DiskPartはWindows標準のディスク管理ツールですが、「パラメーターが間違っています」「アクセスが拒否されました」など、さまざまなエラーで停止することがあります。MiniToolのこの記事ではケース別の解決策に加え、エラーでデータが消えてしまった場合の復元方法も解説します。
「DiskPartにエラーが発生しました」の主なエラーメッセージ
DiskPartのエラーは、表示されるメッセージによって主に以下のケースに分類できます。ケースごとに原因と対処法が異なるため、まずご自身の状況に近いものを確認してください。
- パラメーターが間違っています
- アクセスが拒否されました
- I/Oデバイスエラー
- このメディアは書き込み禁止になっています
- データエラー(巡回冗長検査(crc)エラー)です
- デバイスの準備ができていません
- 指定されたファイルが見つかりません
エラーのあるディスクからデータを復元する方法
DiskPartのエラーが表示されたディスクは、アクセスできない状態でも中のデータは残っている場合がほとんどです。修復操作を行う前に、以下の手順でデータを救出しておきましょう。
ステップ1:MiniTool Power Data Recoveryをダウンロードしてインストールします。
このツールは、Windowsで動作するデータ復元ソフトで、無料版では最大1GBまで復元できます。SSD、SDカード、外付けHDDなど、様々なストレージデバイスからのデータ復元に対応しています。
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ステップ2:ソフトを開きます。「論理ドライブ」からパーティションを選択するか、「デバイス」からディスク全体を選択してスキャンします。

ステップ3:スキャン終了後、復元したいファイルを見つけます。「フィルター」と「検索」機能を使うことで、ファイル名、ファイル拡張子、ファイルサイズ、更新日時、ファイルカテゴリーなどでファイルをすばやく見つけることができます。

ステップ4:見つかったファイルを選び、「保存」ボタンをクリックします。上書きを防ぐため、元の場所と異なる保存先を選択して復元したファイルを保存します。

「DiskPartにエラーが発生しました」:ケース別の原因と対処法
「 DiskPartにエラーが発生しました 」の主なケースを以下にまとめました。それぞれの原因も解決策も異なり、対応方法に従ってエラーを修正してみてください。
DiskPartにエラーが発生しました: パラメーターが間違っています
よくある状況:
デュアルブート環境の構築やOS再インストールのためにドライブ全体をクリーン・フォーマットしようとした際、処理が完了間際で「パラメーターが間違っています」というエラーが表示され中断される、という報告が多く見られます。
主な原因:
- 対象のパーティションのファイルシステムが破損・故障している
- Windowsでの全ボリューム暗号化ドライバーが変更されている
対処法1:エラーチェック機能を有効にする
- Windowsエクスプローラーを開いて、対象のドライブを探します。
- ドライブを右クリックします。
- コンテキストメニューから「プロパティ」を選択します。
- 「ツール」タブに切り替えます。
- エラーチェックで「チェック」ボタンをクリックします。
- 「ドライブのスキャン」を選択します。
- チェックプロセスが自動的に開始され、終了します。

- タスクバーの検索ボックスに「cmd」と入力します。
- 検索結果から「コマンドプロンプト」を右クリックします。
- 「管理者として実行」を選択します。
- ユーザーアカウント制御のウィンドウが表示されたら、「はい」を選択します。
- 「chkdsk /f /r *:」 (*はターゲットドライブの文字を表します)と入力します。
- キーボードでEnterを押します。
- チェックプロセスが完了するまで待ちます。

DiskPartにエラーが発生しました: アクセスが拒否されました
よくある状況:
DiskPartのclean・formatコマンドでUSBメモリを消去しようとした際に、管理者権限で実行していても処理が中断される、というケースが多く報告されています。
対処法1:コマンドプロンプトを管理者として実行する
- Windows検索ボックスに「コマンドプロンプト」を入力します。
- 「コマンドプロンプト」を選択して右クリックし、メニューから「管理者として実行」を選択します。

対処法2:レジストリで書き込み保護を解除する
1. Win + Rキーを押し、「regedit」と入力してレジストリエディターを開きます。
2. コンピューター¥HKEY_LOCAL_MACHINE¥SYSTEM¥CurrentControlSet¥Control¥StorageDevicePoliciesに移動します(このキーが存在しない場合は、「Control」フォルダを右クリック→「新規」→「キー」で作成してください)。
3. 右パネルに「WriteProtect」という名前のDWORD値がなければ新規作成します。
4. 「WriteProtect」をダブルクリックし、値を0に変更して「OK」をクリックします。
5. PCを再起動し、書き込み可能になったか確認します。

正確な原因が分からない場合は、エラーメッセージにあるように、コンピューターのイベントログを確認して下さい。
DiskPartにエラーが発生しました: I/Oデバイスエラー
よくある状況:
NTFSでフォーマットしたディスクにパーティションを作成する段階で、「I/Oデバイスエラーのため、要求を実行できませんでした」と表示され処理が止まる、という報告があります。
主な原因:
- 転送モードまたはディスクインターフェースが適切でない
- 対象のデバイスが故障している・不良
- ケーブルの不良、接続が弱い、電源供給が不十分など、デバイスの接続がうまくいっていない
- コンパクトディスク(CD/DVD)が汚れているか、損傷している
対処法1:転送モードを変更する
- 「このPC」を右クリックします。
- 「管理」を選択します。
- 左ペインで「デバイスマネージャー」を選択します。
- 右ペインで「IDE ATA/ATAPIコントローラー」を展開します。
- I/Oデバイスエラーの原因となる対象チャネルを右クリックします。
- 「プロパティ」を選択します。
- 「詳細設定」タブに切り替えます。
- 転送モードを「PIOのみ」に変更します。
- OKをクリックして確定します。

対処法2:ハードウェア接続を確認する
接続ケーブル、USBポート、電源をそれぞれ交換して、問題が解決するかどうか確認して下さい。
対処法3:デバイスの表面をきれいにする
USBメモリ、外付けハードディスク、CD/DVDでエラーが発生した場合は、表面の汚れなどを適切に取り除いて下さい。
DiskPartにエラーが発生しました: このメディアは書き込み禁止になっています
主な原因:
メディアの読み取り専用モードが有効になっていることが原因です。レジストリエディターでWriteprotectキーの値を変更することで解除できます。
対処法:
「DiskPartにエラーが発生しました: アクセスが拒否されました」の「対処法2:レジストリで書き込み保護を解除する」で説明した手順を実行して下さい。
DiskPartにエラーが発生しました: データエラー(巡回冗長検査(crc)エラー)です
よくある状況:
USB経由でクリーンインストールを行う際、パーティション作成の段階で「データエラー(巡回冗長検査(CRC)エラー)です」と表示される、という報告があります。
主な原因:
レジストリの破損、プログラムのインストール失敗、ハードディスクの物理的な劣化、ファイルの構成ミスなど。
対処法1:ディスクのチェックを行う
「DiskPartにエラーが発生しました: パラメーターが間違っています」の「対処法1:エラーチェック機能を有効にする」を参照して下さい。
対処法2:chkdsk /fを実行する
- コマンドプロンプトを管理者権限で実行します。
- コマンドプロンプトに「chkdsk /f *:」と入力します。
- キーボードでEnterを押します。
- スキャンが終了するまで待ちます。
- 最後にコンピューターを再起動します。

DiskPartにエラーが発生しました: デバイスの準備ができていません
主な原因:
ディスクの故障、またはマザーボード上のストレージコントローラーの破損。
対処法1:ハードウェアトラブルシューティングを実行する
- Win + Rキーを押して「ファイル名を指定して実行」を開きます。
- 「msdt.exe -id DeviceDiagnostic」と入力し、Enterを押します。
- 画面の指示に従ってスキャンを進め、検出された問題を修正します。

対処法2:USBコントローラーをアンインストールする
- 「スタート」ボタンを右クリックします。
- 「デバイスマネージャー」を選択します。
- 「ユニバーサルシリアルバスコントローラー」を探し、展開します。
- 1つ目のUSBコントローラーを右クリックします。
- 「デバイスのアンインストール」を選択します。
- ポップアップウィンドウで「OK」をクリックして確定します。
- この作業を繰り返し、「ユニバーサルシリアルバスコントローラー」に表示されている残りのUSBコントローラーをアンインストールします。
- コンピューターを再起動して、DiskPartが機能するかどうかを確認します。

DiskPartにエラーが発生しました: 指定されたファイルが見つかりません
このエラーは、USBメモリやSDカードが損傷・破損し、ファイルシステムがRAWになったときに表示されます。
「DiskPartにエラーが発生しました: 指定されたファイルが見つかりません」エラーの解決策は関連記事をご覧ください。
補足:DiskPartとは
DiskPartは、標準の「ディスクの管理」よりも高度な操作ができるWindowsのコマンドラインツールで、パーティションの作成・削除・フォーマットなどが行えます。多機能な反面、デメリットもあります。
- DiskPartはサードパーティ製ツールよりも強力な機能をたくさん持っています。
- ほとんどのユーザーはDOSに慣れていないため、間違った操作をしやすいです。
まとめ
「DiskPartにエラーが発生しました」エラーは、主に以下のケースに分類できます。
- パラメーターが間違っています → ディスクのエラーチェック/chkdsk /f /r
- アクセスが拒否されました → 管理者権限で実行/書き込み保護の解除
- I/Oデバイスエラー → 転送モードの変更/接続確認
- このメディアは書き込み禁止になっています → 書き込み保護の解除
- データエラー(CRC) → ディスクチェック/chkdsk /f
- デバイスの準備ができていません → トラブルシューティング/USBコントローラーの再インストール
- 指定されたファイルが見つかりません
いずれの場合も、修復操作の前にMiniTool Power Data Recoveryで重要なデータを救出しておくことを強くおすすめします。MiniTool製品の使用中にご不明な点がございましたら、[email protected] までお問い合わせください。