検証環境:本記事の手順は以下の環境で動作を確認しています。
- デバイス:DESKTOP-4K5TO9H
- OS:Windows 10 Pro バージョン 22H2(OSビルド 19045.6466)
- CPU:AMD Ryzen 5 2400G with Radeon Vega Graphics(3.60GHz)
- メモリ:16.0GB
- ストレージ:932GB HDD(ST1000DM010-2EP102)+ 224GB SSD(KINGSTON SA400S37240G)
- インストール日:2023/10/12
方法1.「スタートアップ修復」でWindows 10を修復する
Windows 10コンピューターが正常に起動・使用できない場合は、Windowsの組み込みツール「スタートアップ修復」を試してみてください。
Windows 10の「スタートアップ修復」は、ユーザーがWindows 10の読み込みを妨げる問題を修正できるように設計されています。この最高の無料のWindows 10修復ツールを使用して、ほとんどのWindows 10の起動に関する問題を修正できます。操作方法は以下の通りです。
ステップ1.Windows回復環境に入る
一般的に、Windows 10回復環境(WinRE)にアクセスするには3つの方法があります。
1.電源の強制オン/オフを3回繰り返す
PCの電源をオンにし、Windowsロゴが画面に表示されたら、すぐにコンピューターの電源をオフにします。この操作を3回繰り返します。
3回目になると、PCはWinREモードで起動するはずです。Windows 10自動修復は、PCの起動の問題を診断して修正しようとします。しかし、失敗した場合は、「詳細オプション」を押してもっと詳細なオプションにアクセスする必要があります。

2.設定からWinREに入る
「スタート」→ 「設定」→ 「更新とセキュリティ」→ 「回復」→ 「今すぐ再起動」(「PCの起動をカスタマイズする」の下)をクリックします。

3.起動可能なメディアを使用する
- WindowsインストールUSB起動ドライブなどの起動可能なメディアをPCに接続して起動します。
- Esc、Delete、F8、F2またはその他の必要なキーを押してBIOSに入ります。
- 右矢印キーを押してBootメニューを選択します。上・下矢印キーを押してDVD/USBドライブを起動デバイスとして選択し、+を押して選択された起動デバイスをリストの一番上に移動させます。Enterを押して、PCを起動します。
- 「コンピューターを修復する」をクリックして「詳細オプション」に入り、「スタートアップ修復」をクリックします。
ステップ2.スタートアップ修復でWindows 10を修復する
WinREに入った後、「トラブルシューティング」→ 「詳細オプション」→ 「スタートアップ修復」を順にクリックします。

「スタートアップ修復」ツールは、コンピューターの読み込みの問題を自動的に診断して修正できます。起動の問題がない場合は、「自動修復でPCを修復できませんでした」というメッセージも表示されます。
方法2.「SFCスキャン」「DISM」でWindows 10を修復する
Windows 10 PCの起動時に問題が発生したり、正常に動作しなかったりするのは、システムファイルの欠落や破損が原因である可能性があります。
SFC(システムファイルチェッカー)は、Windowsに組み込まれているコマンドラインユーティリティで、不足または破損しているシステムファイルを修復します。
ケース1:Windowsイメージが健全な場合
ステップ1. 検索ボックスに「cmd」と入力し、一番上の「コマンドプロンプト」を右クリックして「管理者として実行」をクリックします。
ステップ2. 「コマンドプロンプト」で「sfc /scannow」を入力し、Enterキーを押します。

検証が100%完了したら、スキャン結果を確認します。エラーが見つかった場合は、SFCコマンドを数回実行してエラーを修正してください。
Windows 10 SFCスキャンプロセスが終了すると、以下のいずれかのメッセージが表示され:
- Windowsリソース保護は、整合性違反を検出しませんでした
- Windowsリソース保護は要求された操作を実行できませんでした(セーフモードで起動して、もう一度試してみてください。)
- Windowsリソース保護により、破損したファイルが見つかり、それらは正常に修復されました。
- Windowsリソース保護により、破損したファイルが見つかりましたが、それらの一部は修復できませんでした。詳細は CBS.Log windirLogsCBSCBS.logに含まれています。
完了後はPCを再起動し、正常に動作するか確認してください
ケース2:Windowsイメージ自体が破損している場合
SFCで一部の破損ファイルが修復できない場合、Windowsイメージ自体が破損している可能性があります。この場合はDISM(Deployment Image Servicing and Management)コマンドを使用します。管理者権限のコマンドプロンプトで、以下を順に実行してください。
- DISM /Online /Cleanup-Image /CheckHealth
- DISM /Online /Cleanup-Image /ScanHealth
- DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth

RestoreHealthの実行にはネットワーク接続とある程度の時間がかかります。完了後、再度sfc /scannowを実行して修復されているか確認してください。
方法3. 「chkdsk」でディスクエラーをチェック・修復する
SFC/DISMで直らない場合、原因はシステムファイルではなく、ハードディスク/SSD側のエラーである可能性があります。この場合はWindows標準のchkdskコマンドでディスクをチェック・修復します。
ステップ1. Windows回復環境に入り、「詳細オプション」で「コマンドプロンプト」を開きます(通常起動できる場合は管理者権限のコマンドプロンプトでも可)。
ステップ2. 以下のコマンドを入力し、Enterキーを押します(Cドライブの場合の例)。
chkdsk C: /f /r /x
- /f:見つかったエラーを修復する
- /r:不良セクタを検出し、読み取り可能な情報を復旧する
- /x:必要に応じてボリュームを強制的にマウント解除してから実行する
システムドライブをスキャンする場合、次回の再起動時にスキャンが実行される旨のメッセージが表示されることがあります。「Y」と入力してPCを再起動してください。ドライブの容量やHDD/SSDの状態によっては、完了までに数十分かかる場合があります。

方法4.PCをを初期状態に戻してWindows 10を修復する
Windows 10 PCは最近インストールしたアプリ、ドライバー、または更新プログラムのエラーで正常に機能できなくなる場合は、PCをリセットしてみてください。
「このPCを初期状態に戻す」機能は、Windowsを再インストールする前に、個人的なファイルを残すか削除するかを選択することができます。
通常、Windows 10パソコンをリセットする方法は3つあります。
1.「設定」からWindows 10パソコンをリセットします
ステップ1.「スタート」→「設定」→「更新とセキュリティ」→「回復」をクリックします。
ステップ2.「このPCを初期状態に戻す」の下の「開始する」ボタンをクリックします。
ステップ3.1つの優先PCリセットオプションを選択します。必要に応じて、「個人用ファイルを保持する」または「すべて削除する」を選択し、「リセット」をクリックします。

- 個人用ファイルを保持する:個人ファイルは残したまま、アプリ・ドライバー・設定変更を削除してWindows10を再インストールします。
- すべてを削除する→データ消去(オン):個人ファイル、アプリ、ドライバー、設定の変更など、すべてを削除してクリーンな状態に戻します。PCを譲渡・売却する場合に有効ですが時間がかかります。
- すべてを削除する→データ消去(オフ):ドライブ上のすべてを削除して再インストールしますが、消去処理を省くため短時間で完了します。
- 出荷時の設定に戻す:PCに付属しているバージョンに再インストールされます。 Windows10を工場出荷時の設定に復元します。このオプションは、すべてのPCで使用できるわけではありません。

2.サインイン画面からPCをリセットする
ログイン画面からPCをリセットして、Windows10を修復することもできます。
ステップ1.WinREに入る
PCを起動して、サインイン画面に入ります。ログインしている場合は、キーボードのWindows + Lキーを押してサインイン画面に入ることができます。
次に、Shiftキーを押しながら、サインイン画面で「電源」→「再起動」をクリックして、Windows回復環境で再起動します。
ステップ2.PCをリセットしてWindows 10を修復する
次に、「トラブルシューティング」→「このPCを初期状態に戻す」をクリックし、方法1に示されているオプションのいずれかを選択して、PCを通常の正常な状態にリセットします。

3.Windows 10回復ドライブ/インストールメディアでPCをリセットする
Windows 10 PCが正常に動作せず、サインイン画面が表示されない場合は、Windows 10の回復ディスクやドライブを接続して、そこからPCを起動します。
WinREに入った後、「トラブルシューティング」→「このPCを初期状態に戻す」をクリックします。
方法5.「システムの復元」でWindows 10を修復する
まずWindows 10回復環境に入り、Windows 10の詳細な起動メニューを開いてください。
ステップ1.方法1と同じ3つの方法で、Windows 10の「詳細オプション」ウィンドウにアクセスできます。
ステップ2.「詳細オプション」ウィンドウで、「システムの復元」をクリックすると、PCが再起動します。
ステップ3.アカウント名を選択し、アカウントのパスワードを入力します。そして、「続行」をクリックします。
ステップ4.次に、システムの復元ポイントを選択し、ポップアップの指示ウィンドウに従って、Windows 10の修復と復元のプロセスを実行します。

方法6.BootRecコマンドを使用してWindows10の起動の問題を修復する
Microsoft Bootrec.exeツールを使用して、Windows 10の起動の問題を修復することもできます。
ステップ1.Windows 10 PCが起動しない場合は、修正プログラム1のガイドに従って、Windows回復環境に入り、「詳細オプション」で「コマンド プロンプト」を選択し開きます。
ステップ2.そしてbootrec.exeと入力し、Enterキーを押して、BootRecツールを開きます。
ステップ3.次に、以下のコマンドラインを入力して、Windows 10の起動の問題を修復します。各コマンドラインを入力した後、Enterキーを押してください。
- Bootrec /fixmbr
- Bootrec /fixboot
- Bootrec /rebuildbcd
方法7.Windows 10を再インストールして修復する
以上のすべて対策がうまくいかない場合、最後の手段-Windows 10を完全に再インストールすることを試してください。
CD/USBドライブなしでWindows10を再インストールする方法、USBドライブ/CDから再インストールする方法、そしてデータを失わずにインストールする方法については、以下の記事で詳しく解説しています。
すぐに使用できなくなるわけではありませんが、将来的なソフトウェア対応や安全性を考えると、長期的にはWindows 11への移行も検討してください。
無料でデータを失うことなくWindows 10を修復する方法
どのようなエラーがあっても、以下のこの方法を使用して、PCから失われた・削除されたファイルを回復できます。
MiniTool Power Data Recoveryは、Windows向けの無料・安全なデータ復元ソフトです。PCが起動できない、コンピューターが破損したなどの理由で削除・紛失したファイルを簡単に復元できます。また、PCの内蔵ハードディスクだけでなく、外付けハードドライブ、SSD、USBドライブ、SDカードなど、ほとんどのストレージデバイスからデータを復元できます。
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ステップ1.Windows 10パソコンのハードディスクをスキャンする
MiniTool Power Data Recoveryを開いて、失われたデータを含むパーティションを選択し、「スキャン」をクリックします。または、「デバイス」タブをクリックして、ディスク全体をスキャンすることもできます。

ステップ2.Windows 10パソコンから失われた/削除されたファイルを復元する
データスキャンプロセスが終了したら、スキャン結果を確認します。必要な失われた/削除されたファイルにチェックマークを付け、「保存」ボタンをクリックして新しい保存先パスに保存します。
「検索」、「フィルター」機能をクリックして、名前、拡張子、サイズ、日付などで削除/失われたファイルをすばやく見つけることもできます。

まとめ
Windows 10が起動しない場合は、まず「スタートアップ修復」→「SFC/DISM」→「chkdsk」の順に試します。「このPCを初期状態に戻す」「システムの復元」「BootRecコマンド」も有効な選択肢です。すべて改善しない場合は「Windows 10の再インストール」が最終手段となります。
修復中に誤ってデータが消えた場合は、MiniTool Power Data Recoveryで復元可能です。
MiniTool製品の使用中に何か問題がございましたら、[email protected] にお問い合わせください。