プログラムの多くは、セキュリティ上の脆弱性を修正するために提供されます。更新を適用せずに使い続けると、マルウェアによる攻撃や不正アクセスなどのリスクが高まるおそれがあります。

2.システムの不具合を修正する

Windows Updateには、既知のバグやシステムの不具合を修正する更新プログラムも含まれています。定期的に更新することで、Windowsの安定性を維持しやすくなります。

3.新機能や機能改善を利用できる

Microsoftは、更新プログラムを通じて既存機能の改善や新機能の追加を行うことがあります。Windowsを最新の状態に保つことで、こうした改善を利用できます。

Windows Updateをコマンドラインから実行するのはどんなとき?

Windows 10/11では、Windows Updateによる自動更新が標準で有効になっています。ただし、ネットワークの問題やシステムの不具合などにより、更新プログラムが自動的に確認・インストールされない場合があります。

そのような場合は、Windows PowerShellやコマンドプロンプトからコマンドを実行して、更新プログラムの確認やインストールを試すことができます。

コマンドラインからWindows Updateを実行する前にやるべきこと

コマンドラインでWindows Updateを実行する前に、万が一のトラブルに備えてOSをバックアップしておくことをおすすめします。

Windowsの更新に失敗すると、システムファイルの破損やデータの損失、パソコンが起動できなくなるなどの問題が発生する可能性があります。そのため、事前にシステムを別のドライブにバックアップしておくと安心です。

そこで、OSのバックアップには、MiniTool ShadowMakerを利用できます。このソフトは、Windowsのシステムやディスク、パーティション、ファイルなどをバックアップし、必要に応じて復元することができます。

30日間利用できる無料試用版も提供されているので、ぜひお試しください。

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それでは、MiniTool ShadowMakerを使ってOSをバックアップする方法を手順ごとにご紹介します。

手順1:まずMiniTool ShadowMakerを起動し、「体験版で続く」をクリックしてメインインターフェイスを取得します。

手順2:ツールバーの「バックアップ」に進みます。MiniTool ShadowMaker はデフォルトでOSをバックアップするので、システム関連パーティションと「バックアップ先」が選択されています。保存先を変更したい場合は、「バックアップ先」をクリックしてください。

手順3:次に、このツールでは 5 つの異なる宛先が利用可能であることがわかります。バックアップを保存する先を選択し、「OK」をクリックして続行します。外付けハードドライブを選択することをお勧めします。

MiniTool ShadowMakerでバックアップ先を選択する画面

「バックアップ」ページの下には下記の3つの便利なボタンがあります。

  • スケジュール設定:ここでは、自動バックアップを設定するで、パソコンのバックアップを忘れてデータを失うことを防ぐことができます。
  • バックアップスキーム:ここでは、指定したバージョンのバックアップ イメージ ファイルを削除することで、バックアップ ファイルが占める容量を管理することができます。
  • バックアップオプション:ここでは、暗号化モードの設定、バックアップ完了後のシャットダウン、バックアップ データへのコメント追加など、高度なパラメータを設定することができます。

手順4:バックアップ ソースとバックアップ先を確認したら、「今すぐバックアップ」をクリックし、バックアップ タスクを開始できます。

MiniTool ShadowMakerで「今すぐバックアップ」または「後でバックアップ」を選択する画面

MiniTool ShadowMaker がオペレーティング システムを正常にバックアップした後、Windows Updateのコマンドラインを実行することができます。

オペレーティング システムをバックアップした後、Windows更新に失敗してパソコンを起動できない場合に備えて、MiniTool ShadowMakerで起動可能なメディアを作成することを強くお勧めします。

USB フラッシュ ドライブまたは CD/DVD を挿入した後、「ツール」ページの「メディアビルダー」をクリックし、指示に従うと、起動可能なメディアを作成できます。

Windows 10/11でコマンドを使ってWindows Updateを実行する2つの方法Twitterでシェア

コマンドラインからWindows Updateを実行する方法

データを安全に保管した後は、コマンドラインからWindows Updateを実行しましょう。実は、これを行うには、Windows PowerShell とコマンドラインの2つの強力なツールが利用可能です。

では、Windows PowerShellを使ってWindowsを更新する方法を見てみましょう。

Windows PowerShellでWindows Updateを実行

Windows PowerShellを使えば、4つの手順でWindowsを更新することができます。

PowerShellは、タスクベースのコマンドラインシェルおよびスクリプト言語として、システム管理のために設計されています。PowerShellでは、管理タスクは通常、特定の操作を実装する特殊な.NETクラスであるコマンドレットによって実行されます。

管理者がローカルとリモートの両方のWindowsシステムで管理タスクを実行できるのは、PowerShellがCOMやWMIへのフルアクセスを提供しているからです。なお、このツールはWS-ManagementとCIMを使用して、リモートLinuxシステムとネットワークデバイスの管理も可能にします。

Windows PowerShellは、コマンドレット(PowerShellと対話するために設計された.NET Frameworkのプログラム)、PowerShellスクリプト(拡張子が.ps1)、PowerShell関数、およびスタンドアロンの4種類のコマンドを実行できます。また、コマンドを入力してその出力を表示できるインタラクティブなコマンドライン インターフェイスも提供しています。

ここでは、Windows PowerShellを使ってWindowsを更新する方法をご説明します。

手順1:コルタナ検索ボックスに「powershell」と入力してから、このツールを右クリックし、「管理者として実行」を選択して続行します。

Windows検索バーで「powershell」と入力して「管理者として実行」を選択する画面

手順2:「Install-Module PSWindowsUpdate」と入力して、Windowsアップデート モジュールをインストールします。

Windows PowerShellで「Install-Module PSWindowsUpdate」と入力する画面

手順3:「Get-WindowsUpdate」と入力して、更新プログラムの有無を確認します。

手順4:「Install-WindowsUpdate」と入力して、利用可能な更新プログラムをインストールします。

上記の4つの手順を完了したら、Windowsの更新ができたはずです。

コマンドプロンプトからWindows Updateを実行

Windowsを更新するには、Windows PowerShellを使う以外にも、コマンドプロンプトを使ってみることができます。この方法は、Windowsのオペレーティング システムで昔から利用可能ですが、制限があります。それは、進捗状況は表示されず、結果のみが表示されるということです。

コマンドプロンプトは、ほとんどのWindows OSに搭載されているコマンドライン インタプリタ アプリとして、入力したコマンドを実行するために使用されます。スクリプトまたはバッチファイルを介して、多くのコマンドでタスクを自動化し、高度な管理機能も実行できます。

では、コマンドプロンプトを使ってWindowsを更新するにはどうすればよいのでしょうか。それは、お使いのOSによって異なります。

1.お使いのOSがWindows 10の場合は、以下の手順でWindowsを更新してください。

手順1:コルタナの横にある検索ボックスに「cmd」と入力してから、コマンドプロンプトを右クリックします。次に、「管理者として実行」を選択し、「はい」をクリックして続行します。

検索バーで「cmd」と入力する画面

手順2:「UsoClient StartScan」と入力して、更新プログラムの有無を確認します。

手順3:「UsoClient StartDownload」と入力して、更新プログラムをダウンロードします。

手順4:「UsoClient StartInstall」と入力して、ダウンロードした更新プログラムをインストールします。

手順5:「UsoClient RestartDevice」と入力して、更新プログラムのインストール後にデバイスを再起動します。

手順6:「UsoClient ScanInstallWait」と入力して、更新プログラムの確認、ダウンロード、インストールを行います。

コマンドプロンプトでUsoClientコマンドを実行する画面

2.古いバージョンのオペレーティング システムを使用している場合は、コマンドプロンプトのウィンドウに以下の命令を1つずつ入力する必要があります。

手順1:「wuauclt /detectnow」と入力して更新プログラムを確認します。

手順2:「wuauclt /updatenow」と入力して、検出された更新プログラムのインストールを開始します。

手順3:「wuauclt /detectnow /updatenow」と入力すると、更新プログラムの確認、ダウンロード、インストールが行われます。

これらの手順を段階的に行うと、Windows更新の実行が可能です。

関連記事:Windows 10にアップグレードする前にやるべきこと

Windowsを更新する他の方法

Windowsを更新するには、他にも2つの方法があります。

Windows Update機能を使う

Windows Updateのコマンドライン以外にも、「Windows Update」機能を使ってWindowsを更新することができます。

では、「Windows Update」機能を使ってWindowsを更新するにはどうすればいいのでしょうか?詳しい手順は以下のとおりです。

手順1:「設定」を開きます。Windows 10では「更新とセキュリティ」>「Windows Update」、Windows 11では「Windows Update」を選択します。

Windows設定で「更新とセキュリティ」と入力する画面

手順2:「Windows Update」を選択し、「更新プログラムのチェック」をクリックして続行します。

手順3:Windowsが利用可能な更新プログラムを見つけたら、「今すぐ再起動」をクリックします。

あとは、Windowsが更新されるのを待つだけです。

Windowsを再インストール

実は、Windowsを再インストールすることでWindowsを更新することもできます。ここでは、Windows 10を例に説明します。

Windows 10を再インストールする前に、再インストール用のインストール メディアを作成する必要があります。

ちなみに、データの安全性を保つために、目的のパソコン内のすべてのファイルを外部記憶装置にバックアップするか、OneDriveなどのクラウドにアップロードしておくことをお勧めします。

その後、Windows 10のインストール メディアを、8GB以上の空き容量のある外付けハードディスクにダウンロードします。

提示: このドライブ上のデータはすべて削除されますので、重要なデータがある場合は、それらをバックアップしてください。

以下には、インストール メディアを使ってWindows 10を再インストールする方法を示します。

手順1:インストール メディアをパソコンに接続し、エクスプローラーを開いて続行します。

手順2:インストール メディアのあるドライブをダブルクリックして続行します。

手順3:「setup.exe」をダブルクリックし、「はい」をクリックして続行します。

手順4:以下のオプションのいずれかを選択し、「次へ」をクリックして続行します。

  • 個人用ファイルとアプリを引き継ぎ:個人的なデータ、アプリ、および設定が保持されます。
  • 個人用ファイルのみを引き継ぎ:個人データと設定は保持されますが、アプリはすべて削除されます。
  • 何もしない:個人データ、設定、アプリがすべて削除されます。

手順5:「インストール」をクリックすると、Windows 10の再インストールが開始されます。

再インストールの過程で、パソコンは何度か再起動します。

この記事から、Windowsを更新するためのいくつかの方法を知ることができました。

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Windows Updateコマンドラインに関するよくある質問

進行中のWindows Updateを停止するにはどうしたら良いですか?
ダウンロード中の更新プログラムを一時停止したい場合は、「設定」からWindows Updateの一時停止を利用できます。
Windows 11でもコマンドラインからWindows Updateを実行できますか?
はい、Windows 11でもWindows PowerShellを使ってWindows Updateを実行できます。PSWindowsUpdateモジュールを利用すると、コマンドラインから更新プログラムの確認やインストールを行えます。
Windows Updateをコマンドラインから実行するにはインターネット接続が必要ですか?
はい。更新プログラムの確認やダウンロード、インストールには、基本的にインターネット接続が必要です。接続が不安定な場合は、更新プログラムのダウンロードやインストールが正常に完了しないことがあります。

まとめ

OSを更新したいときは、更新プロセスによるデータ損失を避けるために、事前にOSをバックアップしておく必要があります。また、Windowsを更新する際には、コマンドラインを使うこともできれば、他の方法を利用することもできます。

そして、更新プログラムを無視しないでください。なぜなら、更新プログラムはパソコンへの保護を強化できるからです。

MiniTool製品について、ご意見やご不明な点がございましたら、[email protected]までご連絡ください。

  • hatena